業界特化型SaaSで、エンジニアの開発を加速した副業PdM(プロダクトマネージャー)|株式会社スピカ様

人気サロン・最新デザインが見つかる国内最大のネイル情報サービス「ネイルブック」を運営する株式会社スピカ様。「ネイルブック」とサロン向けの予約管理・顧客管理SaaSの事業成長と、広告事業の開始にともない、プロダクトの改善・プロダクト系人材の採用活動を進めてきました。

今回は、人材不足に陥りがちなプロダクト人材、特にPdM(プロダクトマネージャー)を確保できた副業人材の活用と、副業メンバーが入ってくれたことによる成果について、株式会社スピカ 代表取締役 國府田 勲(こうだ いさお)様にお話を伺いました!

難航したPdMの採用と、進めたいプロダクト改善

ー スピカ様は現在、従業員数25名と伺いました。ネイル情報メディアの運営、ネイルサロン向けの予約管理と顧客管理システムの開発と運営、メディア広告事業など、いくつものサービスを展開されているのに少数精鋭チームですね。採用活動はされているのでしょうか。

國府田 はい、いくつかのポジションで新しい仲間を募集しています。特にプロダクト開発系の人材です。一気に組織を拡大させるといった考えはないのですが、デザイナー、ディレクター、プロダクトマネージャー(PdM)、エンジニアなどの職種は常に募集しています。

ー 採用難易度の高いポジションばかりですね。

國府田 そうなんです。スピカでもこれらの職種の採用はかなり難しいと感じています!

ー シューマツワーカー経由で入っている副業メンバーも、4人ともこれら「プロダクト系人材」ということになりますね。そもそもシューマツワーカーにお問い合わせいただいたきっかけはなんだったのでしょうか?

國府田 サロンさんの掲載を増やすために、プロダクト改善したいという話が社内で持ち上がったんです。ですが、社内にそういう知見のある人材が不足していて

そこで、外部に委託できる方法を探していて、シューマツワーカーにたどりついたんです。その段階では、シューマツワーカー以外にも複数のサービスを見つけて、問い合わせてみて、それぞれのサービスについて話を聞いたんです。

その中で、シューマツワーカーのカスタマーサクセス担当者が非常にスマートで、料金体系的にも他社より使いやすかったんです。

ー 「外部委託先」を探していたということは、フリーランス人材などが選択肢だったのでしょうか。

國府田 そうですね。とはいえ、副業、フリーランスなど、働き方にこだわりはありませんでした。まずはパートタイム的な感じで、お仕事を依頼したかったんです。

ー なるほど。時間単位で働いてみてもらいたかったんですね。今稼働している副業メンバーは4名ですね。

國府田 はい、先ほどもお話に出た「プロダクト系人材」です。プロダクトマネージャー(PdM)が2名、デザイナーが1名、エンジニアで開発アドバイザーとして1名に、副業メンバーとして入ってもらっています。

副業人材が入って「進まなかった改善」が加速。エンジニアに伝わる言語化へ

ー では、ここからは副業メンバーが果たしている役割について伺いたいです。まずPdMのメンバーはどのような業務を任せていただいているのでしょうか?

國府田 「ネイルブック」のプロダクト改善、サロン様向けの予約管理・顧客管理のSaaSの改善を、それぞれお願いしています。課題の発見をしていただくケースもありますし、弊社の中で実現したいことがあって、「これをお願いします」とお渡しするケースもあります。

ー この2名が入っての具体的な成果はありましたか。

國府田 それまで停滞していた状況が変化した、というのが非常に大きくて。

もちろん、副業人材には時間的な制約もあるので、フルタイムのメンバーのようにプロダクトに深く入り込んで、というのが難しい場合もあります。でも、副業メンバーはそれぞれ得意領域があって、それに基づいた提案などをいただけるのが、ありがたいです。

でも、それ以上に大きいのが、議論で止まってしまっていた改善案が実現したことです。これまで何度も社内では「これがやれたらいいのでは」と議論に上がっていながら、なかなか開発に進まなかった改善というのがいくつかあったんです。副業メンバーのPdMが入ってくれたことによってやっと開発に入ることができ、すでにリリースまで達成したものもあります。

具体的には、会員登録の促進に向けた施策として、SNSを活用した「カンタン登録」の仕組みを実現してもらったり。これは実現してよかったと感じた企画です。

ー 社内でアイデアや議論は出るけれど、なかなか開発まで辿り着かなかった、というのは、それまで何が原因で止まっていたのでしょうか?

