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正社員の業務を月40時間削減!スキルの空白を埋められるハイスキル副業人材の活躍|LAPRAS様
2024.08.16
2024.07.26
ITソリューション事業、システム・インテグレーター事業を中心に、スクールや自社サービスの開発・運営など、創業から33年の実績のあるマチス教育システム様。子会社のベトナムでのオフショア開発チームも含め、9割がエンジニア・100名以上という組織の中で、昨年新たな事業として「神楽坂123ファーム」というECサービスをオープンしました。
ところが、EC立ち上げにあたって直面した「社内にマーケターがいない」という課題。今回は、システム開発部 モダンデベロッパーチーム エンジニア / マネージャー関根様、デザイナー 長井様に、シューマツワーカーを活用して優秀な副業マーケターと出会い、EC立ち上げに向けて奔走したご経験を伺いました。
Contents
ー 副業メンバーが入る前、どのような課題があったのでしょうか?
関根 社内にはソフトウェア開発の専門家はたくさんいました。ですが、新規事業としてECサービスを立ち上げるにあたって、「どうやって売り出すか」つまりマーケティングの知見のあるメンバーが一人もいなかったんです。
2023年まで数年にわたってECプロダクトの開発を続けてきて、2023年中にローンチの目処が立ったタイミングで、これから事業を軌道に乗せるために、「何をどのような順番で進めていくべきか」で正解のわからない不安な状況に陥ってしまったんです。
そこで、最初は既存メンバーでマーケティングの勉強を進めていきましたが、どうしても「正解がわからない」という不安がありました。
ー 正社員の採用は検討されましたか?
関根 正社員採用は難しいと考えていました。理由は2つあって、一つは社内にマーケティング経験者がいない中で、マーケティングメンバーの受け入れ体制をつくることが難しいということ。もう一つは、事業が軌道に乗る前の段階では、マーケターの必要性を社内で判断ができないということ。そういう状態ではなかなか予算を確保することも難しいですし、マーケターという専門スキルを持っている社員に対して、企業としてそのスキルを活かせる業務を提供できない懸念もあります。
そんなときに、専門的な知識を持った方に業務委託で入っていただけるシューマツワーカーの仕組みはまさにピッタリだと思いました!
この時点で求めていたのは、様々な「マーケティング」の知見の中でも特に、ECサービスの立ち上げというタイミングにおける事業戦略の策定、まずマーケティングですべきことの特定、リリース後の施策の見通しを立てていくことなどでした。
ー シューマツワーカーにお声がけいただいた経緯を教えていただけますか。
関根 当社では実は以前からシューマツワーカーのエンジニアやデザイナーなどの専門性の高いメンバーに入ってもらっていました。以前のプロジェクトで、私自身もご一緒したことがあります。実績あるデザイナーさん、自社プロダクト開発が経験豊富なエンジニアさんを短期間で正社員で探すことは難しいんですが、シューマツワーカーから入ってくれる方は、このプロジェクトのこのフェーズ、といった限られた局面でパワーを発揮してくれる、かなり知見や経験の豊富な人たちだったという印象がありました。しかも、本業は有名企業で働いているという方もいて。
優秀な副業メンバーと触れ合い、チームや企業内に知見などを共有したり、取り組みを入れたりといったプラスになることも多々あったので、今回の事業立ち上げでも「シューマツワーカーに相談しよう」と考えた理由でした。
ー 相談後、どれくらいでマーケターが決まりましたか?
関根 1週間程度でシューマツワーカーから人材の提案をもらいました。その1〜2週間後にはキックオフをして、相談してから2~3週間程度で稼働がスタートしました。
ー どのような人材でしたか?
関根 最初にお会いしたミーティングから、すぐに良い方だと感じました。「言語化」の能力が高くて、私たちに知見のないマーケティング領域の提案も、分かりやすく言語化して説明してくれました。
最初のミーティングでは、自分たちが抱えている課題を包み隠さずお伝えしました。具体的には、社内にはマーケティングの経験のあるメンバーが一人もいない状況ではあるが、年内にローンチすることを目指しており、今後どういったマーケティング施策が必要になるのかわからないでいる、といった内容です。
すると、すぐに過去の経験に基づいて、マーケティング方針の提案をしてくれました。自分たちの事業フェーズに即した提案をいただくことができて、私たちとしても確信を持って進められるようになったんです。
ー 特に評価した実績や経験などはありますか?
