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インボイス制度への対応|副業・フリーランスとの契約で注意すべき点とは?
インボイス制度の開始がいよいよ2023年10月に迫りました。 主要な取引においては対応が進んでいる企業も多いと思いますが、今回は、業務委託人材との取引において、特に注意すべき点、そしてどうやって対応したら良いかをまとめました。
2023.03.09
2023.01.31
さまざまな業界で人手不足が話題になる今、フリーランスや副業人材に仕事を頼みたい企業も増えてきています。2030年には日本国内で600万人以上の人手が不足するという推計もあります(*1)。
一方、副業元年といわれた2018年の前後で、実際に副業をした人の割合は変わっていないというデータや(*2)、正社員で働きながら副業している人はたったの5.9%というデータ(*3)もあり、企業にとっては、実際にはどのような人が副業を行っているのか、どのような人材にアプローチできるのか、その実態が気になるところかもしれません。
そんな中、2016年に創業し、国内でも最大規模の副業人材データベースを持つ株式会社シューマツワーカーが、副業人材のデータベースの内訳を公開しました。今回はその内容を見ていきたいと思います!
まずは、シューマツワーカーのデータベースとは、どのようなものなのでしょうか?
シューマツワーカーのデータベースは、2016年の創業以来、主にスタートアップやメガベンチャーで働くIT人材の間に口コミで広まりました。現在は、1,000社を超える契約企業からの安定的な質の高い案件が魅力となり、昨年登録者数が4万人を突破しました。「副業」という言葉が一般化する前からの老舗サービスということもあり、登録者の母体の大きさも特徴です。今回公開されているデータベースの職種についての割合(内訳)は、4万人の登録者のうち、運営会社シューマツワーカーで職種を確認できている方のデータ内訳で、実数ではありません。ですが、データベースの全体像を理解することができるので、ぜひ参考にしていきたいと思います。
公開された副業人材データベースの内訳で、最も大きな特徴は「約半数がエンジニア」というエンジニア職の登録者数の多さでした(47%がエンジニア)。エンジニア専門の副業サービスもある中で、エンジニアに特化していないのにも関わらず、IT人材が充実していることがわかります。
「シューマツワーカー」の副業人材登録は、リモートワークが一般化する以前から始まっているため、コロナ以前からリモートワークや業務委託などの働き方に親和性の高かった職種として、エンジニアの登録が多くなっているのかもしれません。ですが現在でも、エンジニアの登録者は年々増加しています。
今回は、エンジニア登録者のさらに詳しい内訳も公開されました。
これを見ると、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニアという、どのようなサービスや開発現場でも求められる人材の登録が圧倒的に多く、全体の3/4(75.3%)はこの2職種が占めていることがわかります。
一方で、インフラエンジニア、機械学習エンジニア、組み込みエンジニアなど、専門性が高く、エンジニア採用の中でもスキルマッチングの難しい職種の登録者も、それぞれ8.4%、2.8%、2.4%いて、データベース全体の規模からすると数百名から一千名を超える規模の登録者がいることが推察できます。また、副業人材データベースなので、このリストの登録者は基本的に現在、本業で活躍している経験値の高いエンジニアです。
もしも、専門性の高い領域で、他社でも十分な経験を積んでいるエンジニア人材と自社の課題解決のために働いてみたいという企業は、一度、副業人材の活用を検討してみてもいいかもしれません。
副業社員ジャーナルでは、副業エンジニアとともに開発を進めた企業の成功事例インタビューを公開しています。ぜひこちらもご覧ください▶︎
「経験豊富でハイレベルな副業エンジニアが入ったことで、エンジニア組織のロードマップ運用が可能になった」(株式会社TENTIAL 執行役員CTO 市來 晟弥様)
「マーケターと並走してくれるエンジニアを探していた」(ベースフード株式会社 VPoE 煙草森 直也 様)
「副業から正社員になって開発を支えてくれるiOSエンジニアとの出会い」(株式会社オモチ CEO荒井健太様、CTO足澤憲様)
