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副業社員が活躍しやすい職種とその特徴とは?
年々、国内の労働人口が減少をたどる一方で、働き方はどんどん多様化しており、フリーランス…
2020.07.16
2025.12.09
副業したい人と副業で働いてほしい企業をつなぐ、副業マッチングサービス「シューマツワーカー」。今回は、シューマツワーカーの中で“副業したい人のため”に働く専門チーム、CCチームにインタビューしました!このチームのメンバーは「コンシェルジュ」と呼ばれています。
シューマツワーカーのコンシェルジュの仕事は、副業ワーカーが、より安定して働き、成果を上げられるようにサポートすること。
企業側に立ってくれる専任担当者がいるサービスは珍しくありませんが、ワーカー側にも専任の担当者がいるサービスは、ほとんどありません。“副業をはじめるならシューマツワーカー!”といわれる、ゆえんでもあります。
今回のインタビューは前後編に分かれていて、前編では「コンシェルジュは何をしてくれるの?」「どのような人がコンシェルジュとして働いている?」、中編では「副業に向いている人とは?」「事前に知っておきたい、よくあるトラブル例」、後編では「副業で活躍する人って?」など、副業ワーカーに役に立つ情報に焦点を当てて、聞いてきました。どうぞ続けてご覧ください!
Contents
ー こんにちは、本日はよろしくお願いいたします!
まずは、シューマツワーカーでの「コンシェルジュ」という役割について、教えてください!
柳 私たちコンシェルジュの役割は、シューマツワーカーを使って「副業」をされているワーカーさんたちのサポートです。
今現在、稼働されているワーカーさんは、700〜800名おられます。そのワーカーさんたちお一人お一人に、私たちコンシェルジュが「専任の担当者」としてつかせていただきます。
ー 具体的には、どのようなサポートをされていますか?
柳 担当者としては、まず、稼働前にミーティングでお顔合わせし、それから副業で働くにあたっての注意事項などをお伝えします。
また、日常的なフォローアップやサポートもさせていただきます。Slackなどを利用したテキストでのやりとりが多いです。コンシェルジュによってやり方は少しずつ違いますが、だいたい月に30~40人くらいのワーカーさんと、30分のオンラインミーティングを実施させていただいています。
こうしたやりとりを通して、まずは「何かあったときに相談してもらえる関係値づくり」を目指します。
ー チームの追っているKPIはありますか?
柳 チームのミッションとしては、「解約率」を抑えることを目標にしています。
副業案件は「プロジェクト型」のものも一定ありますので、プロジェクトが終了した時点での契約終了というケースは、性質上阻止しにくい部分があります。ですが、企業様とワーカーさんの認識の齟齬や、働き方のミスマッチなどが原因で契約終了に至ってしまうケースについては、両者への丁寧なサポート・フォローにより避けられることもあります。
シューマツワーカーのミッションは、企業様にもワーカーさんにも「副業」という新しい働き方を導入してもらうことにより、様々な可能性を広げていくことです。せっかく「副業」という働き方に一歩を踏み出したのに、それが良い経験にならないのは本意ではありません。
だから、シューマツワーカーでは、企業様への担当者はカスタマーサクセスチームが担い、ワーカーさん側のサポートをコンシェルジュが担っているんです。両者が「副業」の成功体験を積んでいただけることが、共通して目指すゴールです。
ー チームはどのような体制でしょうか?
柳 CCチームには、8名のメンバー、1名のリーダーが所属しています。1人あたり担当できるワーカーさんは多くても150名程度ですが、現状は100〜150名を担当しているメンバーが多いですね。
関口 私はチームの全体的なKPI管理やメンバーのリソース管理などのリーダー業務をメインに担当しています。
ー では、ここから、今日インタビューにご参加いただいている3名のコンシェルジュの紹介をしていただけますか? まずは今西さん、お願いできますか。
今西 私はシューマツワーカーに入社して、実はまだ1年経っていません。入社当初からCCチームに所属し、コンシェルジュとして働いています。前職は結婚式場のヘアメイク(ブライダルヘアメイク)をしていました。正社員として4年、フリーランスとして5年働きました。
前職は美容関係のお仕事ですので、人材業界とは全く違う仕事ではあるのですが、「人の人生の分岐点に関わる仕事」という軸で転職活動をしていました。その中で、人との関わり方に魅力を感じたのが、シューマツワーカーへの入社を決めた理由でした。
10年程度の社会人生活のうち、正社員からフリーランスへと転向して働いてきた経験も、「副業」「フリーランス」という働き方をサポートする上で役に立っています。
シューマツワーカーのコンシェルジュは、様々な経験が生きる仕事だと思います。
ー それでは次に関口さん、お願いします。
関口 私は2021年にシューマツワーカーに入社し、4年半ほどコンシェルジュとして働いています。その間、産休育休を取得して24年4月に復職しました。
シューマツワーカーに入る前は、私も違う業界にいたんです。美大にいたのもありクリエイティブ系の職につくため、、卒業後はアパレルの会社でカメラマンアシスタントをしながら、グラフィックデザインを身につけたんです。その後、Webデザインに関心が高まり、SES会社(エンジニアやWebデザイナーの派遣会社)に所属して様々な会社のプロジェクトでWebデザイナーとして働きました。
多くのプロジェクトに入ることを通して、制作よりもプロジェクトマネジメントや進行管理などに適性があるとわかってきました。そこで、化粧品会社の商品企画に転職。Webデザイン・紙媒体のデザインからお客様の対応まで全て一貫してやらせていただける環境で、マーケティングなども担当して楽しかったです。ですがあまりに忙しくて、家庭とのバランスがとれて、長期的に働ける職場環境を求めて、シューマツワーカーへ入社しました。
シューマツワーカーでは、これまでのキャリアでエンジニア・マーケター・デザイナーなど、幅広い職種の方と関わってきた経験が生きています。「仕事の風景が思い浮かぶ」ことは、人材業界での仕事に生きています!
