マザーズ上場企業が副業人材にマネージャーを任せた理由とは?

2002年に設立され、2018年に東証マザーズ上場を果たした株式会社ライトアップは、「全国、すべての中小企業を黒字にする」ことをミッションに、様々なサービスを提供しています。

現在は受託制作、ツール提供、経営支援コンサルティングの3事業を展開しており、60を超えるサービスを展開。既存事業のグロースだけでなく、積極的に事業領域を拡大していきます。

会社の成長期に伴い採用も強化していくなかで、マネジメントを担えるミドルクラス人材がなかなか確保できない状況が続いていました。

そこでシューマツワーカーに相談してみると、理想的な人材※がすぐに見つかり、採用後も期待通りに活躍してもらっているようです。また、あわせてデザイナー1名も採用。CMS(コンテンツ管理システム)の制作から入稿までの一連の作業を依頼していますが、特に問題なくスムーズに進行しているそう。

今回、シューマツワーカーでミドルクラスの副業社員を採用しようと考えた経緯と、実際にどのような業務を任せているのか、ライトアップでメディアグループ 執行役員を務める小口裕也氏に話を聞いてみました。

※元大手人材会社から教育系ベンチャーのマーケターに従事。求人サイトの事業責任者として、事業計画の策定から達成、オペレーションの統括やマネジメントを経て独立している方

唯一難航してしまったミドルクラスの採用

――シューマツワーカーを導入した背景を教えてください。

これまでは求人サービスやリファラル採用など様々な採用手段を試してきて、昨年からようやく採用がうまくまわりつつありました。営業、制作、ディレクターなどあらゆる職種で良い人材を確保できてはいたのですが、唯一、難航したのがミドルクラス人材です。

マネジメントができる人材は母数が少なく、優秀な方はそもそも転職市場に出てくることはありませんからね。

どうすればミドルクラス人材を採用できるのかを模索していた際、シューマツワーカーさんを知りました。

――シューマツワーカーに対して、最初はどのような印象を持ちましたか。

働き方が多様化する世の中の動きを捉えている良いサービスだなと思いました。転職市場には出てこない、優秀な人材のリソースをシェアしましょうという考え方も合理的で良いなと。

他の副業人材のマッチングサービスもいくつか検討してみたのですが、利用したのはシューマツワーカーさんだけですね。

――シューマツワーカー導入の決め手はどこにあったのでしょうか。

レスポンスの早さと対応の手厚さですね。どんな内容を問い合わせても、一番スピーディに、的確な返答をいただけましたし、募集要項の作成、人材のスクリーニングなど導入までものみならず導入後も副業社員様へのサポートをしていただけそうだと感じました。

実際、導入してからも手厚くサポートしていただいています。

1日で見つかった優秀な外部メンター

――シューマツワーカーを導入してみての、率直な感想を教えてください。

想像以上に良い人材がたくさん登録されていると感じました。

実際、ご依頼して翌日には1名ご紹介していただいて、そのあと2名ほどお会いしましたがどの方もいい方でした。ミドルクラス人材のみならず、Webデザイナーも1名獲得できました。

正直、これまでは副業人材に対してあまり良い印象は持っていなかったんですよね。本業を優先しなければいけない立場なので、副業にどれだけコミットしてもらえるのかは不安でした。

でも実際、一緒に働いてみるとそのような不安はすぐ解消されました。副業であってもしっかりコミットしていただけています。

――ミドルクラス人材の方には、どのような業務を依頼されているのでしょうか。

ミドルクラス人材の方には、カスタマーサポートチームの外部マネージャーをおまかせしています。メンバー一人ひとりと向き合い、一緒に課題解決に取り組んでいただいているので、マネージャーというよりは、メンターという方が適切かもしれません。

週に一回来社いただき、各メンバーの課題を聞いたうえで解決方法をアドバイスしていただいています。次の週に向けて、メンバーがやるべき宿題を設定し、次週は提出された宿題を検証、より改善していくためのアクションを考えてもらっています。

外部の人材による客観的な視点を投じるのは、社内メンバーにとっても良い刺激になっているようです。

リモートワークでも全く問題ない体制をつくる

――デザイナーの方にはどのような業務をお任せしているのでしょうか。

CMSの受託制作の一連の作業をお願いしています。受注した案件の、制作から入稿までのすべての作業をまるごとお任せしています。当社はCMS制作の作業を最大限効率化できるパッケージを用意しており制作中に確認が必要なケースはほとんどありません。なのでリモートワークの方でも問題なく制作を進めることができます。

――2名とも、コミュニケーション齟齬によるトラブルは特になかったということでしょうか。

まったくないですね。副業社員の方とは、リアルタイムのコミュニケーションがほとんど必要ない体制を敷いています。

――最後に、シューマツワーカーに期待されていることを教えてください。

各企業の成功事例、活用方法をまとめてもらって、業種別、課題別のパッケージを作ってもらえると嬉しいですね。

副業人材の活用はまだまだ体系化されていない領域で、当社含め、手探りで進めている企業が多いはずです。その領域でいち早くわかりやすいソリューションを提供してもらえるとすごく助けられるし、シューマツワーカー自体のサービス価値も向上すると思います。

(取材、文:水落絵理香、写真:海老根里実)

 

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