創業150年の老舗企業が副業人材活用に踏み切った3つの理由

酒の製造や全国でも珍しいドライブインのできる観光センター「浅間酒造観光センター」を運営している浅間酒造株式会社。 歴史は古く、始まりは江戸時代に遡ります。1872年、長野原町大津に「櫻井酒造店」として開店しました。明治42年には一度酒造が全焼したものの、長野原町長野原に移転。昭和63年に現在の「浅間酒造観光センター」がオープンしました。

 

浅間酒造ホームページ 

 

今までお取り引き先は縁故でのつながりが多かったのですが、経営戦略室(副室長)の柳澤裕治氏は「会社の売上アップのために優秀なIT人材を採用したい」という思いでシューマツワーカーを利用することに。DX人材が求められている今、群馬の老舗の酒造メーカーで副業人材がどのように生かされているのか、お話を伺いました。

 

IT人材の採用に苦戦。「シューマツワーカーなら優秀な人材を採用できそうだと思った」

 

 

――シューマツワーカーを導入した背景について教えてください。

シューマツワーカーさんは、2019年2月に参加した「店舗販促EXPO」という展示会で初めて知りました。その展示会には、デジタルサイネージやVR/AR・在庫管理システムについてリサーチすることが目的で参加していました。しかし、シューマツワーカーさんが出しているブースで、副業のIT人材についてお話をうかがい、おもしろそうだなと興味を持ったんです。

というのも、弊社にはITのリテラシーが高い人がほとんどいません。オンラインでの集客や販売も求められているのはわかっていたのですが、地方の酒造に就職したいIT人材を採用するのはなかなか難しい。しかしシューマツワーカーさんなら、地方で非IT企業の弊社でもうまくハマるかもしれない、と思ったんです。

 

――どのようなところを評価していただいたのでしょうか。

実はほかにも、社内から5〜6社ほど制作会社を紹介されていました。地方はつながりが強いため、縁故での取り引きは多いんです。しかし、ほかの会社は数人規模のところが多く、かつ実績を見ても自分が希望するクオリティには達していませんでした。

一方、シューマツワーカーさんには地方では採用できない優秀な人材が多く登録しています。見せていただいた登録者の方のポートフォリオもハイクオリティなものばかりでした。社内でも「自分たちが求めている形に近づいてきている」という評価をもらい、お取り引きさせていただくことができました。

 

副業社員は片足を踏み入れながら伴走してくれる

 

 

――実際に採用した副業社員のデザイナーについて感想を教えてください。

外部人材というより、組織に片足を踏み入れながら、サイト制作の上流から伴走してくれています。副業社員のノウハウを社内に落とし込んで、若手従業員にも吸収してもらいたいと思っています。

 

――シューマツワーカーを利用してよかった点を教えてください。

制作会社ではなく、人材会社という点が弊社に合っていますね。シューマツワーカーさんは登録者が多く、エンジニア・デザイナー・マーケターと幅広いIT人材がいます。なので、課題の状況に応じていろいろな方をアサインし、案件ベースで優秀なチームを作れると思いました。

例えば今はウェブデザイナーの副業社員にウェブ制作を依頼していますが、今後は商品パッケージやチラシ、ポスターなどがデザインできる人を紹介してほしい、と依頼することがあるかと思います。つまり人材会社なら、案件に応じて適材適所の人材を紹介してもらえるのがメリットと感じています。 また、自分も含めITに疎いので、シューマツワーカーさんは「ウェブに詳しい集団」というイメージです(笑)。

私たちもECの強化や海外展開といった成長戦略を考えているのですが、それをどうウェブで展開していっていいのか、知識が足りていません。だからシューマツワーカーさんや副業社員の方に相談しながら二人三脚でできるのがありがたいですね。長期的にお付き合いできたらと思っています。

 

 

――最後に、今後シューマツワーカーに期待していることを教えてください。

いずれWEB事業部を新たに発足したいと考えているので、この事業を一緒に取り組めたらと思っています。

また、実は弊社はお酒だけでなく、コスメや料理なども展開しています。今後、これらのプロダクトひとつひとつをマーケットインの発想で進めていきたいので、引き続きお力添えをいただきたいです。

DXが求められているなかで、まだまだ社内のリソースでは足りないことが多くあります。今回のウェブサイトの制作を入り口に、中長期的にお付き合いさせていただけたらと思っています。

 

――ありがとうございました!

 

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