失敗経験から学んだ、副業先とのコミュニケーションのポイントを聞く!|“副業”経験者インタビューVol.3

副業に挑戦する方は年々増え、副業を受け入れる企業も増加中です。とはいえ、いざ自分が挑戦しようと思うと、時間のこと、本業のこと、家庭のこと… 新たな挑戦に、不安を感じる方も多いはず。
本業もありながら「副業」に挑戦し、みごとに成果をあげているのはどんな方たちなのでしょうか?
このシリーズでは、シューマツワーカーを使って副業を始めた「副業ワーカーさん」に話を伺い、そのリアルな実態をさぐっていきます!
なにがきっかけで副業をスタートしたのか、どうやって不安を解消したのか、ここだから話せる失敗談などなど・・・お話いただきました! (肩書や所属先・案件の情報は、インタビュー実施時のものです)
勤め先が4年前に副業を解禁! しかし一歩踏み出せなかった
ー 本業でのお仕事について教えていただけますでしょうか?
Tさん 本業では、大手エンターテインメント企業の新規事業立ち上げや、子会社立ち上げなどに長く携わっています。子会社への出向も何度か経験していて、現在も立ち上げ中の子会社に出向中です。
出向先の子会社は、ゼロから立ち上げを進めて、現在年商規模が30億円程度にまで成長しました。事業は、バーベキュー場やレジャーリゾート施設を運営しています。私はバックオフィス全体を責任者として統括していて、経理、財務、法務、人事など幅広い領域をカバーしています。
実はシューマツワーカーは、副業人材を募集する企業側としても利用しています。
ー 副業をしようと考え始めたきっかけについて教えていただけますでしょうか。
Tさん 以前から不動産投資などをやっていましたが、勤務先が4年前に副業を解禁したのをきっかけに、興味を持ち始めました。とはいえ、興味はあっても「何をしていいんだろう?」という状態におちいってしまって。
自分の持っているスキルや経験が「会社の外で通用するのか、価値があるのか」がわからなかったんですよね。会社員の場合、社内でそのスキルを培い活用する機会にはめぐまれますが、そのスキルを社外で試す機会というのはめったにありません。
副業をしてみたい気持ちはあったものの、いざ自分がやってみるとなると何ができるのかわからなかったんです。さらに「売り先」もわかりませんでした。
知人の会社を手伝った経験が、自分の価値を知るきっかけに
ー なるほど、そういう方は多いかもしれませんね。
Tさん そのまま2年ほど経ったころに、知人の会社を手伝った経験が、転機になりました。そこは少人数の会社で、社長が経理などバックオフィスもやりながら、事業も進めていたんです。人を増やしていくタイミングで、バックオフィスもしっかりと構築しなくてはならない一方、フルタイムで人を雇用するまで踏み切れずにいました。そこで企業の立ち上げやバックオフィスの構築に知見のあった私に、声をかけてくれたんです。
私自身、今の出向先の子会社も4名でスタートしました。なにもないところから会社を立ち上げていった経験が、そこで活きたんです。
ー そのお知り合いの会社での経験が、大きなきっかけになったんですね。
Tさん 自分は人事や経理のプロでも専門家でもないんですが、ある特定のフェーズの企業にとっては、非常にニーズの高いスキルと経験を持っている、ということに気づけたんですよね!
私が得意なことは、創業期におけるガバナンスやコンプライアンスといった機能をいかにつくっていくか、ということ。それが理解できると、そのスキルがどのような企業に求められるのか考えられるようになり、ようやく「売り先」が見えてきました。
最初の案件が「どんどんうまくいかなくなる」事態に
ー そこで、シューマツワーカーにご登録いただいたんですね! 最初の案件探しでは、不安はありませんでしたか?
Tさん シューマツワーカーに登録し、本格的に副業案件を探し始めたときは、まだ不安を感じていましたね。自分がクライアント企業の期待に答えられるのかどうか、最初から自信があったわけではなかったです。
そして実は・・・、最初の案件さがしは失敗してしまったんです!
スムーズに案件を獲得できたものの、稼働がスタートしてからミスマッチが発覚し、さらにコミュニケーションもうまくいかず、最終的には契約を終了させていただきました。
ー 初めて自ら探した副業案件が「失敗」経験に。それは大変でしたよね。どのような経験だったのでしょうか?
Tさん 案件の募集を見たときに「経理業務」の副業案件であると理解して応募したんですが、稼働がスタートしてみると、副業先が受け持っていたクライアントの業務を、かなり幅広く請け負うことになってしまったんです。当初の募集要項の記載から、企業側の要望がどんどん広がっていってしまったんですよね。
稼働がスタートした後、少しずつ「想定していたことと違う」「募集要項の内容と違う」という違和感が増えていったんですが、私にとっては初めての副業案件。「こういうものなのかもしれない」と思ってしまいました。なかなか自分の違和感について言い出せないまま、時間が経っていき、ますますおかしな状況に。
一方、企業側も初めての副業人材の受け入れだったようです。なので、どこまで副業人材に求めていいのか、やってもらっていいのか、わかっていなかったのでしょうね。
ー そうだったのですね。
Tさん これが起きた原因は、最初のタイミングでの業務に関する認識合わせが不十分だったことだと思っています。
最初の面談やキックオフミーティングで、業務内容や、業務の進め方に関する認識合わせが、不十分だったなと、今考えると思うんです。当時は、そうした場で先方に説明を求めることが、失礼に当たるのではないかと思ってしまいました。
失敗を活かして「やりたいことが実現」できる副業をスタート!