さらに、エンジニア以外の職種についても見ていくと、マーケター、デザイナーがそれぞれ22.4%、14.4%と高い割合を占めています。いずれの職種も、IT企業ではもちろん、これからの時代に対応する事業会社には、必須の職種です。マーケターは人数が多いとともに、エンジニアと同様に、SEOやコンテンツ、EC、BtoB向け・BtoC向け、イベントやWeb広告など、多様な専門性を持つ人材の登録があります。
また、注目したいのは人事・経理といったバックオフィスや、広報・PRの職種です。これらは全体の中では数%の割合となりますが、人数規模では全体のうち数百名から一千名以上の登録者がいることが推察できます。採用市場ではなかなか出会えないような経験値をもつ人材も多く登録しています。
リモートワークが普及し、バックオフィス系のクラウドサービスも充実してきて、業務環境が整ってきた今こそ、こうしたコーポレート系の業務も、副業人材にも頼みやすくなった企業も多いのではないでしょうか。自社にマッチした人材を採用したいというニーズの高い領域なので、正社員採用にハードルを感じたら、副業人材と働いてみることも良いかもしれません。
副業マーケターなど、ビジネスサイドにメンバーとして加わった副業人材とともに事業を推進している企業様の成功体験インタビューも掲載しています▶︎
「副業・フリーランスメンバーが50名以上。事業を推進する力になっている」(株式会社グロースX執行役員CCO 木下達也様)
「副業SEOマーケターが施策を進めてくれることで、売上向上の基盤ができた」(オリジナルラボ株式会社様 新興事業部 脇田様・清水様)
また、データベースの経年の推移の中からは「セールス・CS人材の登録が伸びている」ということもわかりました。リモートワークの普及によってオンライン商談が増えてきた影響かもしれません。また、セールスイネーブルメントやセールスプロセスの整備をしたい、あるいはインサイドセールスやカスタマーサクセスのチーム立ち上げにあたって、経験者の助力が欲しい、というニーズにお応えする副業人材もいます。
こちらは、経験豊富な副業人材の力を得て、社内に経験者がいない中で、カスタマーサクセスチームを立ち上げた企業様の事例インタビューです▶︎
「新設するカスタマーサクセスの立ち上げを、副業メンバーからのアドバイスで成功させた」(株式会社リザーブリンク人事・総務担当 石塚佐和子様、カスタマーサクセスチーム 小浜早貴様)
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さて、ここまでシューマツワーカーの副業人材データベースの内訳から、副業人材として出会うことの可能なさまざまな職種とその特徴をご紹介してきました。
シューマツワーカーの副業人材データベースには、幅広い職種の方からのご登録があり、専門的な知識や特殊なスキル、転職市場ではなかなか出会えない貴重な経験のある人材など、裾野が広く多様であることが大きな特徴です。一方で企業様からも、自社独自の課題をご相談いただき、稀少な知見を有した人材の活躍の場となる案件も多く取り扱っています。
人材採用や人的リソースの問題で事業成長に課題を抱えておられる企業の担当者様は、ぜひお気軽にシューマツワーカーまでご相談ください。
▶︎本記事の参考とした公開情報はこちらです。
「副業マッチングサービス「シューマツワーカー」の登録者数が4万人を突破!
国内最大級の副業人材データベースで、1,000社を超える企業に最適な人材を紹介|エンジニアを中心としたプロIT人材の登録者の内訳も公開」(2022年12月22日プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000027073.html
*1 2018年パーソル総合研究所の労働市場推計より。
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/roudou2030/
*2 「働き方テラス」記事参照(http://cells-sr.com/hatarakikata/index.php/human_resource/5754/)、リクルートワークス研究所 データより。
全国就業実態パネル調査/ リクルートワークス研究所
https://www.works-i.com/surveys/panel_surveys.html
*3 労働政策審議会「副業・兼業に関する労働者調査の取りまとめ」(2020年)より。
https://www.mhlw.go.jp/content/11201250/000660780.pdf