國府田 企画を進めるにあたって、こういう数値を改善するといった方針やプロジェクトの組み立てができるメンバーが不在だったことだと思います。

特にスピカのプロダクト開発の現場では、プロダクト開発するにあたって、エンジニアに「なぜこの開発が必要なのか」をきちんと共有できることを重視しています。エンジニアにとって腹落ちした状態で、それに対して最善と思えるような開発を進めてほしいですから。

ですが、それまでそういうことを、エンジニアとも共有できる形にまとめることのできるメンバーが、社内に少なかったんです。例えばマーケティングや現場メンバーの、「こうした方が可愛いから」という理由は、一定正しいこともありますし、そういう感覚も重要なプロダクトではある一方で、エンジニアとの共通言語に落とすのは難しい感覚値でもありますよね。

そこを、今回入ってくれた副業メンバーは、「この改善によって改善される数値(KPI)は何か」「この改善によって、どれくらいのインパクトを目指すのか」といったことを数値的にも明確にしながら進めてくれ、エンジニアと共有することができました。

ー なるほど。

國府田 それに、他社での経験値の高い副業メンバーが言ってくれることによる説得力というのも、社内での動きを速めるひとつの要因になったと思います。

人材が不足したポジションを、シューマツワーカーに相談して解決

ー デザイナーの副業メンバーは、どのような業務をしていますか。

國府田 もともと正社員でデザイナー2名体制だったのですが、一人が退職し、一人が休職することになっていました。そこで、デザイナー不在となってしまうところを、副業メンバーに入ってもらって、社内で発生するデザイン業務の対応をしてもらっています。

デザイナー不在となってしまうピンチのタイミングで、シューマツワーカーのカスタマー担当の方に「デザイナーは募集できますか?」とご相談したところ、すぐにスピカに合った人材を紹介していただいたんです。

そしてなんとか休業までに間に合って、引き継ぎもしてもらうことができました。迅速な対応に助かった例です。特にプロダクトのデザイン経験を積まれている方で、スピカのニーズに合っていたんです。

ー エンジニアの副業メンバーは、どういうお仕事をしていますか。

國府田 スマホアプリのエンジニアが不足していました。もともとAndroidエンジニアだったエンジニアに、iOSも対応してもらっていたのですが、やはりiOSの経験を持っている方に相談に乗ってもらいたいということになったんです。

そこで、シューマツワーカーにはiOSの経験が豊富なエンジニアを募集してもらい、アドバイザーとして入ってもらうことにしたんです。他社でテックリードやCTOを務めているような方を、シューマツワーカー担当者が紹介してくれました。

丁寧なフォローができなくても、自走してくれた副業メンバー

ー 副業メンバーそれぞれが、必要とされているポジションでお仕事しているんですね。スピカ様では、副業人材の受け入れにあたって不安なことはありましたか?

國府田 今回お願いしている副業メンバーは、もともと在籍していたメンバーが抜けたポジションに入ってもらう、という流ればかりでした。なので、担当者による引き継ぎができないケースもありましたし、並走して状況をお伝えすることができないケースもありました。

不安なことというと、やはりそういう状況でうまく副業メンバーの方に入っていただけるのか、というのは不安でした。

しかしシューマツワーカーで紹介していただいた副業メンバーは、他社で本業を持ち、そちらでしっかりと成果を上げているような人たちでした。

経験もあって、弊社のフォローが薄いところにも自分で積極的に動いて、自主的に対応したり進めてくださいました。”自走できる” 副業メンバーだったので、一緒に働き始めてからは不安はなくなりました。自走ができない方だとうまくいかなかったと思います。

ー 副業人材とうまくいくための工夫は、何かされていましたか?

國府田 企画職の方とは、できれば少しでも対面で接点を増やしたいと思っていました。

なので、全員というわけではないんですが、副業メンバーにも社内の飲み会や交流にきてもらったりしました。あとは、地方在住の方もおられるのですが、東京出張の際にオフィスに顔を出してもらったりとか。人としてお付き合いするというのは、していました。

東京近郊の方で、なかなか会えない方で、先方のオフィスの近くに出かけて行って、そこでお茶をしたりしたこともありました。電車で数十分ではありましたけれど、私としては、クリエイティブな業務は対面で少しでも話したほうが良いことが多いなと感じていたんです。

ー わざわざ会いに行かれたケースもあるんですね。それはすごいですね!

