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「副業・兼業」を取り巻く現状とは。企業の取り組み事例もご紹介
近年、多様な働き方を尊重し、社員のニーズに応えるための取り組みが進み、副業・兼業が広く認められるようになってきました。今回は、企業で副業や兼業の解禁に拍車がかかってきた理由や、副業や兼業に取り組み成功している企業4社についてご紹介します。
2023.05.26
2020.11.10
クリック単価とは広告がクリックされたときに発生する費用で、広告主が支払う金額です。この記事では、Google広告のクリック単価の定義や仕組みなどについて、詳しく解説しています。また、クリック単価の相場を調べる方法や設定の仕方についても触れています。Google広告の出稿を検討する際の参考にしてください。
Contents
クリック単価への理解を深めるには、定義や仕組み、広告主が実際に支払う費用が決定するまでを知っておくことが大切です。
クリック単価とは、広告が1回クリックされるごとに発生する費用のことです。クリック単価の変動で影響があるのは、広告をクリックしたユーザー数や、広告の掲載順位などです。
<クリック単価の計算式>
クリック単価=広告費÷広告がクリックされた数
Google広告の課金方式は「CPM課金型(インプレッション課金型)」と「CPC課金型(クリック課金型)」の2種類です。
CPM課金型は検索画面に広告が表示されるごとに費用が発生します(1,000回表示されるごとに費用が発生するケースが多い)。 一方、CPC課金型はGoogle広告が何回クリックされるかで料金が決まります。広告をクリックされた数が増えれば当然、支払う金額も増えます。なお、広告主が支払う費用は「クリック単価×広告のクリック数」で計算できます。
クリック単価は広告主が自由に設定できるわけではなく、掲載順位・広告ランク・入札単価・品質スコア、競合他社との競り合いによって決まります。具体的にどのようにクリック単価が決定するのかについて解説します。
広告の掲載順位は広告ランクの高さによって決まります。広告ランクは「入札単価×品質スコア」で決まります。そのため掲載順位を上位に表示させるためには、広告ランクを上げるための対策が必要です。
品質スコアは広告のクリック率、広告とキーワードの関連性、広告から誘導されるランディングページの品質などによって決まります。品質スコアが高いほど、ランディングページとユーザーの関連性が高い広告だといえます。
広告ランクが低くなる原因は、品質スコアもしくは入札単価と品質スコアの両方が低いためです。品質スコアが高ければ、入札単価が低くても広告ランクが上がりやすいため、広告は上位に掲載されます。
実際に支払うクリック単価は、競合の広告ランクとの比較で決まります。 入札単価の金額がそのまま実際に支払うクリック単価となるわけではありません。入札単価はあくまで上限金額です。実際に支払うクリック単価は掲載順位が1つ下の競合より広告ランクが高くなるのに必要な最小金額となります。
広告主が実際に支払うクリック単価の計算式は「競合の広告ランク÷自社の品質スコア+1」になります。 例えば、掲載順位が1つ下の競合の広告ランクが1500だと仮定し、自社の品質スコアが10なら、1500÷10+1=151円というように計算します。広告主が実際に支払うクリック単価は151円です。
自社と競合他社の掲載順位や広告ランクなどが変わることで、クリック単価の相場にも少なからず影響が及びます。そのため、入札単価と実際に支払う費用が必ずしも同じ金額になるとは限りません。 また入札単価を高く設定しても、掲載順位は上がりません。重要なことは品質スコアを上げることです。
Google広告で設定されるクリック単価の目安の最低額は数十円、最高額は数千円程度です。これほどまでに差が出るのはなぜでしょうか。その要因について解説します。
クリック単価は業界・時期・知名度・商材・媒体といった要因で変化します。単価が高い傾向にあるジャンルは「投資・金融・保険・転職・美容」などです。
リピート率や販売単価が高い広告は成約時の利益も多いため、入札単価が高い傾向にあります。同じキーワードを狙う競合が増えるほどクリック単価の相場は上昇し続けます。 しかし、一定の金額に達すると逆に利益が得られにくくなるため、結果的に横ばい状態になります。
クリック単価の的確な目安を算出するのは難しいです。そのためクリック単価が変動する要因があるという認識を持ちつつ、相場を調べたうえで自社にとって適切と思われるクリック単価を決めることが大切です。
クリック単価の相場を調べるには、キーワードプランナーというツールを使います。
キーワードプランナーはGoogle広告で使えるツールです。クリック単価以外にもキーワードの検索ボリュームや類似キーワードなどを調べる際に役に立ちます。なおキーワードプランナーを使用するには、Google広告のアカウント登録が必須です。登録にはGoogleアカウントでログインする必要があるため、事前に取得するようにしてください。
入札するクリック単価の設定方法は2つあります。それぞれのポイントと注意点を解説します。
キーワードプランナーを活用して調べた相場の金額をもとに入札金額を設定する方法です。
競合よりも上位に表示させるためには相場よりも高めに設定するのがポイントです。とはいっても設定金額が高すぎると比例して支払う費用も高くなります。あくまでも1クリックに支払える金額を設定します。
相場よりも低い金額を設定してしまうと、広告が出稿されなくなるというリスクがあります。
金額を設定し、広告を運用しながら入札金額を調整していく方法です。
クリック単価は常に変動するため、広告配信後にしか実際の金額の金額を知ることができません。 配信後の成果を反映し、適切な金額を決められる現実的な方法といえます。
設定金額が低すぎると、広告配信ができない可能性もあります。
入札単価を設定する際、必要以上のコストをかけないためにも広告予算を決めておくことが大切です。広告予算を決める際には以下の2つの計算式を使用します。なお、成約率がはっきりわからない場合は、成約率を1%(0.01)として計算してください。
■売上増加を目的とした広告予算を設定する場合
クリック単価÷成約率×{売上目標額÷客単価}
■問い合わせ件数を増やしたい場合の広告予算を設定する場合
クリック単価÷成約率×目標件数
Google広告のクリック単価は一度設定すれば完了というわけではありません。
広告配信後はかならず成果を確認し、必要があればクリック単価の調整を行います。成果が得られたなら、さらに成約率を上げるためにクリック単価を高くします。 一方、クリック率が高くても成約率が低いのなら、クリック単価をさらに低くする、もしくは配信を中止する決断も必要です。
実際に支払うクリック単価は、上述したように広告ランクや品質スコアなどによって相場が変動するため、設定価格とは異なります。そのため、相場の変動を考慮したうえで適正なクリック単価を調整しなければなりません。
Google広告の入札単価を決めるのには主に、相場を調べる、おおまかな金額を設定して配信後の成果を確認したうえで再設定する、という2つの方法があります。広告で成果を出すには毎回、入札単価を調整する必要があり、そのためには専門的な知識はもちろん分析や運用に時間もかかります。
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