面談からの採用決定率100%!創業3年目のスタートアップが優秀な副業エンジニアを獲得できた理由

ビルの空き地にフードトラックを出店できる日本最大級のフードトラック・プラットフォーム「TLUNCH(トランチ)」を運営する株式会社Mellow

2016年2月に創業して以来順調に事業を拡大し、現在提携しているフードトラック数は660店舗、出店箇所は170を超えました。

出店可能な土地を確保するため、これまでは土地オーナー向けの営業に注力してきましたが、今後はフードトラック出店者向けの支援を強化。土地オーナー、出店者双方のメリットを向上させ、さらなる事業成長を目指します。

事業拡大に伴い採用も積極的に推進しており、その一環でシューマツワーカーを導入。

2019年2月に登録し、11月までに既に3名の優秀なエンジニアを採用しています。シューマツワーカーに人材リクエストを送り、紹介された方はなんと100%採用に至っているそう。

シューマツワーカー導入に至った経緯と、実際に利用してどのようなメリットを感じているのか。Mellow代表取締役の森口拓也さんと人事兼エンジニアを務める島田拓也さんのお二人に聞いてみました。

採用自体は順調だったものの、エンジニアポジションの採用が進まず

左:Mellow代表取締役の森口拓也さん

――まず、シューマツワーカーを導入した背景を教えてください。

島田:昨年夏頃から本格的に採用を強化して、オープンポジションでの人員獲得は順調に進んでいました。当社は、「人を元気にする会社を創る」ことをポリシーとして掲げていて、個人のポテンシャルを最大限発揮し、楽しく働ける環境を目指しています。ですので、個人が持つポテンシャルを肩書に閉じ込めたくなかったから、オープンポジションでの採用を重視していたんです。

ただ、一方でエンジニアなど専門職の人材はなかなか獲得できていない状況が続いていました。

森口:どうやってエンジニア採用を強化しようかと考えていた際、たまたまイベントでシューマツワーカー代表の松村さんとお会いして、サービスを紹介していただきました。

シューマツワーカーさんの、副業人材のリソースを活用しようという考えは、当社の「個人のポテンシャルを最大限発揮できる環境を創りたいというポリシーとかなり近いなと。

会社組織と個人の関わり方は多様化しているし、個人の力を発揮するうえで、正社員にこだわる必要はありませんしね。

正社員かそれ以外とかくっきりわけるのではなく、できるだけ個人に合わせて労働環境や条件をカスタマイズしたいんです。

副業社員の管理をアウトソースできる点が魅力 

人事兼エンジニアの島田拓也さん

――シューマツワーカーのサービス内容に対してはどのような印象を持たれましたか。

森口:当社が外部人材を活用するうえで最大のネックと感じていた請求対応や稼働時間の管理を、すべてお任せできる点が魅力的だと感じましたね。

Mellowは事業構造上、事業成長すればするほど各部署の労務や経理のオペレーションコストが膨大になるんです。

島田:ただでさえ管理が大変ななかで、組織外の方たちの管理にリソースを割くのは正直難しい。基本的には一人ひとりの力を最大限発揮できる条件で契約したいので、「管理コストを下げるため全員一律の契約形態にする」という発想はありませんでした。

シューマツワーカーさんでは、採用した副業社員さんの管理をすべて代行してくれるので、それならリソースを心配することなく外部人材の活用に踏み出せるなと。

森口:あと、外部の方を採用するうえでネックに感じていた点がもう1つあります。当社を知っている方は「Mellowはフルコミットできる正社員だけを探している」とイメージを持たれているケースが多かったんです。私たちとしては契約形態に関係なく、当社とマッチする方と一緒に働きたいと考えています。ただ、今はプロパー向けの発信を強化していることもあり、どうしてもフルコミットできる人しか採用しないイメージがついてしまっていて。

そのようなイメージが脱却するためにも、ぜひシューマツワーカーさんの力を借りたいなと思いました。

面談に進んだ副業社員は100%採用

――シューマツワーカーを導入してみての、率直な感想を教えてください。

島田:サービスに登録してから一人目を採用するまでは約1ヶ月。こちらからリクエストを出してからの動きはかなり早かったですね。(案件の概要が固まって、1週間で採用決定!)

特にAndroidアプリエンジニアは業界内で少ない。なのにリクエストを出すとすぐに案内してもらえるのは助かります。

逆に、私の手が空かずなかなかリクエストを出せないときでも、シューマツワーカー側から「こういう方がいますよ」と能動的に案内していただいているのはありがたいですね。

森口:しかも、ご紹介いただく際のスクリーニングが素晴らしいんです。これまで採用した3名すべて、面談してすぐに採用できています。採用/面談が1/1で採用できるのって、なかなかないですよね。0からフリーランスや副業の方を探そうとするとまずありえないですから。

副業社員のおかげでアプリ開発スケジュールが半年早められた

――実際に採用された方たちにはどのような業務を依頼されているのでしょうか。

島田:これまで、Androidエンジニアを2名、バックエンドエンジニアを1名採用しました。

Androidエンジニアのお二人には「TLUNCH」のAndroidアプリ開発を、バックエンドエンジニアの方にはBI導入のプロジェクトをお任せしています。

基本的に業務はAsana、Slack、GitHubを利用してリモートで進めますが、初回だけ会社に来ていただいて直接お話します。直接お話すればワーカーさんの特性や、どのようなコミュニケーションを取ればいいのかが大体つかめて、後の業務がとてもスムーズに進められます。

ですので、副業社員さんたちとのコミュニケーションの齟齬はほとんどないですね。

万が一、テキストベースのコミュニケーションでもしズレが発生しても、コードレビューで軌道修正できます。

――採用後、どのような成果が出ましたか。

島田:Androidアプリの開発が遅延していたところを、かなり巻き返せましたね。もし入っていただけていなかったら、さらに半年は遅延していたかもしれません。

私がエンジニアとして1~2ヶ月稼働すれば遅れを取り戻すことはできたのですが、その分人事の仕事が止まってしまう。本当に首が回らない状況だったところを助けていただけました。

――最後に、シューマツワーカーに期待されていることを教えてください。

森口:現状、当社のようなスタートアップでも優秀な副業人材を獲得できているのは、副業希望される人材の数に対して、参入企業がまだ少ないからだと思うんです。

ただ、近い将来、採用力の高い大手企業もどんどん参入してくるでしょう。そのとき僕たちは副業市場でどのような魅力付けをすればいいのか、まだ答えは見えていません。そこで、シューマツワーカーさんに支援していただけるととても嬉しいですね。

いわば、副業市場に特化したコンサルティングサービスのようなものがあればいいなと。

(取材、文:水落絵理香、写真:海老根里実)

 

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