ー いきなり難しいケースに当たってしまったのですね。
Tさん でも、こういうケースは実はよくあるのかもしれないとも思います。初めての副業では先方の求めにどこまで応じればいいのか、線引きが難しいことも多いと思うんです。「最初の話と違うな」と思っても、なかなか言い出せないですし、「自分ならできるかも」と思えば、やってあげたくもなりますし。
ですからぜひこの記事を読んでおられる方には、最初のタイミングでの認識合わせをしっかりとして、私と同じ失敗に陥らないでほしいと思います!
例えば、「この時間帯は稼働できない」とか、「自分のアカウントでこの業務はできる / できない」など、そうしたことをきちんと明確にしておくことが重要だと思います。
ー 次にまた、シューマツワーカーで新たな副業の案件を獲得されますね。
Tさん はい、次は今も続いている副業先です。
そこでは、社長が一人で事業もバックオフィスも手掛けていました。今後の事業成長に向けて、バックオフィスの整備と構築を任せられる人材を探していて、私が副業で入ることになりました。まさに、私がもともとやりたかったことができているんです!
副業先とコミュニケーションをとり、関係性を構築していく
ー 前回の失敗経験は、今回の副業に活かされていますか?
Tさん はい、とにかく副業先の企業様とのコミュニケーションを、大切にしています!
先方との期待値に合う / 合わないとか、こちらの想定とギャップがある / ないというのも、結局はコミュニケーション以外に解決する方法はないんじゃないかと思っています。
副業する個人は、企業側と比べて契約の「受注側」として弱い立場と考えがちだと思うんですが、そのように考えるべきではないなと学びました。「副業」をする側も受け入れる企業側も、事業成長や業務改善などの同じ目標に向かって、対等に議論し進んでいく方が良いに決まっています。
先方の期待値を率直に聞いたり、自分の意見を伝えたり。副業メンバーとして、臆さずコミュニケーションをとるべきだと思いながら、良い関係性で副業を続けられるようになりました!

ー 今の副業はとても良い経験になっておられるんですね。特にどういうところにやりがいを感じますか?
Tさん 社長が求めていることが何か、と考えて、提案して喜ばれるときがいちばん嬉しいです。
一人社長として会社をやられる中で、副業メンバーにも「単なる作業者」を求めているのではなく、社長にとって知見がない領域について、様々な提案をしてくれる人材を求めているのだと感じています。その期待に応えられているときに、もっともやりがいを感じます。
具体的には、副業先ではまだ制度や仕組みは全然整っていない状態なので、社長がやっていきやすいような制度や仕組みを整備しつつ、将来的に企業規模が大きくなった際にも困らないようにしたいと思っています。
副業先で、自分の培ってきたスキルや経験を活かせるのは、本当に理想的な状態だと思います!
副業は「自分の成長」につながり、本業にもプラスになる
ー 副業をされていることのメリットは、どういうところだと思われますか?
Tさん 副業のメリットは、自分自身の成長にもつながるという点が大きいと思います!
副業を通して新たな環境で挑戦したことや業務内容が、新たなナレッジや知見になって、本業にも活かせると感じています。本業で学んだことを試す場であり、副業で新たに知見を広げる。こういった好循環があるのが副業の良いところだと思います。
また、副業では、本業では出会えないような方と出会うことができます。今の副業先は一人で会社をやっている社長と仕事をさせてもらっていますが、大手企業の中にいてはなかなか出会えないパワーをお持ちの方です。こうした出会いは、副業ならではの醍醐味だと思います。とても刺激になっています!
今後も、副業ならではの経験や出会いを大切にしていきたいと思いますし、副業は長く続けていきたいです。
ー ありがとうございます。それでは最後に、これから副業を始めようと思っている方に向けて、メッセージをお願いできますでしょうか?
Tさん もしできるなら、副業はどんどんしたほうがいいと思います!
私は自社のメンバーにも、副業をすることをすすめているんです。副業をすることで自分の成長につながりますし、それを本業に持ち帰ることができますから。
最初のハードルが高すぎると心が折れてしまうかもしれませんが、初心者が挑戦しやすいシューマツワーカーのようなサービスを活用することをオススメしたいです。
私自身は、シューマツワーカーで副業を始めて本当によかったです。案件の内容が良いこと、サポートが手厚いこと・・・初めて副業をしてみようという方は、シューマツワーカーから始めるのがいいのではないかと思います。副業を始めやすいサービスですから。
それから、自分の持っているスキルを必要としている企業はたくさんある、ということを知ってほしいです。社会人として培ってきたスキルや経験、能力は、閉じた環境でのみ評価されるものとは限りません。その力を求めている企業はきっとたくさんあるので、副業サービスの助けを借りながら、どこでその力を活かせるかを探ってみてほしいです。
自分で思っている以上に、自分には価値があるかもしれないです。副業は、それを知るきっかけになるはずです!
ー ありがとうございました!



