採用の募集作業はシューマツワーカーに丸投げ! 手間なく、プロ人材を獲得

2013年に創立された株式会社Molyは、2017年から防犯に役立つ情報を届けるメディア「Moly.jp」と、自分の近隣で起きた犯罪情報を確認できるなど防犯対策に特化したアプリ「Moly」を運営しています。

「Moly」
https://www.company-moly.com/

「防犯スタートアップ」という独自のポジショニングを取り、「大切な人を犯罪被害者にも加害者にもさせない」というミッションを掲げています。今はメディアとアプリの運営に特化していますが、今後はミッション実現のため防犯に関する様々な事業を展開していくようです。

現在はメディアアプリ社員5名、インターン生・業務委託5名の計10名でメディア・アプリを運営。少数精鋭の部隊で開発を進めるなかで、デザイナーとiOSエンジニアが足りないことを課題に感じていました。

そこでシューマツワーカーを利用し、募集開始から1ヶ月以内に理想的な人材を獲得。メディア・アプリ双方のUIを大幅にリニューアルし、ユーザビリティが飛躍的に向上しました。

どのようなに理想的な人材を獲得し、実際どのようなコミュニケーションでリニューアルを進めたのか株式会社Moly CEOの河合成樹氏に伺いました。

立ち上げの重要な時期に、妥協した採用はしたくなかった

――シューマツワーカー導入の経緯を教えてください。

メディアとアプリを運営しているなかで、もっとデザインを改善したいと考えていました。ただ、当社ぐらいの規模だとデザイナーは仕事があるときと無いときの差が激しいんです。正社員として雇うにはタスクマネジメントが難しいですし、そもそもスキルのある人が獲得できるのかという懸念もありました。

スタートアップにとって、ドラフト時期は非常に重要です。なので、妥協した採用はしたくないなと。

また、アプリの機能強化も並行して行っていたので、どうしてもエンジニアの手が足りなかった。なんとか優秀なデザイナーとエンジニアを獲得できないかなと考えた結果、副業社員を探せるシューマツワーカーを使ってみようと考えたんです。

もともと、シューマツワーカー代表の松村さんとは地元が同じで付き合いがあったので、シューマツワーカーのことも知っていました。当社の課題解決にすごくフィットするじゃないかとピンと来ましたね。

――実際、シューマツワーカーを利用してみていかがでしたか。

松村さんに相談してすぐスタートすることにしたんですが、募集に関する作業はほぼ丸投げでしたね(笑)。でも当社の意図をよく汲んだ募集要項を作成してくれて、募集開始して1ヶ月以内でとても良い方に出会えました。 本当に優秀で、一般的な転職市場では獲得できない人材だと思います。 

攻めのマインドセットを持ったデザイナーを獲得できたおかげでUIUXが飛躍的に向上

――副業社員として採用したデザイナー、エンジニアにはそれぞれどのような業務を任せましたか。

デザイナーさんには、メディア・アプリともにUI/UXの設計からデザインの落とし込みまでお任せしました。

単純な作業に終始したり、支持されたことだけを粛々とやったりするのは先方も嫌だったようで、細かい仕様より、どんなユーザーに向けてどんなアプリを作っていくかという話ができたのは良かったですね。

副業に取り組む人は、そもそも社内である程度評価され、さらに外で自分を試したいという攻めのマインドセットを持っている方が多いのかなと思います。

デザイナーさんに入っていただいてからメディア・アプリのリニューアルを実施したのですが、UI/UXにすごく改善されたと感じています。

ターゲットユーザーにとって情報が見やすい設計にできたなと。プロの目を入れてしっかり推進できたからこそだと思いますね。 エンジニアさんに関しては、2週間に1回のペースでアプリの機能追加や小さい修正に対応していただいています。この方もとても優秀で、スムーズにアプリアップデートを行えています。

テキストコミュニケーションをスムーズに進めるコツは、人間らしさを見せること

――副業社員の方とはどのようにコミュニケーションされていますか。

デザイナーの方とは、定期的に対面MTGを実施しています。ジョインしていただいて最初の方は週一ペースでMTGしていましたが、ある程度意思疎通できるようになってからは頻度を落としました。普段はSlackでやり取りしています。

エンジニアの方に至っては、一度も対面でお会いしたことがないですね。最初の面接もskypeで実施しました。

オフラインコミュニケーションはほとんどないんですが、お二人ともコミュニケーションの齟齬が生じることなく仕事に取り組んでいただいています。

――コミュニケーションするうえで気をつけていることがあれば教えてください。

そもそも、当社はやらなければいけないことをやれればOK、必要に応じて出社してもらえればOKというルールで働いていて。

オフラインのコミュニケーションにこだわらない文化が前提にあるから、副業社員とも問題なく意思疎通できているのかなと思います。

あと、チャットでコミュニケーションする時は、雰囲気が柔らかくなるような言葉を選んだり、絵文字を意識的に使ったりしています。

タスクをお願いする時など、単に「これやってください」と送るより「このタスクお願いしても良いでしょうか!(お辞儀する絵文字)」と送った方が受け取り手の心象はかなり変わりますよね。

テキストベースのやり取りが多い時は特に、相手に無駄なストレスを与えないように配慮しています。

――最後に、シューマツワーカーに期待していることを教えてください。

スキルも志も高い、すごく優秀な方がたくさん登録されているのがシューマツワーカーの強みだと思います。今後は、人材の流動性を更に高めるための動きをしてもらえると嬉しいですね。例えば、副業禁止しているような企業にもアプローチするとか。

少子高齢社会で確実に人材が減っていくなかで、優秀な人材を1社が独占するのはもう時代遅れです。企業間で人材をシェアする動きが加速していくと思うので、その一翼を担ってくれるといいなと思います。

(取材、文:水落絵理香、写真:海老根里実)

 

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