関根 国内で新サービスの認知向上を達成した経験や、現職のスタートアップ企業でもマーケティング責任者を勤めているという経験の厚さを評価しています。特に、立ち上げフェーズがわかるマーケターとして、まさに今のフェーズに合った方が入ってくれました。
ー 稼働状況について教えていただけますか?
関根 稼働は月に40時間程度で、平日の早朝に稼働されています。週に1時間程度の定例ミーティングと、普段はSlackやNotion、GitHubのチケットなど非同期コミュニケーションを軸に行っています。
ー 一緒に働かれてみていかがですか?
関根 印象的だったことの一つが、副業マーケターの方が当社について話すときに、”自社”のこととして「うちは」という言い方をしてくれていたことです。副業メンバーとして入ってはいるものの、とても当事者意識が高いことに驚かされました。自発的に情報をインプットしてくれていたり、積極的にサービスに関わってくれる姿勢は素晴らしいです。
長井 私はデザイナーとしてプロジェクトに関わってきましたが、本職のマーケターの方が入ってくれたおかげで、調べただけでは気付けない知識がたくさんあると知りました。自分たちだけで考えていたら(自分たちが)「やりやすいところ」「やりたいところ」から手をつけてしまいがちですが、マーケティング戦略としての優先度やその理由など、寄り添いながら説明してくれることが大変ありがたいです。
マーケティングにおけるリサーチやコンセプト作りなどの重要性も、自分たちだけでは気づけなかったポイントでした。
ー 事業における具体的な成果はいかがでしょうか?
関根 ローンチ時におけるマーケティング施策の目的と手段の整理(何を狙ってどのようにやっていくか)を主体的に進めていただき、実行まで行っていただきました。具体的にはプレスリリースとその後のメディアアプローチ、さらにはユーザー向けのキャンペーン施策といった一連の施策の目的手段を明確化し、実行できました。
そして現在、ユーザー獲得に向けたリスティング広告を開始したところです。ちょうど先週、マーケティング効果測定なども準備が整った上で、広告をスタートできました。今後、定量的な成果も出てくると期待しています。
ー その他で印象的だったことはありますか?
関根 マーケティング専門の方と一緒に働けることで、私や長井など一緒に働いているメンバーに、マーケティングの知見がたまっていくという副産物がありました。そこからさらに社内の知見を広めていけますから、これまで全くなかったマーケティングのナレッジを社内に持てるというのは非常によかったです。
長井 デザイナーとして初期からサイトデザインなどに携わってきましたが、マーケティングの知識があればこうすべきだったんだなということが、副業メンバーと一緒に働くことで、後からどんどん分かりました。それによってデザイナーとしても、新たなスキルや知識が身についたとも思います。
個人的にも、デザインについてオンライン講座などで学習する機会もありますが、マーケティングとして必要な部分についてきちんと把握できるようになりました。デザインにおける、視覚的な効果とマーケティング観点での効果を区分できるようになったんです。
ー 最後に、どのような会社にシューマツワーカーをおすすめしたいですか?
関根 自社が直面している「課題」に対して、「解決」するための人材を提案してもらえるというのが、シューマツワーカーの良い点だと常に思っています。
副業人材の活用には2パターンあると思っていまして、一つは自社の人材でもできることだけれどリソースが足りないというケース、もう一つはその領域に知見がなく、専門家に入ってもらいたいというケース。後者の方がより良い活用だと思いますし、それを求めている企業には、シューマツワーカーがぴったりだと思います!
長井 SI事業など、多くのプロジェクトを抱え、一人一人のメンバーが複数の案件に関わるような業態の企業には、シューマツワーカーのサービスは最適だと思います。今月、今週はとても忙しい・・・といったタイミングで、副業人材ならば稼働を調整しながら対応してくれます。自社の社員であれば、柔軟に稼働を調整するというわけにはいきませんよね。これは副業人材活用の大きなメリットだと思います。
ー ありがとうございました!