フリーランスや独立も視野に!副業から広がるキャリアの可能性

「副業、気になってはいるけど、まだ踏み出せていない」

そう感じているあなたは、決して少数派ではありません。実は、副業をしてみたいと思っている方の多くが、最初の一歩をなかなか踏み出せずにいるのが現状です。でも、副業を始めた人たちが口々に言うのはこんな言葉です。

「もっと早く始めればよかった」

副業は単なる収入アップの手段ではありません。新しいスキルを磨く場であり、社外のネットワークをつくる機会であり、そして自分のキャリアを自分でデザインするための、大切な一歩でもあります。

この記事では、副業をスタートすることで得られるものと、副業を続けた先に広がるキャリアの可能性についてお伝えします。まだ副業を始めていない方も、すでにスタートしている方も、ぜひ参考にしてみてください!

副業をする人は今、どのくらいいるの?

近年、副業人口は着実に増加しています。ある調査によると、兼業・副業を実施している正社員の割合は10.7%となっており、一方で副業を認める制度がある企業の割合は60.7%と、2020年の49.5%から大幅に増加しているということです(*1)。

*1 株式会社インディードリクルートパートナーズ「兼業・副業に関する動向調査2024」

https://jbrc.recruit.co.jp/data/data20250529_3778.html

つまり、制度的な環境はすでに整ってきているにもかかわらず、実際に副業を行っている人の割合はまだ少ない、というのが現状です。「やりたいけど、なかなか始められていない」という方がいかに多いかがわかります。

また、Job総研の「2023年 副業・兼業の実態調査」では、副業をしていない人のうち85.5%が「今後副業をしたい」と回答しており、副業への関心そのものは非常に高いことが示されています(*2)。

*2 Job総研「2023年 副業・兼業の実態調査」(株式会社ライボ)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000013597.html

では、副業をスタートすることで、何が変わるのでしょうか?

副業をスタートする3つのメリット

メリット1:収入が増え、生活の選択肢が広がる

副業をする理由のトップは、やはり「収入を増やしたいから」です。前述の調査(*1)でも、副業実施者のうち副業によって生活全体の満足度が向上したという人は多く、なかでも副業で得た知識やスキルを本業に活かせている人ほど満足度が高い傾向にあります。

月に数万円の追加収入があるだけで、貯金・旅行・自己投資・将来への備えなど、選択肢は大きく広がります。「給料だけでは少し心もとない」という感覚を持っている方には、副業はその不安を和らげてくれる有効な手段です。

メリット2:スキルと実績が積み上がる

副業の大きな魅力のひとつが、「本業だけでは経験できないこと」に挑戦できる点です。エンジニアであれば社外のプロダクト開発に関わることができますし、マーケターであれば別業界のグロース施策に携わることで視野が一気に広がります。

副業で得た経験や成果物は、ポートフォリオや実績として残ります。これが後々、転職活動やフリーランスとしての独立時に、大きな武器になります。

メリット3:キャリアの選択肢が広がる

副業を続けていくと、自然と「次のステージ」が見えてきます。副業を入り口に、転職・フリーランス・複業など、さまざまな働き方へ道がひらけていくのです。これについては、次のセクションで詳しくご紹介します。

「自分には何ができる?」職種別・副業の始め方の例

「自分のスキルで副業なんてできるのか?」と不安に思う方も多いですが、IT系のお仕事をしている方には特に、副業の需要が高まっています。参考までに、職種別の副業例をご紹介します。

  • ・エンジニア:受託開発・技術顧問・コードレビュー・個人開発支援 など
  • ・デザイナー:LP制作・アプリUI設計・ブランディング支援・バナー制作 など
  • ・マーケター:SNS運用支援・広告運用・コンテンツ制作・SEOコンサルティング など
  • ・セールス・CS:インサイドセールス支援・営業顧問・顧客対応フロー整備 など
  • ・バックオフィス:経理・労務の顧問・採用資料作成支援・業務フロー改善 など

副業で求められる案件は多岐にわたります。「自分には特別なスキルがない」と思っていても、あなたの本業での経験や知識は、別の会社・別の業界では十分に価値があることが多いのです。

副業スタート前に確認しておきたいこと

副業を始める前に、いくつかの点を確認しておきましょう。難しいことはありません。

就業規則の確認

:会社によっては副業を禁止または申請制にしている場合があります。まず就業規則を確認し、必要であれば事前に申請・相談をしておきましょう。近年は副業を認める企業が増えていますが、念のため確認しておくことが大切です。

確定申告の基本

副業収入が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要になります。とはいえ、初めての方もe-Taxなどを使えば比較的スムーズに手続きできます。不安な場合はサービスの担当者に相談するのもひとつです。

本業とのバランス

:副業は「続けられること」が一番大切です。最初は週に数時間から無理なくスタートし、慣れてきたら少しずつ増やしていくのがおすすめです。本業に支障が出ては本末転倒ですので、自分のペースを大切にしましょう。

副業から広がる、3つのキャリアの可能性

副業を続けていくと、自然とキャリアの「次の景色」が見えてきます。それは人それぞれで、正解はひとつではありません。ここでは、副業をきっかけに広がる3つの代表的なキャリアの方向性をご紹介します。どれが正解かではなく、「こんな未来もある」という視点で読んでみてください。

ルート1:転職・キャリアチェンジ

副業で積み上げた経験は、転職市場での強みになります。

例えば、マーケターとして本業をこなしながら、副業でスタートアップのSNS運用を担当していたとします。その副業での成果(フォロワー増加率、エンゲージメント率の改善など)は、転職活動における具体的な実績として語ることができます「数字で語れる経験」を持つ候補者は、書類選考・面接ともに圧倒的に有利です。

