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複業研究家が語る、複業の未来
複業研究家の西村と申します。株式会社HARESの代表として、複業を広める活動をしています。具体…
2019.07.25
2019.07.18
松村幸弥(以下、松村):お世話になっております!いつも西島さんのTwitter見てます(笑) 改めて、自己紹介をお願いします。
西島悠蔵(以下、西島):ベルフェイス株式会社で採用人事と広報を担当している西島と申します。宜しくお願い致します。
松村:西島さんはなかなかおもしろいキャリアを積んでいますよね。
西島:そうですね(笑)。新卒で全日本空輸株式会社に入社し、パイロットになりました。その後、まったく畑違いの株式会社リクルートキャリアへ転職して、キャリアアドバイザーと人事を担当。
2017年に株式会社ベルフェイスに業務委託でジョインし、その後正社員となりました。今は採用人事全般と広報を一部担当しています。パイロットから人事担当になる人はなかなかいないかなと思います(笑)。
松村:ベルフェイスさんでは、10人くらいだった組織を70人規模に一気に拡大されたんですよね。あと、西島さんといえばSNS採用ですよね。
西島:SNSで企業や個人のブランディングができていれば、ちゃんと採用につながると実績データで見えてきているので、Twitterでの採用に注力しています。
社員は、現在60人以上いるのですが、ほとんどの人がTwitterをやっているんです。社員総出となり発信をしまくっているのが、弊社の特徴だと思っています。みんなしょっちゅう『ベルフェイス』でエゴサーチしてます(笑)。
松村:働き方改革により副業する人が増えていますが、ベルフェイスさんでも副業社員の採用は積極的に行なっているのでしょうか。
西島:思いっきり行っております。人材不足でどんどん正社員が採用しづらくなっているので、副業だけでなく、派遣社員や業務委託、アルバイトなど雇用形態にこだわらない採用をしていきたいと思っています。
現場のメンバーとも「このポジションは業務委託で」「この業務は派遣社員に任せよう」という会話をします。
松村:採用担当である西島さんからそういった意見が出るのは、現場としても働きやすそうですね。
西島:そうですね。代表の中島からは現場とすり合わせをして、そこからニーズをまとめ上げてと言われているので、トップダウンになってないのです。
松村:良いですね!現場から柔軟な組織作りができるんですね。シューマツワーカーからも副業社員をご紹介させていただいてますが、副業社員の実際の稼働状況はいかがでしょうか。
西島:正社員の人数ではどうしてもカバーしきれないところを副業社員の方にやってもらえているので、とても助かっています。
松村:そう言っていただけると冥利に尽きます。今後も、副業社員を増やしていく予定ありますか?
西島:そうですね。リソース確保において副業社員も一つの選択肢だと思います。シューマツワーカーの場合、スキルや条件のスクリーニングもやってくれてるじゃないですか。採用人事として、それはとてもありがたいんです。
松村:副業社員を受け入れているベルフェイスさんですが、社員の副業も解禁されているのでしょうか?
西島:はい。僕も副業していますし、他の社員もしている人はいます。副業に関して、特に規定は設けていないので個々の判断に任せています。
松村:西島さん自身、副業が本業に活かされていることはありますか?
西島:もちろんです。
例えば、副業先で僕に興味を持ってくれた人が、ベルフェイスにも興味を持ってくれるパターンがけっこうあります。また、大阪にある企業の人事担当も副業でしているのですが、そこでうまくいった施策をベルフェイスに持ち返り展開したりもしています。
副業ではベルフェイスよりも先のフェーズに進んでいる会社にジョインすることが多いです。そうすると、自分たちの数年先や数ヶ月先の課題が見えてくるので、本業でも活かされます。もちろん、逆も然りです。ベルフェイスの方が進んでいる場合は、その会社さんにベルフェイスで上手くいった施策を展開することもあります。
松村:ご自身が副業をされているから、副業社員の採用を受け入れられたということもあるのでしょうか?
西島:副業社員の採用にハードルを設けなかったというのはありますね。「副業だから、任せられない」とか「副業だから、クォリティが担保できない」とは思ってなかったので。自分も副業をやっていたからこそ、外注にするかフリーランスにするか副業社員にするかをフラットで見ていました。その中で御社からご紹介していただいた方が優秀だったので結果的に、副業社員の採用に至ったということです。
松村:なるほど、ありがとうございます。副業社員の方も基本的にリモートワークですが、ベルフェイスさんでは今リモートワークを推奨しているんですよね?
西島:リモートワークOKで、フレックス勤務もOKです。基本的には、どこで何をやってるかまでマネジメントしていません。そのあたりの自由度はとても高いと思います。
松村:すごい先進的ですよね。特に問題は起きていませんか?
西島:そんなにないですね。やることをキチンとやってたら、別にいいじゃんと思ってます(笑)
松村:最後の質問です。今後労働人口が減少し、慢性的にどの会社も人が足りなくなりますよね。採用人事担当として、この先5年を見据えた上で考えていること、意識していることはなんですか?
西島:ひとつは、働き方改革や雇用の多様化が一気に進んでいくと思うので、そこにどうやって組織として柔軟に対応していくことかですね。会社の労働力を考えたときに、正社員だけの雇用では限界があります。それをどう補っていくかを考えていく必要があるので、雇用形態に囚われない採用をもっと加速していきたいです。また、もうひとつ大事なのは、それができるな組織環境を作ることです。
松村:ありがとうございます。今後西島さんのような採用人事担当がどんどん増えると嬉しいです。是非、引き続き何卒宜しくお願い致します!