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0→1の開発がメインの宇宙ベンチャーで、副業AIエンジニアが活躍する秘訣とその成果とは?|株式会社スペースシフト様
2021年にシリーズAラウンド5億円の資金調達を実施し、その後1年半で事業と組織の拡大が加速している注目の宇宙ベンチャー、株式会社スペースシフト様。今では「いなくてはならない存在」にまでなった副業AIエンジニアの活躍について、事業開発部 部長 川上 勇治様にお伺いしました!
2023.03.24
2023.04.06
従業員数約60名、営業メンバーが8割というBtoB不動産企業、株式会社アットオフィス様。これからの成長に向けて、強みである「営業」以外の領域でも新たな試みを始めています。
今回は、2023年1月に取締役社長CEOに就任された、谷 健太郎様にお話を伺いました。
2022年10月にローンチしたオウンドメディアの立ち上げや、2022年冬に初開催した新卒向けインターンシッププログラムの構築。副業人材の力を活用しながら実現してきた数々の施策について詳しく伺います!
Contents
ーーまずは、アットオフィス様で展開されている事業や、企業の特徴について教えていただけますか。
アットオフィスは、BtoB不動産業を事業としている会社です。オフィス移転の仲介を行っています。業歴は20年近くですが、登記上は12期目、実質5期目の、ベンチャー気質のある会社です。
オフィスを移転する。経営者が何かを変えたいと思うときに「場所を変えること」は非常にインパクトの大きな意思決定です。社員全員の通勤も変わるし、名刺も、登記も変わります。会社の大きな節目に寄り添うBtoB不動産事業というのは、おもしろみがありますし、そうした瞬間に立ち会える仕事ができていることは嬉しいことだと思っています。
実は、私たちアットオフィスも今度、オフィス移転するんです。あらためて、オフィス移転はとても大変なプロジェクトだと実感しています。そのような場面でお手伝いさせていただけていることはやはり幸せなことですし、誇りに感じています。
ーーオフィス仲介以外の事業も展開されていますね。
主に物件探しなど不動産分野で、クリニック開業支援も行っています。内科医、耳鼻科、美容整形などさまざまな先生方からご相談をいただき、サービスのご提供をしています。建物の内装、ビルオーナー向けの物件管理・空室管理のサービスなどにも、事業展開しています。
また、企業の成長とオフィス移転の相関性に着目し、不動産業の立場から、ベンチャー起業家支援にも注力してきました。数年前までは経営者交流会の開催など行ってましたが、コロナ禍でリアルな会の開催が難しくなり、オウンドメディアでの情報提供を始めました。
ーーどのようなメディアですか?
「ベンチャー.jp」という起業家をターゲットとしたメディアサイトです。内容は、起業家の方のインタビューなどを記事として発信しています。
この「ベンチャー.jp」の構想は、2022年初めに立ち上げ、4月ごろにはWeb制作会社さんと一緒にサイトの構築に取り掛かりました。ローンチをしたのがそこから半年後、2022年10月です。
実はそのWeb制作会社さんというのは、弊社の顧客で、以前アットオフィスを利用してオフィス移転されたベンチャー企業なんです。そのような繋がりがあり、過去にはアットオフィスの物件検索のサイトのデザインとコーディングもお願いしたことがありました。メディアサイトの件もご相談したところ、やっていただくことになったんです。
ーーそうすると、メディアの入れ物をその会社様と作っていかれたのが、最初だったんですね。
そうなんです。つまり、入れ物が先にできて、中身のことは後から考え始めました。
この入れ物に、何を入れていこうかーー実は最初、自分で記事を書き始めました。これまでベンチャー起業家支援をしてきた実績や経験もありますから、書けること・書きたいことはたくさんあったんです。
ところがいざ書き始めてみたら、ものすごく時間がかかることがわかりました!
「ではどうしようか?」となって、外部の力を借りることにしました。そして最終的にはシューマツワーカーの力、副業人材の力を借りることになります。
とはいえ、私たちは不動産業界という比較的レガシーな産業に身を置いている企業ですから、それまで「副業」という文化には触れたことがありませんでした。つまり、いきなり副業人材をという発想はなかったのです。
そんなときに、経営者同士の交流の場で、シューマツワーカーCEO松村さんにお会いする機会がありました。こんな課題を抱えていて、という話をしたら、「一度ぜひ副業人材を活用してみてください」と勧められました。
ーーそれは、いつ頃の話でしょうか?
6月ごろ、メディアサイトの構築が進んだ段階ですね。
を進めてくれました。メディアづくりの司令塔、ディレクションを担ってくれる人材が、副業メンバーとして入ってくれたんです。
ーーなるほど。とはいえ、もともと副業人材には馴染みがなかったのですよね。副業人材の活用に、戸惑いや不安はありませんでしたか?
不安はありました!
正社員で、雇用する、有期契約で雇用する、という形態、または業務委託契約という形しか経験してきませんでしたから。
ーー既存の業務委託契約とは、副業人材の活用は違うイメージをお持ちでしたか?
業務委託というと、委託する業務をパッケージ化して渡し、その業務をこなしてもらう、あるいは成果物を納品してもらう、というイメージで、これまでフリーランスなど専門家としてその業務の請負をしている方にしか頼んだことがありませんでした。
一方で、当時の「副業」のイメージは、「本業がありながら片手間で別の会社を手伝う人」というイメージ。正直なところ、クオリティに不安がありました。
ーーそれでもやってみることになったのは、どうしてでしょう?