また、副業は「やってみて初めてわかる」適性の発見にもつながります。「実はBtoCよりBtoB支援が向いていた」「エンジニアリングよりプロジェクト管理が楽しかった」など、副業を通じて自分の得意・好きを再確認できるケースは多くあります。

こうして副業で実績を積み、ポートフォリオや成果物を整理し、転職活動に臨む——このルートを踏んだ転職者は、単純な転職者と比べて、「即戦力感」と「自己分析の深さ」という2点で明確な差が出やすくなります。

副業から転職へのステップイメージ

STEP 1 副業で本業以外の経験・スキルを積む → STEP 2 成果や実績を整理し、ポートフォリオ化 → STEP 3 転職活動で他候補者と明確な差別化を図る

ルート2:フリーランス・独立

副業から独立・フリーランスへの道は、実は多くの人が歩んでいます。ある調査では、30代から副業・複業型でフリーランスを始め、安定後に本業化する動きが一般化していることが示されており(*3)、副業がフリーランス独立の「助走路」になっているケースが多いことがわかります。

*3 ランサーズ株式会社「フリーランス実態調査2024」

https://www.lancers.jp/research_news/2024

フリーランス独立の最大のリスクは「収入がゼロになる可能性」ですが、副業でクライアントを複数持ちながら、継続的な収入を確保した状態で独立できれば、このリスクは大幅に下がります。

一方で、フリーランスには現実的なチャレンジもあります。ある調査によると、フリーランスとして独立した人の約半数が会社員時代より収入が減少したと回答しています(*4)。しかし同時に、全体の62.1%が働き方に「満足」とも答えており、収入の減少があっても満足度は高い水準を保っているというのが実態です。

*4 株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査2024年版」

https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241021_86947/

大切なのは、いきなり飛び込むのではなく、副業で市場の感触を確かめながら、準備を着実に進めていくことです。

副業から独立へのステップイメージ

STEP 1 副業で複数クライアントと関係を構築 → STEP 2 継続案件を確保し、安定的な副業収入を得る → STEP 3 収入の目途がついたタイミングで独立を検討

ルート3:複業(パラレルキャリア)

「独立はしたくないけど、本業一本でもない」——そんな方に近年注目されているのが、「複業(パラレルキャリア)」という働き方です。

複業とは、本業を続けながら副業も本格的に継続していくスタイルで、転職も独立もせずに、複数の仕事・収入・コミュニティを同時に持つ生き方です。

前述の調査(*1)では、副業で得た知識・スキルを本業に還元できている人の生活満足度向上割合は70.8%と非常に高く、複業はどちらか一方を選ぶのではなく、双方を高め合う相乗効果をもたらすことが示されています。

たとえば、エンジニアとして企業に勤めながら、週末に技術顧問として別の会社を支援する。マーケターとして本業に取り組みながら、副業でライティングや講師業も行う——このような複業スタイルは、一つの組織に依存せず、複数の収入源・人脈・アイデンティティを持つ、現代の豊かな働き方として広まっています。

複業は、副業で経験を積みながら自然と移行していけるスタイルでもあります。「副業を続けていたら、いつの間にか複業になっていた」という感覚で歩んでいける道です。

どのルートが正解かは、人それぞれです。でも共通しているのは、「副業をスタートしたことが、キャリアの転換点になった」ということ。副業は、自分のキャリアを「会社任せ」から「自分でデザインするもの」へと変える、大切なはじめの一歩なのです。

安心して副業をスタートするために

「とはいえ、最初の案件をどうやって見つければいいの?」という方も多いと思います。副業を始める上で一番のハードルは、「最初の一社」との出会いです。

自力で案件を探すことも可能ですが、副業初心者にとっては単価交渉・契約周り・トラブル時の対応など、不安な点も多いものです。そのような場合には、副業・業務委託に特化したマッチングサービスを活用することをおすすめします。

特に重要なのが、個人に専任担当者がついてくれるサービスを選ぶことです。「どんな案件が自分に合っているか」「契約内容はこれで大丈夫か」「稼働時間の調整はどうすればいいか」——こうした疑問や不安を、気軽に相談できる環境があるかどうかは、副業を長く続ける上で大きな差になります。

シューマツワーカーでは、副業・業務委託の案件紹介にとどまらず、登録した個人の方ひとりひとりに専任担当者がつき、案件探しから稼働中のサポートまで、丁寧にフォローアップしています。はじめての副業で不安な方にも、安心してご利用いただけるサービスです。

副業を「うまくいった経験」として積み重ねていくために、最初のパートナー選びは大切にしてみてください。

”キャリアを自分で選ぶ”ための第一歩として

副業をスタートすることで得られるものは、収入だけではありません。スキル、実績、人脈、そして「自分のキャリアを自分で選ぶ」という感覚——これらはすべて、副業を始めた人だけが手にできるものです。

そして、副業を続けた先には、転職・フリーランス・複業など、さまざまなキャリアの可能性が広がっています。どれを選ぶかは、あなた自身が決めることです。でも、その選択肢を持てるかどうかは、今動くかどうかにかかっています。

完璧な準備が整ってから始めようとすると、永遠に始まらないことがあります。「まず小さく試してみる」というスタンスで、副業という一歩を踏み出してみてください。その一歩が、数年後の自分のキャリアを大きく変えているかもしれません。

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