國府田 エンジニア職の方はリモートワークで完結してもいいと思うんです。むしろ、そのほうが生産性や作業効率が上がるなど、良い面が大きいかもしれません。ですがプロダクト改善に関わっていただくような企画職の方とは、リアルのタッチポイントを作りたいなと思って。

「ふつうでは出会えない優秀層と出会える」副業人材のメリット

ー シューマツワーカーでよかったことはありますか。

國府田 担当の方がとてもよかったです! この担当の方についてもらえたことだけでもとても価値がありました。

そして、日々のやりとりとしては、シューマツワーカーからのレスポンスが早いのがとてもありがたいです。「こういう職種の採用で困っている」「こういう業務ができる方いないかな」と相談すると、すぐに反応してくれて。

それと、紹介してもらった方のクオリティが高い。優秀人材って、優秀だからこそ、在籍している企業は手放さないと思うんです。だからこそ副業という関わり方であれば、そういう「ふつうは出会えないような」優秀な方と出会える、一緒に働ける、というのが、副業メンバーと働く良い点だなと思っています。

それから、副業メンバーを受け入れるもう一つのメリットは、「自社にはいないタイプの方と出会えること」かもしれません。自社の採用のなかで、そうは意識していなくても、どうしても似たような思考や似たようなタイプのメンバーが増えていくという面はあると思うんです。そしてそれには良い面もあります。

でも副業人材は、違ったタイプの方が入ってきた、という感じがあるんですよね。そういう方と話したり、一緒に働けるという経験が、自社メンバーにとっても良い刺激になっている面があります。もちろん私にとっても良い気づきや学びをくれる体験にもなっています。

これは初めは想定していなかったメリットの一つのように感じています。

ビジョンの言語化を超えて、アフターコロナのサロン需要復活へ向け

ー 2014年に会社を設立されたとき、当時の母体企業で新規事業として「ネイルブック」を立ち上げた4名での設立だったそうですね。そこから、現在は25名。人数が増えていくにあたって、カルチャーの定義などはされましたか。

國府田 1年ほど前にビジョンの言語化をしました。「個人が主役となった世界を実現する」というビジョンです。

ここに込めた想いとしては、どんなお店や会社でも、それを動かしているのは”人”です。「ネイルブック」事業を中心とするスピカでは、その個人にスポットライトが当たるような社会にしていきたいと思っているんです。

そして、「ネイルブック」を使ってくださるネイルサロンさんの多くは、オーナー兼ネイリストです。そういう方は、一人でやっていることも多くて。個人のネイリストが独立して成功していく、その道のりを支援するサービスをやっていけたらと思っています。

ー なるほど、そういうことなんですね! 

國府田 もともとサービスを立ち上げたときからそのような思想でしたから、社内でも納得感の高いビジョンになっているようです。

ビジョンの策定には様々な契機があると思いますが、弊社の場合は、メンバーが増えたことと、広告事業をスタートして事業が複数化したことでした。それまではサービスそのものがビジョン、みたいな形だったのですが、組織の成長に伴って、これを明確化しました。

実は、2019〜2020年くらいまで、組織の考え方や重視していることを説明する必要を、あまり感じていなかったんです。当時は長く一緒にやってきたメンバーが大半でしたから。でも、メンバーを増やしていく中で、理念を浸透させることの難しさも感じるようになりました。

ビジョンの定義は、既存メンバーとしては「わかっていること」という認識だったようで、スムーズに受け入れてもらいましたし、新しく入るメンバーへの説明は、しやすくなったと思います。ビジョンに惹かれて入社や応募を決めてくれたという方もいました。

ー 2020年からのコロナ禍は、ネイル業界にはどのような影響があったのでしょうか。

國府田 飲食業界のような壊滅的な影響があったというわけではありませんが、やはり影響はありました。外出すること自体が減りましたから、ネイルサロンに行ってネイルをするという習慣がなくなってしまった方もいるようです。肌感覚では3割減という印象です。飲食業界への影響は、半減と言われていますよね。

とはいえ、サロンとしては、集客活動をやめてしまうと、それによってますます集客が減ってしまいます。それも困りますよね。

弊社の場合、リーズナブルな価格設定でしたので、契約数が減ることはありませんでした。結果としては、成長角度が鈍ったという程度の影響ですみました。この間も、微増は続いていたんです。

ー ここ数ヶ月はコロナ禍の影響が減ってきましたが、ネイルサロンへの客足が増えたというのはあるのでしょうか。

國府田 はい。サロンさんの集客意欲が戻ってきているというのを感じています。この1〜2か月でスピカへも申し込みがかなり増えてきています。今後ますます、策定したビジョン「個人が主役となった世界を実現する」に向けて、良いサービスを提供していきたいと考えています。

スピカ 様のお話をヒントに、

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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