まず、「やってみる」ことそのものに、魅力を感じたというのはあります。
働き方にまつわる世の中の変化も感じていました。経営者として、新しい働き方がどのようなものか、触れてみるのも大事な経験かなと思いました。これから会社を変えていく上で、参考になることが学べるかもしれないなと。
それから、シューマツワーカーなら「スモールスタートできる」ことも大きかったです。
シューマツワーカーって、副業人材と直接の契約ではないところが良いと思います。実際に副業人材と一緒に働いてみて、もしも合わなければ翌月末に契約を終了させてもらうことができます。それもシューマツワーカーが間に入っていることで、かなりストレスも小さく。
これが、正社員雇用、有期契約雇用、業務委託契約など、他の選択肢との大きな違いだと感じます。「とりあえずやってみる」という背中を押してもらえる仕組みでした。
ーー稼働し始めるまでのプロセスはいかがでしたか?
シューマツワーカーに相談して稼働が始まるまで、一瞬でしたね。相談してすぐに副業人材を紹介してもらえて。紹介していただいた人材との、マッチングの精度の高さも感じました。
ーー当初お持ちであった「不安」は、どうなりましたか。
クオリティが低いんじゃないかという不安ですよね。
それが・・・クオリティがとても高くて驚きました!
クオリティの高さをより実感したのは、依頼する前に自分でやってみたからというのもあります。自分で立ち向かってみて、その難しさを感じていたから、「こんなにぽんぽんとアウトプットを出せるのか!」とびっくりしたんです。最初の副業メンバーが稼働し始めてすぐに、それを感じました。
ーー具体的にはどのようなものが出てきたんでしょう?
最初は「このメディアサイトをどのようなものにしていくか」という上流の議論からスタートしたんです。その中で私が伝えたのは、「起業家向けのメディアにしたい」という当初からあった想い。さらに「ターゲットとする検索キーワードはどういうものにするか」という議論に発展していき、例えば「ベンチャー ○○」「スタートアップ ○○」などを狙っていきたい、とか、本業の不動産領域を生かしたキーワードもやっていきたいといった話をしていきました。
その中で、副業メンバーが提案してくれたのは、「より効果的にキーワードを取っていくならこうですね」というさまざまな視点でした。
一つ印象的だったことは、「ベンチャー」「スタートアップ」って、似ているので同じように使っていましたし、キーワード選出においてもそれほどこだわりなく考えていたんです。でも「キーワードとして考えたときには、両方取ることは難しいですよ」と言われて、初めてハッとしたんです。
それから、記事のテーマを出していくときにも、経営者の困りごとであり、経営の重要な観点である「ヒト・モノ・カネ」という切り口で考えていきましょう、という提案もありました。その軸が決まったことにより、「ヒトだったらこれ」「モノだったらこれ」・・・と、どんどん記事のテーマと構成案を出してもらえて。
1週間後には8つくらいの具体的なテーマと構成案が出てきて。「あとは書くだけです!」という状態を見せてもらえたんですよね。
ーー「ベンチャー」「スタートアップ」の語の使い分けについての副業メンバーの提言で「ハッとした」というのは、どういう部分だったのでしょうか?
正直なところ、全部驚きだったんですよね。自分たちにはない発想であり、知見であり・・・。
「ベンチャー.jp」というメディアサイト名で、「ベンチャー」「スタートアップ」どちらのキーワードに親和性のある記事で構成しているメディアなのかといった点も、Googleの評価の対象になる可能性があるといった話などを聞いて、「そうだったのか!」と、そこから驚きでした。
そしていざ「ベンチャー」「スタートアップ」どちらを狙っていくべきなのかを判断するときにも、2つのキーワードの分析をしてもらって。実は今、「スタートアップ」という語の方が競争が激化しているキーワードなんです。世界的にもこの語はますますレッドオーシャンになりそうだと。一方で、国内では「ベンチャー」は「スタートアップ」と同様の扱われ方をしており、検索ボリュームも相変わらず大きくて、根強い語であることもわかりました。
そういった判断材料を出してもらえたことで、最終的には「ベンチャーでいきましょう」と決めるのですが、知見のない領域でも自信を持って意思決定することができました。
ーー6月に最初の副業メンバーが入って、10月にはメディアをローンチされるわけですが、その間のことも教えていただけるでしょうか。
「ヒト」をテーマにした記事の中で、起業家インタビューを行って記事として発信していくことにしました。副業メンバーとして、このインタビューの記事起こしを担当するライターさんに入ってもらうようになって、記事がどんどんできていきました。
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前編をお読みいただきありがとうございます!後編はこちら
アットオフィス様のお話をヒントに、
✔️本業で活躍しているレベルの優秀な副業人材を探したい
✔️自社の抱えている課題を解決できる経験を持った副業人材を探したい
という企業様は、ぜひお問合せ、ご相談ください(相談は無料です)。
シューマツワーカーでは、約 42,000人(2023年4月時点)の豊富な複業人材データベースから、企業様のご希望に沿った人材をご紹介するだけでなく、副業メンバーとして働き始めたワーカー様と企業様に伴走したサポートをご提供しています。お気軽にお問合せください!
最後までお読みいただきありがとうございました。