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エン・ジャパン株式会社の新規事業 pasture チームが副業社員と一緒に働く理由
エン・ジャパン株式会社の新規事業「pasture(パスチャー)」のチームでは、シューマツワーカー…
2020.01.30
2023.05.31
岩手県のWeb制作会社、有限会社ライフアシスタンスカンパニー様。役員・社員3名で、常時およそ100社の顧客企業の、ホームページ構築と運営を支援しています。
お悩みは、地元でIT人材の採用ができないこと。都心部のWebエンジニア・デザイン企業と契約したり、個人のフリーランスと直接契約するなど、様々な方法を模索してきましたが、いずれも課題が発生。そんな中で、シューマツワーカーの副業人材サービスに出会いました。
今回は、シューマツワーカーから紹介された副業Webデザイナーの活躍により、新たな「チームとしての働き方」を切り拓き、事業としても成功されているライフアシスタンスカンパニー 代表取締役 千葉英男様、取締役・企画営業部長 峰川みゆき様にお話を伺います。
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ーー事業について、まずは教えていただけますでしょうか。
千葉)20数年前、ライフアシスタンスカンパニー創業当初は、パソコンスクールをやっていました。当時はまだ、”パソコンに触れる”こと自体が、今ほど身近なことではなかったんですね。そのときに、東京と岩手ではITの差があると痛感し、企業のIT化に向けたセミナーなどを行うことを事業化していきました。6年目くらいからホームページの相談が増え、ホームページの制作と運営が事業の柱になりました。
ーー今、力を入れていらっしゃるのは、どういった部分になりますか?
千葉)ライフアシスタンスカンパニーのサービスの特徴は、プラン体系なんです。基本的にお客様が契約されるプランは、月額の定額支払いで、2年間。ホームページ制作と運営・・・と考えると、あまりないプラン体系ですよね。
普通なら、ホームページを70万円〜100万円でホームページを作成し、あとは見積もりを都度とって、少しずつ更新、という形です。でも、その形だと、少しずつホームページの更新が止まってしまうんですよね。
峰川)私たちは、その「更新が止まる」というのが本当に残念だと感じていて。
千葉)どうすれば、企業様に無理なく更新していってもらえるのか。そう考えたときに、最初の70万円といった制作費をもらわずに、それを2年間にうすく伸ばしていって、「定額払い」ということにしたんです。
ーー2年間という期間の契約が、基本プランなのですね。
千葉)都度見積もりなど、余計な作業を挟まずに、その2年間は「ホームページをどうやってより良いものにしていくか」「どういう情報を更新していくと良いか」など、内容を考えることに集中できます。
弊社のキャッチコピーが「お客様の宝物のタネを蒔こう」なんです。企業様と定期的な打ち合わせを通して、ご本人さまたちでさえ気づいていないような”宝物のタネ”を見つけ、そしてホームページやSNSで世界に種を蒔いていく。それが私たちの価値。お客様と長く、継続的にお話していると、「こんなところがあるんですね!」「こんな事業もなさっていたんですか!」という発見がいろいろあります。
峰川)「こんな情報が、ホームページ制作に役に立つだろうか」と、経営者の方が初めのうちは、口にしないでいる情報も、2年以上のおつきあいしていくと、よく知ることができます。企業様の”宝物のタネ”は、人であったり、技術であったり、モノや資産であったり、取り組みであったり、さまざまです。
ーーそれを、企業ホームページの制作にも生かしていくんですね。御社にホームページ制作を依頼される企業様としては、ホームページに対して、どういうニーズやリクエストが多いのでしょうか?
峰川)最近では、継続的な人材採用のためのホームページの改善のご相談が多いです。ホームページを更新する目的は、企業様によって本当にさまざまなので、このあたりはしっかりとヒアリングします。その目的によって、「この情報も掲載した方がいいですよ!」というタネをたくさん見つけていきます。打ち合わせの中で、経営者の方が、ぽろっとヒントをおっしゃったりするんです!
ーーそれこそ宝物なんですね!
ーーライフアシスタンスカンパニー様のお客様は、ほとんどが地元の企業様ですか?
峰川)はい。他県の方もいらっしゃいますけど、基本的には地域の企業様が多いです。
ーー地元で事業を継続してこられた中で、感じておられる課題などはありますか?
