Google広告の審査について~広告の作成方法や審査基準、落ちた場合の対処方法まで徹底解説!

Google広告審査とは、Google広告を利用する際に行われる審査のことです。この記事ではGoogleでリスティング広告の運用を考えている人に向けて、Google広告の審査について解説します。審査の基準をよく理解し、広告を作成する際の参考にしてください。

Google広告審査とは?

Googleで広告を出向するには審査を通すことが必要になります。GoogleだけではなくYahoo!でも独自のガイドラインがあり審査を行っています。審査目的はユーザーに対して適切な広告を配信することで、審査に落ちると広告を出稿できません。

 

審査対象広告

審査対象となる広告の項目は以下の通りです。

・キーワード

・広告文やバナー

・画像や動画

・広告のリンク先

 

審査日数

Google広告の審査にかかる日数は基本的に1営業日以内です。ただし、広告内容によって日数は変動します。2営業日経過しても審査が終わらない場合は、問い合わせてみましょう。なおYahoo!広告の審査日数は3営業日以内です。

 

審査状況を確認する方法

広告一覧の「ポリシーの詳細」で審査状況を確認することができます。「ポリシーの詳細」は下記の手順で表示できます。

 

1.管理画面の左側のサイドバーで [広告と広告表示オプション] をクリックし、広告一覧を表示

2.広告一覧の表の右上にある「表示項目」をクリック

3.「属性」の中にある「ポリシーの詳細」にチェックを入れ左下の「適用」をクリック

※急いで審査してもらいたい場合には、サポートセンターに問い合わせると対応してもらえる可能性があります(2020年10月14日時点では、未審査広告の審査を早めるリクエストはサポート対象外)

 

Google広告審査の基準

Google広告審査には、一定の基準が設けられています。どのような基準があるのかについて解説します。

 

広告文

入稿規定に沿っているかどうかを審査で判断されます。広告文・見出し・URLの文字数・使用できる記号の回数など、入稿規定は細かく定められているため入念に確認しておきましょう。

 

入稿規定違反の例

・同じ種別の記号の連続使用:「!」や「?」の連続使用、3回以上連続で使用した場合

・顔文字:本来の目的で使用されていない場合

・最上級表現:「世界一」「日本一」などの表現を使用している場合

・記号の使用(一部):「=」や「÷」などの計算記号、「⇒」や「→」などの矢印などは使用不可

これらの入稿規定違反があった場合は、審査に落ちる可能性があります。

 

キーワード

広告文と関連性の高いキーワードが使用されているかどうかも、審査の重要なポイントです。また、広告内容と関連性の低いキーワードを使用していると、広告の品質が下がり費用対効果も下がってしまいます。

 

リンク先のWebサイト

リンク先のWebサイトとキーワードの関連性も意識しましょう。リンク先のWebサイトと関連の薄いキーワードを使用していると、審査に落ちる可能性が高まります。リンク先の内容がガイドラインに沿っていることも重要であるため、注意が必要です。

 

リンク先のWebサイトがポリシー違反となる場合

広告配信では、Webサイト内に、主体者の名称・住所・電話番号など、主体者の情報を記載する必要があります。広告のポリシー違反となる内容が記載されていた場合は、審査に落ちる可能性があります。なお化粧品や健康食品などは、薬事法に違反したり、間違ったURLを入稿するなどで、リンク先エラーとなったりした場合にも審査に落ちるケースがあります。

※Google広告のポリシーについての詳細は公式ヘルプページをご覧ください

 

Google広告の作成手順|キャンペーン作成から審査まで

Google広告は、キャンペーン・広告グループ・キーワードの3層構造になっています。審査は広告文を作成した後に開始されます。ここでは、Google広告の作成手順を解説します。

 

新しいキャンペーンの作成

最初に、新しいキャンペーンの作成を行います。Google広告にログインし、左側のメニューの「キャンペーン」をクリックします。プラスボタンをクリックし、「新しいキャンペーンを作成する」を選択します。


