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副業社員活用時に抑えておきたい情報セキュリティ対策
他の会社に所属する副業社員に業務を依頼する際、よく懸念点として上げられるもののひとつ…
2020.07.15
2020.07.14
ベンチャー企業だけでなく上場企業や地方企業でも、人手不足の課題に対して副業の方に業務委託で入ってもらう企業は増えてきました。それ自体有効な手段であり、実際に都内には副業社員を10人以上抱えてる企業も多くあります。
しかし副業は、企業にとっても個人にとっても初めての試みであることが多く、上手くワークしない事例も少なくありません。最初の3か月以内に半数以上が契約解除になるというデータもあります。
ただ、3か月以内契約解除の原因にはいくつかの傾向があります。その傾向がわかれば、それを事前に対策することが可能です。そこで今回、副業社員活用で陥りやすい問題とその対策をまとめてみました。
Contents
副業社員はリモートワークが中心になることが多く、また終業後の平日の夜や土日の空いている時間に稼働します。企業にとっては、普段となりで一緒に作業している自社の正社員と違って作業の様子が見えず、心理的負担やマネジメントコストがかかるという話はよく聞きます。
「とにかくアウトプットが大事」と数週間音沙汰がないまま蓋を開けてみると、「実は本業が忙しくて全然作業できてない」や「お願いしていた業務と違うことをしている」などもしばしば…。
【対策案】
まず前提として、リモートワークだからこそ積極的にコミュニケーションをとり、業務の進捗管理、フィードバックを双方が行うよう心がける必要があります。その意識の上で、以下の2つのルールを用いて対策することができます。
1つ目は【日報】の設定です。
社内のチャットツールかメッセージツールにて、[今から始めます][終わります][休憩します]など、都度報告するルールを設定しましょう。さらに、副業を始めるタイミングで[今日行うタスク]、終わるタイミングで[今日完了したタスク]も一緒に報告してもらうことも重要です。副業社員が、いつ・何しているのか を見える化できます。
2つ目は【定例MTG】の設定です。
毎週もしくは隔週で、曜日と時間を決めMTGを実施します。必要なときだけMTGするのではなく、必要のない場合にその都度「スキップ」するようにします。毎回の定例MTGで、タスク進捗の管理と次回定例までのタスクの割り振り・確認を行うことで、副業社員にも副業のリズムが作られます。
副業社員と業務をしているものの、質問の返答が遅いなど、なかなかコミュニケーションが取りにくく不満につながるというケースです。副業社員は、本業の都合や家庭の都合、ビジネススタンスなどによって、コミュニケーションが取りやすい時間 / 取りにくい時間が変わってきます。
依頼している業務が頻繁なコミュニケーションを要する場合、企業と副業社員とのコミュニケーションが取りやすい時間帯の被りが少ないとお互いにストレスがたまっていきます。
これは副業社員を採用する際に、お互いに業務内容とコミュニケーションを取れる時間帯を擦り合わせておく必要があります。例えば、平日の昼にMTGを行う可能性がある場合は、その人がフレックスタイム制の会社に勤めているかも見るべき点になります。詳しくは、【副業社員を採用する際に見るべき点とは】 をご参照ください。
「最近、本業が忙しくて…」などの理由で副業社員が稼働時間を確保できず、依頼していた業務が想定よりスケージュールが遅れてしまうケースです。結局、社員が巻き取って作業することになり、二度手間になってしまうこともあります。
【対策案!】
これは、以下2つのことを気をつけることで防ぐことができます。
1つ目は、採用時の稼働可能時間の確認です。
目安でいいので、週/月にどれくらいの稼動できる想定なのか確認しましょう。また、本業で突発的な残業が多いかどうか、直近で転職を控えているか等を確認するのもおすすめです。
2つ目は、タスクの依頼時に納期を決めることです。
ただし、納期を押し付けすぎず、企業と副業社員で話し合い、双方が納得感のある納期を設定するようにしましょう。
最初の頃はとても活躍してくれてた方が、2か月、3か月と経つうちに、だんだんと本人のモチベーションが下がり、稼働時間やパフォーマンスが下がっていくケースです。突然「やめたいです」と言われたら、また新しい副業社員を探し、業務を覚えてもらわなければならなくなります。
【対策案!】
副業社員は常に、副業することへの理由(モチベーション)を求めています。その人が、どのような目的で副業をしているのか把握するようにしましょう。それに合わせてタスクを割り振れられれば尚いいです。また、短い時間でも構いませんので、定期的に1on1を行い、副業社員のエンゲージメントを測ることをおすすめします。詳しくは、【副業社員の7つのモチベーション】をご参照ください。
様々な事情により副業社員がタスクを完了できなかったり、もしくは勘違いやコミュニケーションミスによって、企業がお願いしていた業と違うことをしていた場合に、「その作業分の報酬はどうなるの?」と揉めるケースがあります。契約書を結んでいたらば、その契約にのっとって話し合えばよいのですが、契約書を結ばずに副業を開始するケースも少なくありません。
【対策案!】
最初にちゃんと契約を結びましょう!
特に、「何に対して報酬を払うのか」を明確に定義する必要があります。つまりは、請負契約なのか、準委任契約なのかを決めましょう。シューマツワーカーとしては、準委任契約を推奨しています。
請負契約の場合は、業務依頼時に明確に用件定義をする必要があります。しかし、依頼する企業としても、最初からアウトプットが明確なケースの方が少ないですよね。
昨今、主流なやり方であるアジャイルやリーンの思想には、準委任契約のほうが合うケースが多いのです。
ご参考になりましたでしょうか?
シューマツワーカーでは、どうすれば副業社員が上手くワークするか、どうして上手くいかなかったのかのデータを貯めており、それを元に副業社員マッチング後のサポートサービスを行っております。
企業としても、副業社員が上手くワークスするための仕組みと体制作りを行いましょう。