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シリーズA資金調達後の飛躍と、組織の成長。宇宙ベンチャーの今後を聞く|株式会社スペースシフト様
資金調達後、1年半で組織を5倍以上に急拡大した株式会社スペースシフト様。 高い基準でメンバーを集める中、AI開発のディレクションを副業メンバーが担うなど、雇用形態の垣根を超えたチーム作りで事業成長を実現されています。
2023.03.29
2019.07.18
BizteX株式会社は、2015年に創業されたベンチャーのIT企業。バックオフィスの事務業務といった定型作業を自動化するクラウド型RPAツールの開発がメイン事業となっています。
2017年、自社運用のオンプレミス型の構築が多い既存のRPA市場に対して、国内で初めてクラウド型のRPAである「BizteX cobit」をローンチしました。
「BizteX cobit」は2018年7月にサービスローンチから1周年を迎え、現在、ロボットの作成数は1万を突破。
急成長の背景には、副業社員の活躍も。プロダクト開発当初からCTOを担う袖山剛(そでやまたけし)氏に話を伺いました。
Contents
ーーシューマツワーカーを利用することになった経緯を教えてください。
シューマツワーカーは、BizteX cobitの開発を開始したばかりの2017年半ばくらいに、知り合いの企業から教えてもらいました。当時、弊社は代表の嶋田とわたし、そしてエンジニアの3名のみ。足りない職種を補える人材サービスを探していたので、お話を聞いてすぐに導入を決めました。
ーーほかの人材サービスの利用も検討されたのでしょうか。
代表にはいろいろな人材サービス会社からも話がきていたので、検討はしていました。そのなかでもシューマツワーカーを選んだのは、最初に紹介していただいた方がとても優秀だったからです。当時マーケターを探していたのですが、ピンポイントで採用したい人材を提案してもらいました。
ーー副業での採用というのはネックになりませんでしたか?
特に気にならなかったです。とにかく人が足りていなかったので、同じビジョンでスキルを持っている人であれば、雇用形態は副業でもフリーランスでも業務委託でもいいなと思っていました。
また、副業社員の場合はリモートワークでの勤務になりますが、そちらも特に違和感があったりマイナスに感じたりすることはありませんでした。というのも、エンジニアがすでにリモートワークをしていましたし、社員全員がオフィスに集まることは週に2回ほどだったので。だから最初から、すんなり受け入れられました。
ーー副業社員を採用する際にどのような点を見ていますか?
スタートアップに興味があるかどうかは重視していますね。面談のとき「将来スタートアップにいきたいか」や「スタートアップに興味があるか」などを聞くようにしています。
最新のプロダクトに興味があって個人的に勉強していたり、スタートアップ的な提案ができる人は、アウトプットの質が変わってくるからです。
ーー実際に副業社員を採用して効果はいかがでしたか。
マーケターには、数字の分析をお願いしています。採用したてのころはコーポレートサイトを公開したあと、“どのように流入があり”、“どのようなヒートマップになるのか”を分析していただいたおかげで、初期のブラッシュアップにつながりました。
いまもデータを収集してレポーティングしてもらい、いろんな分析をしていただいています。その方のワークがとてもよかったので、副業社員のデザイナーやエンジニアの採用にいたりました。
デザイナーには、会社ホームページやLPのデザイン・制作を依頼。エンジニアには、インフラをメインでお願いしています。サービスローンチ当初は、リリースはエンジニアが夜中に対応しなければならないところを変更してもらいました。2ヶ月くらいでやってもらいましたね。それによって、夜中に作業することがなく、リリース頻度を大幅にアップできました。
ーー副業社員とのやりとりはどのようにしていますか?
基本はSlackです。電話をすることはほとんどないですが、エンジニアとは最初に仕様を伝えたり、細かな調整が必要なので、たまに対面で打ち合わせをします。エンジニアは、最初のドメインキャッチアップが重要だと思うので。
しかし、2ヶ月くらい順調に稼働していただいたら、対面のミーティングもスキップしてオンライン上だけでのやりとりになります。
ーーコミュニケーション面は重視していますか?
リモートなのでコミュニケーションは重視していますね。やはり文字コミュニケーションだと、冷たくなりがちなので、そこに気を配れる人がいいと思います。
あとは、仕様の話をしているときにロジックが構成されている人は働きやすいですね。シューマツワーカーには、スキルだけでなくそのあたりもクリアしている副業社員が多いイメージです。
ーー今後、シューマツワーカーに期待していることを教えてください
エンジニアは、引き続きぜんぜん足りない状況で(笑)。だから、これからもどんどん新しい人を提案してほしいと思っています。ただ、優秀な人でも本業が忙しくなると副業の比率が低くなってしまうので、足りなくなったリソースを補えるシステムなどがあるとうれしいです。
(取材、文:橋本岬、写真:滝梓)