 

キャンペーンタイプの選択

次に、キャンペーンタイプを選択します。リスティング広告の場合は、「検索」を選択します。目標設定は広告の目的に応じて「販売促進」や「Webサイトのトラフィック」などから選択します。

 

ターゲティングとオーディエンス

広告の配信地域と言語の設定を行います。「地域」では「別の地域を入力する」を選択することで、細かな地域指定ができます。広告を海外に向けて発信したい場合には、言語設定で対象地域の言語を選択しましょう。

 

予算と入札単価

予算は1日当たりで設定します。たとえば1カ月で9万円の予算の場合には、1日当たりの予算は3,000円と入力します。入札単価では重点をおきたい指標を選択します。

 

広告グループの作成

キーワードの属性や種別ごとに広告文を分けたい場合に作成します。広告グループ内のキーワード、広告文、表示URLの関連性を高めることで品質スコアが上がり、広告の掲載順位が上がる可能性が高まります。

広告グループ名を入力し、キーワードを設定、「保存して次へ」をクリックします。

 

広告文の作成・審査

入力が必須となる項目は、URL・広告見出し・広告見出し2・説明文の4つです。その他の項目については入力しなくても広告が作成されますが、すべて入力することでクリック率がアップする可能性があるため、できるだけすべての項目を入力します。広告文の入力が完了すると、審査が行われます。

 

Google広告審査に落ちたときの対処方法

Google広告審査に落ちた場合にはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、審査に落ちた場合の対処法について解説します。

 

審査に落ちた原因を確認する

管理画面で審査に落ちた原因が確認しましょう。理由が不明確な場合には、サポートに問い合わせると対応してもらえます。管理画面で審査に落ちた原因を確認する手順は以下のとおりです。

1.Google広告にログインし、左側のメニューの「広告と広告表示オプション」→「広告」の順にクリックする

2.広告一覧の表の左上で「フィルタを追加」→「不承認の広告」の順にクリックする


3.「ステータス」列の「不承認」にカーソルをあわせ「ポリシーを確認」をクリックする

 

修正した後に再提出する

審査に落ちた原因を見つけ、ポリシー違反部分の修正を行った後に、再審査の申請を行います。再提出の手順は以下のとおりです。

 

広告に問題があった場合

1.左側のサイドバーで [広告と広告表示オプション] をクリックし、広告一覧を表示させる

2.該当する広告にカーソルをあわせ、ペンのマークをクリックし「編集」を選択する

3.編集画面で審査に落ちた原因を修正して「保存」をクリックすると再審査が行われる

 

広告のリンク先に問題があった場合

1..左側のサイドバーで [広告と広告表示オプション] をクリックし、広告一覧を表示させる

2.「ステータス」 列で 「不承認」の箇所にカーソルを合わせ「再審査請求」をクリックする(※)

3.「再審査請求の理由」で「判定に対して異議申し立てを行う」か「ポリシーに沿って変更を実施した」を選択する

4.「次を再審査請求」で該当する広告を選択し「送信」をクリックすると再審査が行われる

※リンクが表示されていない場合、「広告に問題があった場合」の手順に沿って再審査を行ってください。

 

広告を作成する前にGoogleの広告の審査基準やポリシーを理解しよう

Googleにリスティング広告を出稿する場合は、審査を通過する必要があります。入稿規定に沿っているか、広告文と関連性の高いキーワードが使用されているか、ポリシー違反になっていないかなどが審査されます。審査基準やポリシーをよく理解して、安定した広告配信や効果につなげてください。

なお、社内に適した人材がいない場合は、外部の業務委託人材に業務を依頼するのもひとつの方法です。シューマツワーカーなら、月40時間、月8万円からプロマーケターに業務を依頼することが可能。「どんな業務を依頼したらいいのかわからない」といった方も、ぜひご相談ください。

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