峰川)人がいなくて! 人材を採用するのがとても難しいです。
千葉)地方にはホームページ作成等のスキルを持っている方がなかなかいなくて。ハローワークにももちろん出しましたし、都心部の大手人材エージェントの媒体にも掲載しました。「良い方に出会えていない」という課題というよりは、地方のIT人材自体が、あまりいないのだろうなというのが実感です。
峰川)なので、シューマツワーカーに出会えてよかったなぁと感じています! その話もここからしていきましょう。
千葉)していきましょう。
ーーありがとうございます! でも、シューマツワーカーに出会う前から人材の課題はあったと伺ったんですが、それまでは、どういう形で解決されていたのですか?
千葉)東京や大阪のWebエンジニア・デザイナー会社と契約していました。でも、そうした会社との契約は、案件ごとに発注をして、案件が終わったらその企業との契約も終了。次の案件が入ったら、その案件のために新しい企業や担当者と仕事を一からはじめるという形が基本なんですね。関係性も情報も持続せず、蓄積していかないことに課題を感じていました。
峰川)それに東京や大阪のWebエンジニア・デザイナー企業では、企業担当者が変わることもしょっちゅうで。担当者がやめてしまわれることもかなりの回数ありました。そうすると、担当者とも、また一から関係性をつくって、理解をしてもらわなくてはなりません。
ーーなるほど。そういう課題があったんですね。
千葉)シューマツワーカーの場合は、副業メンバーの稼働は、案件ごとではなくて、ずっと継続します。ですから、ノウハウも蓄積しますし、提案もいただけるようになります。
お客様との定期打ち合わせに、オンラインで参加してもらっている副業メンバーもいます。そうすると、お客様に関する情報も蓄積されていきます。その場で「こういうレイアウトもいいんじゃないですか」と副業メンバーから提案してくれたり。
峰川)わからないことも、その場でお客様に確認してもらえますし。「これってこういうことで良いですか?」「あ、そこは違います」といった会話で、イメージのすり合わせができていきます。そういうところがすごく良いんです!
ーーもともと、シューマツワーカーをお知りになったきっかけはなんでしたか?
千葉)峰川がずっと言っていたんです。単発のスキルマッチングサイトでもなくて、案件で依頼する企業のアウトソース会社でもなくて、「継続的に、時間給でお願いできるような、副業や業務委託の人材のマッチングサービスってないのかしら?」って。そして僕としてはずっとそういうサービスをさがしていて、ある日、シューマツワーカーの情報に行き当たったんです!
「これはおもしろいぞ!」とすぐに思いました。こういう働き方(副業)は今後伸びるだろうとも思いましたし、今の世の中にマッチしていると思いました。
峰川)これまでWebエンジニア・デザイン企業とやりとりしていたときには、依頼する案件の部分的な指示書や依頼書をもとに、見積もりのやりとりをしてという形だったんですが、一気にそれがなくなった! と思いました。もっと、チームの一員のようにいろんな案件を一緒にやってくれる仲間のような存在が、シューマツワーカー経由で入ってくれている副業メンバーなんです。
峰川)それから、個人との直接契約ともちがって、シューマツワーカーが間に入っているというのも安心材料です。個人のフリーランスエンジニアの方から、契約しませんか・採用してくれませんか、というメールはよく弊社にも来るんですが、相手の方のスキルや技術力など未知数な中で採用するのは、リスクが大きいんですよね。また、経験上、突然連絡が途絶えてしまったりといったトラブルも、個人の方との契約では起こりがちだと感じていました。
千葉)経営的には、案件ごとに人を探すやり方では先のコストを見込めないという難しさがあるのですが、継続的な契約だと、その見込みも立ちます。その上、長く一緒にやっていくことでノウハウや情報が蓄積していき、クオリティも上げていくことができる、というメリットもある。
ーーなるほど。シューマツワーカーとのやりとりが始まって、稼働し始めたのが、現在も稼働が続いている副業デザイナーですね。
千葉)はい。シューマツワーカーから話を聞いてみた段階で、仕組みはすごくいいなと思って、あとは、どういう方が来るかなというところを気にしていました。スキルも求めていた条件に合い、コミュニケーションもうまくやりとりできる、良い方を紹介していただけました。
ーー受け入れに当たって不安などはありませんでしたか?
千葉)頼む仕事はスキルもチェックしながら、少しずつ増やす・・という工夫はしましたが、不安は全くなかったんです。いろんな方と働いてきたので、一緒に仕事を始める、という部分には慣れていますから。
峰川)むしろ、副業メンバーの方も不安を感じていらっしゃるかなと思って、働き方のすり合わせはしっかりとやっていきました。副業メンバーとは長くやっていきたいというのもあって、本業や他の仕事との兼ね合いで忙しいときに、私たちからの依頼を断りきれず無理して働いて、体を壊してしまう・・・ということがいちばんよくないと思っています。ですから、チャットでも、ミーティングでも、よくそのことを伝えます。対等な立場として、しっかりお互いの状況を伝え合いながら、無理なく、仲間として一緒にやっていきたいということを、ですね。
「相談できる」ということを大事にしたいんです。もし「今回、この仕事を受けるのが難しい」となったら、別の方法を一緒に考えることができますから。だからまずは言ってほしいと思っています。
ーー実際に、そういう相談が副業メンバーからされることもありますか?
