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【2023年】国内の副業系サービスは230種類以上!最適なサービスを選ぶには?
2月3日に発表された「副業系サービスカオスマップ2023年版」では、230以上のサービスが掲載されました。これほど数あるサービスの中で、自社に最適な副業系サービスを選べるでしょうか? そこで、「副業系サービスカオスマップ2023年版」に沿って、企業が自社に最適な副業系サービスを選ぶための分類や考え方をご紹介します!
2023.02.16
2023.03.09
インボイス制度の開始がいよいよ2023年10月に迫りました。
主要な取引においては対応が進んでいる企業も多いと思いますが、今回は、業務委託人材との取引において、特に注意すべき点、そしてどうやって対応したら良いかをまとめました。ご参考にしていただけると幸いです!
Contents
インボイス制度は、2019年10月の消費税法改正に伴い、消費税の仕入税額控除の方式が「適格請求書等保存方式」となることに伴って、2023年10月1日から開始される制度です。
これは、請求書を送る側(売り手)が、請求書を受け取り支払いを行う側(買い手)に対して「適格請求書(インボイス)」を交付することにより、請求書の受け取り側(買い手)が仕入税額控除を受けることができる制度です。
「適格請求書」では、これまでの請求書の記載事項に加えて、「適格請求書発行事業者の登録番号」「税率ごとに区分した消費税額」「税率ごとに区分して合計した対価の額及び適用税率」の項目を明確にします。
それにより、請求書の受け取り側は、納付する消費税額から、仕入税額控除分の納税額を差し引くことができます。ただし、仕入税額控除分の納税額を差し引けるのは、請求書を送る側が免税事業者でない(課税事業者として登録している)場合のみという条件もあります。
つまりインボイス制度とは、いくつかの条件を満たした請求書を発行・受取することにより、請求書の受け取り側(買い手)にとって納税上のメリットがある制度です。
逆に、請求書を送る側が免税事業者でないという条件を満たしている場合でも、「適格請求書」を出してもらえないと、請求書の受け取り側は「仕入税額控除」を受けることができず、納税額が大きくなってしまいます。そこで、今後の取引においては、買い手は売り手に対し、「適格請求書を出してください」と依頼するシーンが増えてくる可能性があるのです。
多くの企業で経理担当者やコーポレート担当者が対応をしている「インボイス制度」ですが、副業人材やフリーランスなどの業務委託人材と契約をしている企業にとって、対応すべきポイントはあるのでしょうか?
実は、業務委託人材との契約(取引)においてもインボイス制度は無関係ではありません。
多くの場合、企業は契約している業務委託人材から、請求書を発行してもらっています。この際、「適格請求書」を受け取っていれば仕入納税額控除を受けることが可能になるのです。(ただし、契約中の業務委託人材が「免税事業者」の場合(課税事業者として登録していない場合)には、企業は仕入納税額控除を受けることはできません)
つまり、業務委託人材との取引分において仕入納税額控除を受けようと思う企業は、課税事業者として登録している業務委託人材から、「適格請求書」を発行してもらう必要があるのです。
簡単なことのようですが、業務委託人材と実際にやり取りしている企業にとっては、難しさ、あるいは煩雑さを感じるかもしれません。というのも多くの企業が、業務委託人材との間の書類のやり取りや情報管理には、課題を抱えているからです。
企業が抱える業務委託人材の管理に関する課題は、
「個人情報・マイナンバーの収集・契約管理を現場担当者が行っており、管理部門に情報連携されない」
「契約の終了・開始・再開などが頻繁に起こり、ステータス管理のメンテナンスに手間がかかる」
「契約形態、単価、契約更新時期がさまざまで、エクセルでは管理しきれない」
「注文、納品、請求管理のフローが属人化する」
などがよく言われます。
情報や取引書類をやり取りするのが管理部門に一元化されているケースと異なり、業務委託人材は現場部門がやり取りすることが多いことなどが、原因になっている可能性があります。
そんな中で、管理部門が現場部門に対してインボイス制度の理解を深め、取引している業務委託人材から、必要項目を網羅した適切な「適格請求書」を受け取ることは、なかなかハードルの高いことかもしれません。また、取引相手が個人となることも多いので、理解を深めつつ、丁寧に対応していく必要もあります。
社内で対応していくにあたり、インボイス制度についてもっと知りたい方は、国税庁のホームページで、さまざまなタイプのニーズに合わせたパンフレットを見ることができます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice_about.htm
最新情報をしっかりキャッチアップしたい方は、国税庁のホームページに「特集インボイス制度」として、インボイス制度の特設ページが公開されました。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm
ここでは、各地で開催されている税務署によるインボイス制度の説明会の情報や、申請書類や手続き等の情報のほか、最新情報も更新されています。公的な情報をわかりやすく入手するのに最適なサイトです。
また、業務委託人材との契約におけるインボイス制度対応について、もっと簡単に対応していきたい方、簡単に理解したい方は、ツールを使っての対応もできます。
業務委託人材管理SaaS「フリーランスフォース」では、インボイス制度に対応した請求書(適格請求書)を、業務委託人材から、簡単に発行してもらうことのできる機能を提供しています。
「フリーランスフォース」は、1,000社以上の企業に副業・フリーランス人材のマッチングサービスを提供してきた株式会社シューマツワーカーが、“副業・業務委託契約の現場”からの知見と経験を結集して開発・運営している、副業・フリーランスの管理オペレーションを一元化できるというサービスです。インボイス制度対応はもちろん、業務委託人材との間の書類のやり取りや情報管理を一元的に管理できます。
こうした便利なサービスを利用することで、企業のデジタル化や情報管理も、そしてもちろん制度対応も、一気に進めていくのが良いかもしれません。
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