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これからの時代に、副業人材・業務委託人材の活躍は必須!株式会社Bridge様インタビュー
2024.09.20
2024.10.21
近年、働き方の多様化が進む中で、フリーランスという選択肢を選ぶ人が増えています。しかし、実際にフリーランスとして働くとなると、収入面や将来への不安、スキルアップの方法など、さまざまな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
今回は、複数社の営業職を経て独立後に動画クリエイターに転身した中川和さんに、フリーランスとして働くリアルな体験談を伺いました。会社員時代とのギャップや、実際に直面した課題や乗り越え方など、独立5年目のリアルな声を赤裸々に語っていただきました。
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―― 中川さんは現在、フリーランスの動画クリエイターとして活躍されていますが、もともとは営業職だったとお伺いしました。
中川: そうなんです。新卒で入社した会社で8年間、B2C営業を経験しました。フリーランスとして独立するまでは、ずっと営業一筋でしたね。
―― 転機はいつ訪れたのでしょう?
中川: 2019年ですね。勤めていた会社で給与が支払われなくなるという事態が発生してしまって。これはもう独立するしかない、と腹をくくりました。
―― そこから、なぜ動画クリエイターに?
中川: 営業職として独立して半年後くらいに、世界的にコロナ禍に突入してしまって。従来通りの営業活動が難しくなってしまったことが、大きな転機になりました。
そんな時に、以前から親交のあった社長から「YouTuberになりたい」という夢を打ち明けられたんです。
―― すごいタイミングですね!
中川: ええ(笑)。「パソコンに詳しいのは、周りで中川くんしかいないから、ちょっと手伝ってよ!」と頼まれて。そこからあれよあれよという間に、パソコンを買い揃え、動画編集の勉強を始めることになりました。
―― 独学でスキルを習得されたということですが、大変ではありませんでしたか?
中川: いやあ、最初は本当に手探り状態でしたね(笑)。動画編集ソフトの使い方も全く分からない状態からのスタートでしたから。
―― 独学で動画編集を習得し、フリーランスとして活動を始めた中川さんですが、当初は苦労もあったのではないでしょうか?
中川: そうですね。最初の頃は、とにかく実績が欲しくて、破格の値段で仕事を受けていました。20分の動画編集を400円で請け負っていたこともありましたよ。
―― えっ、それは…かなり安いですね…。
中川: ええ(笑)。今振り返ると、信じられないような単価ですよね。でも、当時は相場も分からなかったですし、とにかくがむしゃらに仕事をしていました。
―― その後、どのようにして単価アップを実現されたのでしょうか?
中川: 単価アップのきっかけは、ある程度仕事の実績が積み上がり、自信がついてきた頃に訪れました。それまで400円から始まり、高くても5000円単価の案件ばかり受けていたのですが、「もっと自分のスキルに見合った報酬が欲しい」という思いが強くなり、思い切って1万円以上の案件にも応募するようになったんです。
最初は不安もありましたが、これまでの経験で培ったディレクション能力やコミュニケーション能力を評価いただき、高単価の案件を獲得できるようになっていきました。
また、既存のクライアントとの信頼関係を深める中で、「なぜこんなに安い単価でやってるの?」と、心配されることすらありました(笑) そこで、自分の市場価値やスキルに見合った適切な報酬額についてリサーチして見直しを図り、新規案件の営業の際にきちんと説明する機会を設けるようにしたんです。
―― 中川さんの人柄が伝わってきますね(笑)。営業職の経験は、動画クリエイターとして活動する上で、どのように活かされていますか?
中川: クライアントワークでは、コミュニケーション能力が非常に重要になります。相手の要望を丁寧にヒアリングし、こちらの意図を分かりやすく伝える。そうした基本的なコミュニケーションスキルは、営業職時代に培われたものだと感じています。
―― 中川さんは、数あるフリーランス向けのサービスの中から、なぜ「シューマツワーカー」に登録しようと思ったのですか?
中川: 実は、シューマツワーカーに登録したときは、ちょうど大きな仕事が契約終了になったタイミングだったんです。収入源を確保するために、何か新しいことを始めたいと考えていました。
いくつかのサービスを比較検討する中で、シューマツワーカーは、動画編集やSNS運用など、自分のスキルとマッチする案件が多かったこと、そして、報酬の支払いサイトがしっかりしているという印象を持ったことが決め手となりました。
―― 案件を選ぶ際には、いくつかのポイントを意識しているとお伺いしましたが、具体的にはどんな点でしょうか?
中川: 報酬額や仕事内容ももちろん大切ですが、一番重視しているのは「誰と仕事をするか」ですね。気持ちよく仕事ができるかどうかは、一緒に仕事をする人によるところが大きいと思っています。
幸い、これまでのクライアントで、トラブルになったケースはほとんどありません。それは、依頼を受ける前に、できる限り相手のことを理解しようと努めているからです。
―― 具体的にはどんなことをするのでしょうか?
中川: メールやメッセージでのやり取りだけでも、相手の「人となり」は見えてくるものです。例えば、依頼内容が漠然としていたり、高圧的な態度が見え隠れするクライアントとは、良い仕事ができませんでした。
逆に、依頼内容が具体的で、こちらの意見や提案にも耳を傾けてくれる柔軟性を持った方とは、スムーズに仕事を進めることができ、結果的に良いものが出来上がることが多いですね。
―― フリーランスとして、充実した日々を送っているようにお見受けしますが、中川さんの今後の目標やキャリアプランについて教えてください。
中川: ありがとうございます。そうですね、将来的には「仕事をしなくても生活できる状態」を築きたいと考えています。
そのためにも、今後は、自分が持っているスキルや経験を活かして、仕組み化や自動化を進めていきたいと考えています。
―― 具体的には、どのようなことを考えているのでしょうか?
中川: 例えば、オンラインサロンや講座などを開催して、自分が持っているノウハウやスキルを多くの人に提供したり、システムを導入して、より効率的に業務を回せるようにしたり…。
もちろん、そのためには、さらにスキルアップや自己研鑽も必要不可欠だと思っています。
―― 最後に、会社員からフリーランスへの転身を考えている方に向けて、メッセージをお願いします。
中川: フリーランスは、自由で魅力的な働き方ですが、その反面、収入の不安定さや自己管理の難しさなど、乗り越えなければならない壁も存在します。
「フリーランスになれば、簡単に稼げる」といった甘い言葉に惑わされることなく、しっかりと情報収集を行い、計画的に準備を進めることが大切です。
具体的には、
これらのことを意識することで、フリーランスとして成功する確率は高まると感じています。
コロナ禍という未曾有の事態を、自身のキャリアを大きく転換させるチャンスに変えた中川さん。穏やかな口調の中にも、揺るぎない覚悟と行動力が伝わってきました。人生の舵を自分の手に握り、未知の世界へ飛び込むことを選んだ中川さんの姿は、まさに「フリーランスという働き方」の可能性そのものを体現していると言えるでしょう。