千葉)それはもちろんあります。「このボリュームでこの期間では難しい」という相談をもらって、「じゃあこうしたらどうでしょう」と一緒に考えることも、よくあります。
峰川)実は、副業メンバーとは、案件のスケジュールも共有しているんです。私たちの明日の予定、来月の予定、そして顧客企業との打ち合わせ日程。だから、いつが打ち合わせなので、であれば、これを終わらせるのはいつまでにやるのが良いか、という提案や相談を重ねながら進めるケースも多いです。
最初、今日から稼働がスタートします、という日には、オンラインでオフィスのルームツアーをしました。オンラインのミーティングでは相手の空間ってわからないですから。ライフアシスタンスカンパニーはこんな事務所で、メンバーはこんなふうに座って仕事していますよ、とか、喋りながら社内を全部映してお見せしました。
大きな会社に勤めていらっしゃるメンバーもいて、本業や他社とは、職場の雰囲気が全然ちがうかもしれないと思い、少しでも馴染んでもらえたらいいなと思って。
ーーそれは雰囲気もよく伝わるでしょうし、良いアイデアかもしれませんね。副業メンバーと働くのがうまくいきそうだ、という実感は、どれくらいで得られましたか?
千葉)わりとすぐに、数ヶ月も経たないうちに「うまくやっていけそうだ」と感じました。
峰川)佐藤さん(シューマツワーカーのカスタマーサクセス担当者)のおかげだと思っています。良い方をマッチングしていただきました!
ーーその後、副業メンバーはもう1名増えて、御社は岩手県ですが、メンバーは沖縄、横浜だと聞いています。その距離というのは、今のところ問題になることはないですか?
千葉)全くないですね。むしろ、各地のお話が聞けて楽しいです。
峰川)私たちから、こんなに雪が降ったとか、氷が張ったとか、白鳥がきたと写真を送ると、「すごいペリカンですね」「白鳥です!」と会話が生まれたり。
ーー副業メンバーとお付き合いいただいて1年くらいになりますが、1年間を振り返ってみられて、いかがでしたか?
千葉)想像以上にいろんなものをいただいている感覚があります! 本業でやっている最新情報を教えてもらったりもしていて。「こういうやり方もあるんだ」という発見をもらっています。具体的には、デザインのコンセプトシートの作り方を教えてもらったりして、良いところはどんどん取り入れたいと思ってるんです。
峰川)月に一度、副業メンバーも含めて全員での知識共有会義をやっています。今こんな技術やツールを使っているとか、これが便利だったとか。情報を交換し合いながら、お互いに勉強したり。顧客企業について相談したり。副業メンバーにもいい刺激になっているようです。お互いに成長できるいい関係を作っていきたいと思っています。
千葉)副業メンバーは、うちの会社の未来を一緒につくっていくメンバーだと思っています。なかなか出会えないような方と出会えて、一緒に進んでいけるというのは、本当に嬉しいことです。
ーーシューマツワーカーを使っていることでのメリットはありますか?
峰川)シューマツワーカーが間に入ってくれるという仕組みが、企業として安心感があるのはもちろん、働く方にとっても良いことだなと思っています。企業側にうまく自分の要望を伝えられないような方でも、シューマツワーカーが間に立って企業にフィードバックしてくれるわけです。企業としてもフィードバックをいただいて、直すべきところを直してすり合わせて、持続的な関係をつくっていけるのは、前向きで素晴らしいことだと思っています。
「副業人材が守られている」というのは、お付き合いする企業としても、ありがたいことだと思っています。
千葉)心強いですよね。
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ライフアシスタンスカンパニー様のお話をヒントに、
✔️本業で活躍しているレベルの優秀な副業人材を探したい
✔️自社の抱えている課題を解決できる経験を持った副業人材を探したい
という企業様は、ぜひお問合せ、ご相談ください(相談は無料です)。
シューマツワーカーでは、約 43,000人(2023年6月時点)の豊富な複業人材データベースから、企業様のご希望に沿った人材をご紹介するだけでなく、副業メンバーとして働き始めたワーカー様と企業様に伴走したサポートをご提供しています。お気軽にお問合せください!
最後までお読みいただきありがとうございました。