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目的は組織の可能性の最大化。じげんの外部人材の活用戦略とは
住まいや旅行、仕事といった多岐にわたるライフメディアプラットフォーム事業を展開する、株式会社じげん。2018年に東証一部への株式変更・20件近いM&Aの実施に伴う体制変更を経て、社外人材の活用が進み、今では社員と外部人材の比率が4:6の部署もあるという。そんな「じげん」の外部人材活用の成功事例や独自の採用戦略とは
2021.03.09
2019.07.18
パーソナルトレーニングジムのポータルサイト「Fitmo!(フィットモ!)」を運営する株式会社OLIVA。
健康志向の高まりから、パーソナルトレーニングを受ける人数は年々増加。しかし、独立したフィットネストレーナーは集客の手段がないため、収入が安定しないという課題も。Fitmoは、そのようなパーソナルトレーニングジムと運動をしたい人を結びつけるプラットフォームを提供している。
ポータルサイトをリニューアルするタイミングでシューマツワーカーに出会ったというCTO /COOの藤井亮助さん。実際にシューマツワーカーを利用した感想を伺いました。
Contents
――シューマツワーカーを知ったきっかけを教えてください。
知り合いのベンチャー企業の方から教えていただきました。サービス内容を聞いて、すぐにいいなと思いました。ちょうど、システム開発のタイミングで3ヶ月くらいのプロジェクトを手伝ってくれる人材を探していたところだったので
――利用に踏み切った理由はなんでしょうか。
デザイナーやエンジニアを探していたのですが、クラウド型のサービスだとスキルの高い人が少ないため利用は難しい。とはいえ、第一線で活躍しているプロフェッショナル人材は、すでに他社で正社員として採用されているからコミットしてもらうことはできません。
フルコミットでかつフルスタックにスキルのある人に業務委託やフリーランスとしてお手伝いしていただくという選択肢もありますが、そういった方は高い単価で、レベルの高い案件や技術、長期的な雇用を求めるのでなかなかマッチせず。
シューマツワーカーは、そういった「スキルのある人を中期的なプロジェクトで採用したい」という弊社のニーズにマッチしていたため利用することにしました。
――副業社員はリモートがメインになりますが、懸念材料になりましたか?
ふだん他の仕事をされているので、「日中にまったく連絡が取れないのでは?」とか「本業が忙しくて予定通りに進まないかもしれないのでは?」などの不安要素はありました。しかし、実際の稼働状況はとてもいいですね。
レスポンスもめちゃくちゃ早くてびっくりしました。すぐに回答できない場合も、「別の作業をしているので、いつまでにお返事します」と返事が返ってくるので助かっています。スキルももちろんですけど、リモートの場合はそういうレスポンスも大事だと思います。
――コミュニケーションはどのようにとっているのでしょうか。
コミュニケーションはSlack、タスクはTrelloを使っています。
対面の打ち合わせもあります。絶対に週1回ミーティングする、というよりは相手のスケジュールにあわせて必要に応じて設定するようにしていますね。新しい案件を渡すときは、内容をすり合わせる必要があるので、かならず対面で打ち合わせするようにしています。
――どういった業務をお願いしていますか。
採用したのはデザイナー、フロントエンジニア、サーバーサイドエンジニアの3名。デザイナーとフロントエンジニアにはユーザ向け画面のデザインとフロントコーディングを担当してもらいました。サーバーサイドのエンジニアには、社内のメンバーや提携しているジムの方がジムの掲載ページを作成・編集できるような管理画面の開発をしてもらいました。
――副業社員を採用し、具体的にどういった面が改善されましたか。
デザイン面は大きく改良されましたね。もともと「Fitmo」は、筋トレ・ダイエットをテーマにした記事メディアだったんです。そのときは完全に男性をターゲットにしていたので、デザインもシンプルで男性向けでした。
そこから、パーソナルトレーニングジムのマッチングサイトにリニューアルすることに。パーソナルジムの利用者は女性も多いので、男性だけでなく女性もターゲットとしたデザインに大幅変更する必要がありました。副業社員のデザイナーさんとはどういうユーザーを想定しているか、ビジネスモデル的にどうか、といった設計の段階から入ってもらい、期待していたデザインに仕上げていただきました。
――コスト面ではいかがでしょうか。
最初にシステムを作るときに受託会社に依頼しようと思っていたんですが、そのとき提示してもらった見積もりは、デザインや管理画面の作成を入れないで250万円でした。そちらを断り、社内リソースとシューマツワーカーの副業社員の方でデザインも管理画面の作成も込みで約150万円に収まりました。結果、当初の予算より半額以下にコストカットできています。
――最後に、今後シューマツワーカーに期待することがあれば教えてください。
今はプロジェクト単位で仕事を依頼していますが、継続的にお仕事をお願いする場合もあるかと。十分良心的な料金プランですが、長期的に利用する場合のプランも作っていただけたらより利用しやすくなると思います。
(取材、文:橋本岬、写真:海老根里実)