株式会社Wondershakeが運営する「LOCARI」は、女性をターゲットに、ファッションやビューティ、ライフスタイルに関する情報を発信するメディア。リリース以来多くのユーザーに支持され、現在アプリは700万DLを突破し、女性メディアとしては国内最大級の規模を誇ります。
メディアアプリ「LOCARI」:https://locari.jp/
直近は、ECサイトオープンや天気占いコンテンツスタートなど多角的なアプローチを展開。女性の生活に根付くインフラ的なサービスを目指しており、まさに転換期を迎えています。
事業の多角化を推進すると必ず直面するのが人材不足です。Wondershakeの場合、重要ポジションであるプロダクトマネージャーが不足する事態に。解決するためにシューマツワーカーを利用し、結果優秀な人材を獲得。2,000万円という大きな収益改善を達成しました。
どのようにして優秀な人材を獲得し、どのように活用したのか、同社のLOCARI事業部 プラットフォーム部 部長の山田光氏に伺いました。
プロダクトマネージャーが不在に。正社員を採用するにも、じっくり探している時間はなかった
――シューマツワーカー導入の経緯を教えてください。
もともとは私がプロダクトマネージャー的なポジションを担当していたのですが、部長に就任して以降プロダクトを見れなくなったんです。
なので、代わりにプロダクトマネージャーを担当する方を探し始めました。正社員を採るなら焦らずじっくり探したいのですが、採用に時間をかけては事業成長の機会を逃してしまいます。スピード感を重視し、プロダクトマネージャーは外部の方に依頼しようと判断しました。
シューマツワーカーはメディアを通じて知りました。これまでになかったサービスだなと思って興味を惹かれたんですが、特にエンジニアやデザイナーだけでなく、マーケターやそれこそプロダクトマネージャーなど、ビジネスサイドのカテゴリもあるのが新鮮でしたね。
まず、サービスを知るためにエンドユーザーとして登録してみて、その後Wondershakeとしても契約しまし、デザイナーを採用しました。
――実際、シューマツワーカーを利用してみていかがでしたか。
スキルセット・マインドセット共にレベルの高い人材が揃っていると感じましたね。一般的な転職市場には出てこないような方が多いなと。今回プロダクトマネージャーを募集するにあたり、妥協したくなかったので条件をかなり絞ったんですが、3~4名の応募がきて、その中から1名契約に至りました。
そもそもプロダクトマネージャーを担える人材の母数自体が少ないなかで、条件に合致する方をスピーディに採用できる媒体はなかなか無いと思います。
――副業社員を採用するにあたり、懸念点はありましたか。
懸念点や不安に思うところは特になかったですね。もし支障が出た場合は契約を解除すればいい話なので、まずはやってみようかと。
今振り返って良かった点としては、最初は少量のタスクから始めていただき、徐々に仕事を増やすという体制を敷いていたので、特に問題なくジョインしてもらえました。
想定以上に優秀な副業社員を獲得。定量・定性面ともに好影響が
――実際、副業社員を採用していかがでしたか。
一緒に働いてみると、想定以上に優秀な方で驚きました。初日から高いキャッチアップスキルを発揮されていましたね。スタートアップ・大手ベンチャー双方に携わっていて、事業責任者もやられているような方で、即戦力として活躍していただいています。
――具体的にどのような業務を任されていますか?
主にKPI指標の再構築(重要KPIをあげるにあたっての間接KPIの見直し)と、再構築したKPIに基づく立案、開発チームへの依頼など、一般的なプロダクトマネージャーが担当するような業務をほぼ全てお任せしました。
業務を依頼してから、わかりやすく事業改善されましたね。例えば、見直してもらったKPIの一部では300%達成、年間2,000万円レベルで収益を改善してもらえました。想定以上の成果を出していただけて感謝しています。
また、定性面でも良い影響が多数出ています。外部だからこそ誰よりもプロダクトを客観視できるので、自分たちだけでは気づけない課題を多数指摘していただきました。
プロダクトマネージャーを外部委託するのは、事業改善を推進するにあたり悪くない手法だなというのが実際やってみて感じたところです。
また、その方は本業では事業責任者を担当されているので、私と視座が近く、現役の事業責任者同士で生きた情報を交換できるのもとても良いと思いました。
情報交換できるのは副業する側にもメリットがあるので、お互い良い関係を構築できているかなと。
コミュニケーションの齟齬が起きないよう、事業の目的・ゴールを全て共有
――副業社員とはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
基本的には、週1回、オンラインか面談で打ち合わせをしています。進捗確認というよりも、関係構築やコミュニケーションを取ることを目的に実施しています。
それ以外ではSlackでコミュニケーションを取っていますが、齟齬が起きたことはないですね。齟齬が起きるのはそもそもの目的やゴールに対する認識がズレている場合が多いと思うのですが、当社の場合は社員に目的・背景・ゴールを全て開示するスタンスで、外部の方であっても同じように情報共有していたというのが大きかったと思います。
――最後に、シューマツワーカーに期待していることを教えてください。
引き続き、人材の質の高さにはこだわっていただきたいですね。あとは、コミュニティ的な付加価値があるとなおいいですね。
同じような課題感を持つ者同士で繋がりを持ち、成功体験やノウハウなどを共有したいというニーズは絶対あるはずです。クライアント側だけでなく、エンドユーザー側にも同じことが言えますよね。
利用者の属性ごとにコミュニティが形成されれば、シューマツワーカーを利用するメリットが高まると思います。