獲得が難しい機械学習エンジニアでも、副業枠なら即採用!非同期でもスムーズに業務を進めるコツ

1991年に設立されたアクロクエストテクノロジー株式会社は、IoTデータ分析プラットフォーム「Torrentio」やデータ分析体験向上ソリューション「ENdoSnipe」などのITソリューションを提供しています。

ENdoSnipe
https://www.endosnipe.com/

より時代に即した事業を展開するため、機械学習など先端技術を持つ人材の採用を強化。シューマツワーカーを利用し、登録後ほとんど即決でエンジニア2名、デザイナー1名を採用しました。

副業社員の方たちとは基本的にはリモートで連絡を取り、非同期のコミュニケーションでも問題なく業務を推進できているようです。

今回、シューマツワーカー導入の経緯と副業社員とのコミュニケーションのコツを、アクロクエストテクノロジー株式会社社会基盤イノベーショングループ シニアプロジェクトマネージャーの岡田拓也氏に伺いました。

フルタイムでなくてもいいので、優秀な人材を確保したい状況 

――シューマツワーカーを導入した背景を教えてください。

当社は今年創業29年目を迎えます。創業以来、受託開発を中心に事業展開してきましたが、ここ数年で自社開発のソリューションやサービスをビジネスの中心に据えるべく少しずつシフトしていました。

自社開発のソリューションとして提供しているのは、IoTやAIなど、最先端技術を活用したもので、開発に携わる人間にも高度な技術が要求されます。ただ、そのような技術を持つ人はなかなか転職市場にはいないので、人材採用には苦労していました。

フルタイムでなくてもいいからなんとか人材を確保したいと考え、選択肢の1つとしてシューマツワーカーさんを利用することにしました。

――「副業」「リモートワーカー」についてどのような印象を持っていましたか?

これまで、業務委託や個人事業主の紹介サービスを利用したことはあったのですが、副業人材の専門サービスを利用するのははじめてで。

本業との掛け持ちでどうしても時間が限られるため、業務にコミットしてもらえるのか不安に感じる部分はありました。

でも、やってみなければ検証もできないので、とりあえず導入しててみることにしたんです。

スキルが高く、非常に意欲的な方を即採用 

――実際に副業社員を採用した感想を教えてください。

バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアとデザイナーをそれぞれ1名ずつ採用できたのですが、副業でも関係なくコミットしていただいていて、導入前に抱いていた懸念はすぐに払拭されました。

皆さんスキルが高いただけでなく非常に意欲的で、新しいことに挑戦して経験を積みたいという思考が強いんですよね。

ちなみに、登録後ほとんど期間をおかずに理想的な人材を3名も採用できて、正直驚きましたね。こちらから細かく要件定義を出していて、それに沿ってシューマツワーカーさんから的確な人材紹介をしていただけたのが大きいと思います。

――副業社員にはそれぞれどのような業務を任せていますか?

バックエンドエンジニアの方には、AWSを用いたサーバーレスのシステム開発、機械学習のプロダクトの機能追加・拡張をお願いしています。

フロントエンドエンジニアの方には、Angularを用いWebシステムの開発をおまかせしています。外部委託というより、プロジェクトメンバーの1人として入ってもらい、一緒にスクラム開発を進めています。基本的には、緊急度は低いがプロダクトとしては重要な機能などのタスクをお渡ししています。

デザイナーの方には、自社製品のランディングページやロゴの制作をおまかせしています。こちらからデザインイメージをお伝えして、クリエイティブに起こしていただく流れで進めています。当社はデザイナー不在のため、デザインに関しては弱かったんです。長年課題に感じていた部分を解決できて非常に助かっています。

リアルタイムのコミュニケーションは最初から考えていなかった 

――副業社員とはどのようにコミュニケーションを取っていますか?

基本はすべてリモートでコミュニケーションしています。

グループチャットソフトの「Microsoft Teams」上で、基本はチャットでやり取りし、週に1回TV会議を行い、お願いしているタスクの目的や期待する作業結果、作業期間等のすり合わせを行っています。

副業の方は、平日の日中は連絡が取りづらいと言うのはわかっていたので、リアルタイムのコミュニケーションは最初から考えていませんでした。なので、リアルタイムのやり取りが不要な、中長期的に重要なタスクを振るようにしています。

このようなコミュニケーションで進めているなかで、これまで齟齬が出たことはないですね。

当社自体、働き方改革を推進し、コミュニケーション手法を多様化していることもあり、リモートワーカーさんとのコミュニケーションも問題なく進められているのかもしれません。

シューマツワーカーに登録されている方は、スキルや経験を積みたいと考えられている方が多い

――最後に、シューマツワーカーを利用して1番良かったと感じる点を教えてください。

カスタマーサクセス担当の方に、丁寧に対応いただけている点ですね。

私たちが行き届いていない点をサポートしていただいたり、副業社員へのヒアリング結果を積極的に共有いただいたりと頼りっぱなしです。今もたくさん副業社員をご紹介いただいていますし、不満はほとんどありません。

あと、シューマツワーカーに登録されている方は、ベースの実績があるうえでより伸ばしていきたいという向上心が強い方ばかりで、一緒に仕事をしていると刺激をもらえますね。副業社員の希望を聞き入れながら、双方が良い状態で仕事できるような環境を作っていければと考えています。

(取材、文:水落絵理香、写真:海老根里実)

 

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