ー それでは柳さん、お願いいたします!
柳 私はシューマツワーカーで働いて2年少しになります。前職では、不動産営業をしていました。その後、新しいことにチャレンジしたいと思ったときに、不動産営業という「有形」のものを「toC」つまり個人のお客様にセールスする仕事から、「無形」のものを扱い「toB」つまり法人のお客様にセールスする仕事へキャリアチェンジしてみたい、と思ったんです。
一方で、個人のお客様に向けたセールスから離れたくない気持ちもありました。個人のお客様に喜んでいただける仕事のやりがいも感じていましたから。人材業界の良いところは、法人・個人いずれのお客様へも価値を提供できるところです。人材業界に魅力を感じ、さらにミッションにも強く共感できたシューマツワーカーへ入社を決めました。
それから、シューマツワーカーで「新しい働き方」を広めていく・支えていく仕事をしたい、と考えたもうひとつの原体験があるんです。
コロナ禍に不動産業界は大打撃を受け、多くの派遣社員さんが「派遣切り」に遭うのを間近で見たことです。正社員か派遣社員か、という固定的な構図の中で、一方的に職場を追われる方たちの立場にも感じるものがありましたし、また、他方で残される正社員の職場環境の悪化や業務負担にも、「これはなんとかならないのか」と感じました。問題は、企業の人材活用の幅の狭さにあると思いました。
そこで、「業務委託」や「副業」「フリーランス」などの柔軟な働き方を受け入れる企業が増えれば、こうした問題が解消していくのではないかと思ったんです。商材として「シューマツワーカー」をもっと広めていきたいと思いました。
ー 柳さんは、シューマツワーカー入社後、まずはカスタマーサクセスチームに所属されましたね。
柳 カスタマーサクセスでは、企業様を担当させていただくのですが、様々なトラブルにも対応しました。トラブルが原因で解約に繋がるケースも多かったのですが、そのときにワーカーさん側の課題を感じて。もっとワーカーさんへのサポートで改善できたのではと思うことが多かったんです。もともと「toC」のセールスをしていた経験もあるので、自分でワーカーさんサポートの現場に立ちたいと、コンシェルジュへの異動を希望しました!
ー 実際にCCチームにてコンシェルジュをされて、いかがですか?
柳 想像していたよりも、ワーカーの皆さんは非常にレベルの高い方が多く、びっくりしたんです!
これまで営業として取り組んできた中で、商材や市場環境に関する知識は、営業担当者がお客様よりも「より多く」持っているべきだと思い、たくさん知識を吸収して、それをお伝えする立場としてやってきました。不動産知識や、人材活用の市場環境など。ですが、シューマツワーカーでのワーカーさんたちと相対するときには、そのような構図ではないんですよね。
ワーカーさんたちは皆さん、プロフェッショナルなんです。私よりも圧倒的にその「お仕事」に関する知識と経験を持っていらっしゃる。例えば、エンジニアさんであればシステムや技術に関すること、マーケターさんであれば商材ごとのマーケティング戦略や広告運用についてなど。
またそれだけではなく、単純に「社会人」としても経験豊富な方が多い印象です。とても勉強になりますし、追いつくためにこちらも一生懸命ご対応せねばと身が引き締まります。
関口 確かに一般のtoCセールスやカスタマーサクセスとは違いますね。toCというよりtoBに感覚が近いかもしれません。コンシェルジュがサポートさせていただくワーカーさんは、やはりプロフェッショナルであり、視座が高い。
副業する目的も様々ですが、「収入を得たいから」という方ももちろんおられる一方で、「キャリアアップしたい」「経験を積みたい」といった仕事への前向きな向き合い方の一つの手段として考えておられる方も多くて、背筋が伸びる思いがすることも多いです!
ー 今西さんはいかがですか?
今西 以前やっていたブライダルヘアメイクは、老若男女多くの方と関わる経験をしてきました。だから“人”と接することは苦手ではないですが、シューマツワーカーのコンシェルジュとして働き始めた入社当初は、戸惑いもありました!
特にエンジニアさんで、専門性が高い領域をされている経験豊富な方の担当をさせていただくと、本当に勉強になります。信頼関係を築くことが目標ではあるのですが、それ以前にたくさんのことを教えていただく機会になります。
とはいえ、最初のミーティングではあまりお話していただけないで終わってしまった・・・という経験も少なくないです。でも、そういう関係値でスタートしたワーカーさんが、少しずつ「本音」を言ってくださるようになると、とても嬉しいんです!
ー コンシェルジュとして働くやりがいにもなっているのでしょうか?
今西 はい。本業で経験豊富なワーカーさんにとっても、新しい企業様のチームに副業メンバーとして入って働くことは、最初は不安や戸惑いも多いはずです。
そんな中で私たちコンシェルジュの存在を思い出していただき、
「ちょっとこういうことで相談したい」「実はこんなことで悩んでいる」
とお声がけいただける瞬間は、何よりも嬉しいですね!
ー ここまでお読みいただきありがとうございます。中編もぜひご覧ください!
