社内にデザイナーがいなくなった危機を副業社員が救う!ダイブ式組織の作り方とは

株式会社ダイブは【一生モノの「あの日」を創り出す。】をミッションに掲げ、日本国内のホテル・旅館やスキー場、キャンプ場といったリゾート施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)を展開しています。国内旅行市場の盛り上がりもあり、年間110~120%で成長中。 そして毎年、地方で働きたい人が約4万人登録しているデータベースと、3,800以上のリゾート施設との繋がりを活かして、新規事業を次々と立ち上げています。


会社URL:https://dive.design/

シューマツワーカーで採用した副業社員は留学ワーホリ領域・新規事業の「Global Dive」や新規事業 の「OFFSITE(オフサイト)」のデザイン業務にが携わっています。今回は副業社員とどのように一緒に働いているのかをCMOの 細見昌吾(ほそみしょうご)氏に伺いました。

副業社員への漠然とした不安も杞憂に終わった

――シューマツワーカーを導入された背景を教えてください。

細見さん:デザイン周りを担当していた社員が部署異動になり、全社的にデザイン機能がなくなってしまったんです。なので、新たに正社員のデザイナーを探していたのですが、求めているスキルを持っていて、かつカルチャーフィットしている人になかなか出会えませんでした。

正社員採用で苦戦しているときに、取締役がシューマツワーカーの存在を知り「とりあえず問い合わせてみたら?」と言われたことがきっかけで、コンタクトを取らせていただきました。

――実際にシューマツワーカーを利用してみていかがでしたか?

細見さん:求めているスキルや条件などを伝えてから、1営業日でマッチする人材を提案してくれました。それから条件面などのやりとりをさせていただき、1週間後には面談。お問い合わせから2週間以内には、実際に副業社員のデザイナーさんに稼働し始めてました。このスピード感には驚きましたね。さらにマーケティング担当者の異動や退職があり人材が不足していたので、追加でCMSを利用したコンテンツ制作の方も採用させていただきました。

ただ正直はじめは、「副業の人に仕事を任せられるかな……」と不安に思う気持ちがなかったわけではありません。

――副業社員を採用する際、具体的にどのような不安を持っていたのでしょうか?

細見さん:不安要素は2つありました。1つは、そもそも自分が副業社員のマネジメント経験がなかったこと。もう1つはコミュニケーションです。弊社はオンラインでミーティングを行うなどのリモート文化はあまりなく、同じオフィスで顔を合わせて働く文化だったので、リモートでのコミュニケーションに漠然と懸念をもっていました。

しかし、いざ一緒に働いてみたら、「副業社員の良さになんで今まで気づけなかったんだろう」と思いましたね(笑)。

1人目に採用したデザイナーさんがクオリティー面でもコミュニケーション面でも問題なかったので、じゃあ大丈夫だろうと思い、2人目の採用も動くことにしました。

文句なしのクオリティーとスピード感

実際にデザインしてもらったトップバナー

――実際に副業社員を採用した感想を教えてください。

細見さん:まずデザイナーの方は、求めていたクオリティーやスピード感を持っている方でした。ディレクターがウェブサイトのアウトラインを伝えたら、イメージ通りのものを作ってくれます。社内のチームメンバーもデザイナーさんのことを信頼していますね。

主に依頼している作業は、LP(ランディングページ)の素材制作とロゴ制作など。弊社はウェブサイトの広告からLPまで大量に作るのですが、その中のイラストも重要な要素になっています。デザイナーさんはグラフィックデザインのスキルもあり、イラスト素材までカバーしてくれているので、それがかなり助かっていますね。

実際にデザインしてもらったバナー

――コンテンツ制作者の方はいかがでしたか?

細見さん:コンテンツ制作者の方には、新規事業 「OFFSITE」のCMSにコンテンツの入れ込みをお願いしています。もともと「OFFSITE」の事業は正社員のマーケティング担当者が1人しかおらず、彼女は事業部長と全体戦略を練ったり広告運用業務を行っていたので、なかなか他の業務に手が回っていない状態でした。そのうえ新規事業ということもあり、なかなか人件費を割けられなかったため、副業社員にジョインしてもらうことにしました。

副業社員と相性がいい業務をうまく依頼していく

――副業社員とのコミュニケーションはどのように取っていますか?

細見さん:デザイナーの方には、どういうロゴにしたいかなどのニュアンスは直接話さないと伝わらないと思ったので、最初に出社していただき細かな要件を対面で伝えました。ロゴのイメージやロゴに対する会社の思いなど、かなりがっつり話しましたね。その後はずっとChatwork上のみでのやりとりになっています。対面でのミーティングは最初だけでしたが、しっかりアウトプットが出ているのでリモートでも特に問題はありません。

コンテンツ制作者の方とは実は、直接お会いしたことないんです。オンライン上で一度顔を合わせたきりで、あとはChatWorkでのやりとりです。というのも、お任せしている業務がCMSのコンテンツの入れ込みなので、マニュアルを作ってしまえば、それに応じて作業していただくだけだからです。ルーティンの作業も副業として依頼するには相性がいい業務だと思います。

――逆に、リモートワークでお願いしにくい業務はなんでしょうか?

細見さん:戦略を練ったり事業計画を一緒に考えたりするといったレイヤーの高い業務なら、直接お会いしないとすり合わせが難しいとは思います。しかし、副業社員の方には基本的に切り出せる業務を依頼しているので、先ほども話した通り、きちんとアウトプットが上がってくればリモートでもうまくワークします。

――シューマツワーカーで副業社員を採用するメリットはなんですか?

細見さん:副業社員さん側にコンシェルジュが、我々企業側にカスタマーサクセスがついてくださっており、双方間での認識齟齬やミスを事前に防いでくれていますよね。それがすごく助かっています。

――細見さん、ありがとうございました!

 

Keywordキーワード