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IoTスタートアップでマーケティングの立ち上げを担った“副業人材”への期待|株式会社obniz様
企業のIoT活用を前進させる「IoTプラットフォーム」を提供する株式会社obniz(オブナイズ)様。マーケティングやデザインの領域で副業人材の活用を始めています。今回は、株式会社oobniz 事業部執行役員の川崎様と、デザイナーでマーケティング・PRと開発部門を兼務する和田様に、副業人材活用についてお話を伺いました。
2023.12.06
2024.08.16
企業名 | LAPRAS株式会社 |
インタビューに答えてくださった方 | LAPRAS SCOUT BtoBマーケティング責任者 遠藤 奨様 |
業種・業界 | IT・人材業 |
従業員数 | 40名 |
副業人材の職種 | コンテンツマーケター、デザイナー |
Contents
ー まずは事業について教えていただけますでしょうか。
弊社では、LAPRAS SCOUTとLAPRASという2つのサービスを展開しています。
LAPRAS SCOUTは、ITエンジニアへのダイレクトスカウティングサービスです。企業の人事担当者、採用に従事する開発者に提供しているサービスです。
LAPRASは、ITエンジニアの方向けの、市場価値を測るサービスです。各種SNS連携により技術力が測定できたり、自動でプロフィールを作成したりできます。技術記事をAIでスコアリングする機能もございます
私は現在はLAPRAS SCOUTを主に担当しており、BtoBマーケティングの責任者をしています。
ー 事業の中で課題だったことはありますか?
LAPRASではホラクラシー組織という組織体制をとっています。これはざっくり言えば社内にある課題(ひずみ)ごとにサークル(組織)やロール(役割)を各メンバーが主体的に設計、社員の肩書きに関係なく課題(ひずみ)を解決していくというものです。
40名弱くらいの組織で、大小さまざまなサークルが存在しています。ビジネス側だけで大きく5サークルくらいあり、各メンバーが役割を限定せず、課題(ひずみ)を自ら提案し、組織を可変的に設計しています。
こうした組織であることによって、組織をダイナミックに、ボトムアップ式に変えていきながら課題に向き合うことができています。
ー そんな先端的な組織の中で、どういった経緯で副業メンバーを採用することになったのでしょうか?
実はこのホラクラシー組織の中で、いくつもの課題に横断的に必要となる”スペシャリスト”の役割に、業務委託や副業メンバーの力を借りることが多いんです。
例としてコンテンツ作成のスペシャリストの方です。
マーケティングやカスタマーサクセス、営業のように課題が多方面にあり、ホラクラシーではサークルが分かれてしまっているような場合でも、共通してコンテンツ制作が必要になる、というケースです。
組織の共通課題で必要となる役割を担ってもらうことを、業務委託の方・副業メンバーに期待しているんです。
ー その場合に、御社ならではの「副業メンバー」に求めるスキルや力などありますか?
柔軟性は重要だと考えています。スキルにおけるキャパシティと言えるかもしれません。
例えばコンテンツならば、マーケティング観点が必要な依頼もあれば、セールスの文脈でコンテンツを考えてもらう必要が出てきます。そういった柔軟性ですね。コンテンツ担当の副業メンバーは、シューマツワーカーからの紹介で入ってくれています。
ー シューマツワーカーに声をかけていただいたきっかけは何でしたか?
私の入社前からシューマツワーカーの副業メンバーがいたんです。その方はデザイナーで、私も一緒に働いていました。デザイナーとしてのスキルはもちろん、非常に柔軟性が高い方で、優秀でした。
その経験があったので、今回、コンテンツ副業メンバーを募集する際にも、シューマツワーカーならば弊社に合った良い方を紹介してもらえるのではと考えました。
ー シューマツワーカーに相談してみてから、どうなりましたか?
シューマツワーカーの営業担当者に連絡して、1週間程度で候補者の方を紹介していただきました。1ヶ月後には稼働がスタートしていました。スピード感はよかったと思います。
ー 副業メンバーの方のどのような点を評価しておられますか?
ライティング実績とマーケティングの知見のバランスです。弊社の場合、多様な部署からの依頼が来る可能性があるので、それに対応できる柔軟性がやはり重要です。
ライティングメンバーが入ってきて5〜6ヶ月程度が経っていますが、副業メンバーが主導して業務を進めていただいています。企画は私が担当しているものの、記事の編集やライターさんへのディレクション、メディアへのリリースまで担当いただいており、今後は分析などもメインで担当していただきたいと考えています。
コミュニケーションは通常はチャットツールで行い、週に一度、ミーティングを実施してオンラインでお話しており、スムーズにやりとりできています。ミーティングでお話するのは、メディアのリリーススケジュールや、新しいご依頼内容などです。
ー 実際に副業メンバーが入って、どのような成果がありましたか?
コンテンツマーケティングの一貫でメディアに取り組んでいましたが、記事の量が担保できないのが課題でした。今回入っていただいた方のおかげで、まず記事の量を大幅に増やすことができました。
具体的には、副業メンバーが入るまでは、月に1本程度だったのが、今では月に8本程度、定常的に出せるようになりました。その方が社員を巻き込みながらやってくれていることが、記事量を増やすことのできたポイントです。
工数としては、私がコンテンツマーケティングにかけていた時間をまるっと副業メンバーにお任せできていますから、月に30〜40時間程度は削減できました。その結果、より戦略的な方面に時間を割くことができています。
ー シューマツワーカーでよかったのはどのような点でしょうか?
スキルの柔軟性が高く、弊社にマッチした本当に良い方をご紹介いただいた、というのが大きいです。
コンテンツ担当の方は、柔軟にいろんなことをキャッチしていただけるので、難易度の高い仕事が来ても「この人がいるからお任せすれば大丈夫!」とお伝えさせていただいてます。デザイナーの方は、とにかく素早く納品してくれるので、社内では「この人に任せれば安心!」という評価になっています。
さらに、シューマツワーカーの良さは、スキルの柔軟性の高い方を、ピンポイントで、限定的な工数で雇えることだと思います。ある程度限定的な予算や時間内で課題を解決したい場合には適していると思います。
弊社では人が足りないというより、社内に生じるスキル面の「隙間」をいかに埋めるかの解決策として、シューマツワーカーを活用させていただきましたので、それは非常におすすめです。リソースだけなら業務委託や派遣など多様な選択肢がありますが、ピンポイントな課題に対し、しっかりとしたスキルをもった方に「スキル上の空白地帯」を埋めてもらえる、というのはシューマツワーカーならではです。