元船乗りエンジニアの日常を豊かにした“フルリモート”という働き方

「気づいたら日常の幸福度が、日に日に増していた!」

船員からのジョブチェンジをし、システムエンジニアとして独立。現在、佐賀県の自宅で3社のフルリモート案件を手掛ける遠藤さんは、満面の笑みでそうお話ししてくださいました。苦悩する時代を経て、今の豊かな日常をどのように築いていったのでしょうか。

■プロフィール
遠藤昌平さん(システムエンジニア歴10年)
3社の案件を手掛けるフリーランスエンジニア

元船員が独学でプログラミングを習得し、システムエンジニアへジョブチェンジ

ーー本日はZoomを活用しての取材に挑戦です。PC画面越しですが、よろしくお願いします!早速ですが、これまでのキャリアを教えて下さい。

大学院を卒業後、父が経営する大分県の船舶会社で船員として働いておりました。主に、航路のお客様を増やすために色々なプランニングをして、メディア発信などをして集客していました。

有難いことにお客さんがガバッと増えたのですが、駐車場が足りなくなるなどの課題が出てきまして…。

そこで、せっかく来てくれた方に残念な想いをさせないようにどうしたらいいか考えた結果、システムで駐車場の空き状況が確認できるようにしようと考えました。

とはいえ社内にエンジニアがいるわけでもなく、外注する術もよくわからない…なら自分で作ってみようと、本や動画を参考に独学で習得しました。

当時はプログラミング未経験だったのですが、個人のスキルが大事になる時代だと思っていたこともあって、必死に勉強しましたね。

なんとか空き状況確認システムを作成した後、その流れで会社のホームページやECサイトを制作したりしているうちに、いつの間にか船員からエンジニアになっていました。(笑)

せっかく身につけたスキルなので、それを活用してIT企業さんへフリーランスとして常駐するところから本格的にスタートし、現在まで10年以上エンジニアをやっている流れになります。

ーー元々は船員さんだったんですね!「無かったから自分で作った」とさらっと言えるのカッコいいですね!

SNS上での偶然の出会いでフルリモート案件を開始

ーーまさかの船員からシステムエンジニアへのジョブチェンジ!そこから、フルリモート案件を始めるきっかけなども興味深々です。ぜひ教えて下さい!

今は佐賀に住んでいますが、引っ越す前は以前は大分の小さい町に住んでおりました。

子供が3人おりまして、上の子が小学校に入学する頃、「もっと広く世間を知ってほしい」という想いから、妻の実家がある佐賀に引っ越すことにしました。しかし佐賀では、なかなか希望どおりの案件が見つからなかったんですよね。

「このままでは経済的に困窮する」という状況になりましたので、会社員として就職することも考えていました。その時期に、たまたまSNSでシューマツワーカーさんを知り、すぐにサービスに登録しました。

初回面談の際に「至急で仕事を始めたい」とお伝えたしたところ、担当コンシェルジュの方も汲んでくださり、スピード感を持って一緒に案件を探してくださいました。みなさん言葉だけではなく、本当にとても早いテンポで進めてくださったので感謝しかないです。

もしあの時期にシューマツワーカーさんと出会えてなかったら、「来月からの生活どうしよう…」とずっと不安な時を過ごしていたと思いますね。

ーーちなみにどんな案件をお探しだったんですか?

少しでも家族にいい思いさせてあげたいと思い、収入を増やすために複数の案件を掛け持ちたかったんです。

最初はフルリモート案件にこだわっていたわけではなかったのですが、自分なりの理想の働き方を考えた結果「フルリモート且つ、フレキシブルな働き方」ができる案件を探すようになっていました。

例えば、常駐案件の場合、就業時間が固定で一日8時間の案件が多く、その時間帯は拘束されてしまうんですよね。自ずと案件の掛け持ちは難しいなと感じましたし、実際に、常駐案件を受けていた頃は、片道2時間の移動もあったので、求めていた働き方には程遠かったです。

たまたま出会ったシューマツワーカーさんが、副業案件の紹介サービスだったこともあり、複数案件の掛け持ち且つ、フルリモートという働き方を始めるきっかけになりました。

ーーそうだったんですね。実際にサービスを使ってみていかがですか?

登録して本当に良かったです!働きやすいの一言に尽きますね。案件が開始すると、サポートに担当コンシェルジュが1人ついてくださるのですが、常に心地よい対応をしてくださいます。

シューマツワーカーさんのカルチャーなのかなと思っているのですが、今日のこの取材も含め、みなさん明るく接してくださる印象です。とても気持ちよく仕事させていただいています。

あと、登録して初めて知ったんですが、税理士の方に無料で相談できるサービスもあって、これがとても便利でありがたいです。

自分以外の副業ワーカーさんが質問している内容や、税理士さんからの回答を見ることもできるので、今でも勉強になることが沢山あります。もっと早くこのサービスに出会いたかったと思いましたね。

ーーここだけの話、コンシェルジュはたまにお節介なところもあると思うのですが、正直いかがですか?

(笑)どの方もスピード感をもって、親身に相談に乗ってくださるのでとても嬉しいですね。

ーーフルリモート案件を受ける上で、気をつけていることや工夫されていることはありますか?

現在シューマツワーカー経由で3案件いただいているのですが、時間の使い方は本当に気を付けています!

時給契約のため、間違えた場合にそのまま請求してしまうとクライアントさんにも迷惑かけてしまうので。

シューマツワーカーさんだとBellという稼働記録用のシステムがあって、休憩時間と稼働時間の計測ができるようになっているので、休憩の機能を便利に使わせてもらってます。

例えば、クライアントさんからの返答待ちの時間や、作業できない時間が発生するAI案件の場合、その「作業ができない時間」は休憩時間扱いにして、別の案件の作業に取り掛かるようにしています。

私の場合は、案件毎にPCを分けているので作業の切り替えもしやすいです!

あとは、対クライアントさんとのコミュニケーションは、「ここまでするか?」と思うほど丁寧にするよう心がけていますね。「今ここで躓いています」「ここはこういう考え方で合っていますか」など、進捗の共有と確認を密にしています。期待に対して失礼がないよう常に意識しています。

実際に「そこまで細かく確認する?」と言われることもありますが、念には念を入れていますね。

何よりも家族との時間が増えたことが、最高のメリット

ーー実際にフルリモート案件をやってみて変わったことなどはありますか?

現在、フルリモートの生活になってから7,8カ月経っているのですが、時間をとても有効に使えています。

時間が自由になることで、妻の手伝いや会話をする時間が増えたり、子供の送り迎えができるようになりました。

休みの日は子供達と海や公園に行って遊んだり、妻とゆっくりお酒を飲んだり、日常のすべてが豊かになりましたね。惚気話のようで少しお恥ずかしいですが。(笑)

あとは、生命保険のプランを増額しました。妻と子供に渡す毎月の金額も大きくなり、貯蓄に回す分も増えて心に余裕ができましたね!

ーー聞けば聞くほど素敵なお話です…!それでは、ずばり遠藤さんにとって「フルリモートで働く」とは何でしょうか。

フルリモートというのは「人間」のようなものだと思います。

仲が良くうまくいっている時もあれば、やきもちを焼くことも、急に機嫌が悪くなることもある。真剣にやりたいなら真剣に向き合うべきだし、愛し愛されたいなら努力し続ける必要がある。リモートワークという働き方に好かれる働き方をしないといけないですね。

ーー素敵な考え方ですね!最後はシューマツワーカーのSポーズで!本日はありがとうございました!

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