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コロナ禍でIoTが社会課題を解決!IoTの可能性を広げるスタートアップが求める“即戦力”|株式会社obniz様
即戦力人材の採用に悩まれていた株式会社obniz様。シューマツワーカーで副業人材活用を始めたことで、経験豊富なマーケター、デザイナーがチームに参画されています。
2023.12.06
2025.02.28
SEOコンサルタントとして、これまでの経験を活かしながら新しい挑戦を続ける来栖さん。学生時代から培ったWebメディア運営の知識をもとに、会社員時代から副業でスキルを磨いてきました。その後、さらなるキャリアアップを目指して独立という道を選択。現在はフリーランスとして複数のウェブサイトを担当し、SEO改善やAIコンテンツの活用といった業務に取り組んでいます。今回は、来栖さんに、これまでの道のりや現在直面している課題、そして、会社員とフリーランスの両方経験して見えた、働き方の自由さと難しさについてお話を伺いました。
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──新卒入社された会社ではSEOをメインに担当されていたとお伺いしました。そこから副業を始められたきっかけについても教えてください。
来栖さん:会社の先輩から紹介してもらったのがきっかけです。当時まだ入社2年目でしたが、SEOの知識は学生時代からWebメディアの運営で培っていたので、それを活かせる機会だな、と。
──学生時代からSEOに携わっていたんですね。副業ではどんなお仕事をされていたんですか?
来栖さん:インテリアやメンズコスメのECサイトなど、色々なジャンルのクライアントを担当しましたね。それぞれの業界の特性を理解しながら、SEO戦略を立案、課題解決に取り組むっていう。そういう経験を通して、SEOコンサルタントとしてのスキルを磨いていきました。ショット(スポット)での依頼が多かったので、本業との両立もそれほど大変じゃなかったんですよね。
──会社員からフリーランスに転身されたきっかけを教えてください。
来栖さん:会社員として3〜4年働いた後、一度転職したんです。でも、そのとき入った会社の仕事が自分には合わなくて…。それで「少し時間をもらって考えたい」とお願いし、一度仕事をゼロにして今後の身のふり方を考えてみることにしたんです。
──その間、どのように過ごされていたんですか?
来栖さん:とはいえ生活費は必要だったので、副業でお世話になっていた方々に「何か案件があれば」と声をかけてみたんです。すると、SEOコンサルティングの案件をいくつかいただけることになって。そうして仕事を進めていくうちに、思ったよりも案件が集まってきて、収入的にも不安がなくなっていったんですよね。それで、「これなら独立してもやっていけるんじゃないか?」と思い、思い切ってフリーランスとしての道を選ぶことになりました。
──独立後、フリーランスとしての収入や仕事の安定性についてはいかがでしたか?
来栖さん:実際のところ、長期契約のクライアントもいれば、短期の案件も多かったりするので、安定しているとは言いきれないところはありましたね。ただ、その分、複数のクライアントを持つことでバランスを取ることもできます。フリーランスは波があるので、仕事があまり来ない時期がどうしてもあるんですよね。そういう時でも焦らないことが大切だと思います。
──仕事の獲得方法はどうやって工夫されていますか?
来栖さん:独立した最初の1〜2年は、知り合いからの紹介がメインでした。でも、紹介だけでは限界があると思っていたので、シューマツワーカーのようなフリーランス向けのサイトに登録し、そこからの案件も増えてきましたね。結果的に、紹介とサイトの両方を活用することで仕事を得るスタイルに落ち着いています。
──今回、シューマツワーカー経由でスタートアップ企業に参画されたとのことですが、どのような経緯だったのでしょうか?
来栖さん:案件を探していた時に、検索していて偶然見つけたんです。実は、特に業界や企業規模にこだわりがあったわけではなくて。SEOのスキルを活かせる案件の中で、一番早くオファーをいただけたのがこの企業だったんです。ザ・スタートアップ!って感じの社風なんですけど、中に入ってみるといい意味でスタートアップらしくない基盤の強さがあり、いい会社だなと思ってます。
──今関わっている会社では何を担当されているんですか?
来栖さん:SEOコンサルタントとして働いています。普段はオンラインで、週一でシェアオフィスに出社しています。複数サイトのSEO改善や、AIによる自動生成コンテンツの活用ですとか、今までにない経験をさせてもらっていますね。この会社は複数のECサイトを運営しているんですけど、例えばペアルック専門のECサイトとか、ブックカバー専門のECサイトとか、ちょっとニッチだけど需要のあるサイトが多いことが特徴ですね。
──難しいと感じる点はありますか?
来栖さん:そうですね。これまで単一サイトのコンサルティング経験は豊富だったんですが、複数サイトを並行して管理していくのは初めての経験なので、その中でどれだけ自分がバリューを出せるかが日々の課題ですね。
──実際、会社員からフリーランスになってみて、ご自身に合っていると感じますか?
来栖さん:働き方としては、すごく合っていると思います。リスクを分散できるのが気に入ってますし、場所や時間に縛られずに働けるのも良いですね。
──とはいえ、フリーランスならではの苦労もあるんじゃないですか?
来栖さん:もちろんありますよ。仕事が来ない時期は不安になりますし、収入の波も結構あります。「また会社員に戻ろうかな…」なんて思うこともあります(笑)。そういう時は、営業をかけたり、いろんなサイトで仕事を探したり、知り合いに声をかけてみたり…色々やって乗り越えていますね。
──フリーランスと会社員、それぞれにメリット・デメリットがあるかと思います。来栖さんは、フリーランスとして働く上で、どんなところに違いを感じますか?
来栖さん:コミットの仕方が違うと感じます。フリーランスだと、どうしても一つの仕事へのコミットに限界が出てしまうんですよね。一方で、会社員だとより会社のカルチャーにコミットしやすくなって、その分バリューも出しやすい部分があるなと思っています。
──この先もずっとフリーランスでいるか、それとも会社員に戻る可能性もあるのでしょうか?
来栖さん:実は今、少し会社員に戻りたい気持ちもあるんです。収入の問題ではなく、一つの会社にコミットしたいという気持ちが強くなってきていることもあるかもしれません。会社員として4年、フリーランスとして5年やってきたのでそういう周期なのかもしれませんね(笑)。
──今回、シューマツワーカーを通じてお仕事を探されたそうですが、使ってみてのご感想はいかがですか?
来栖さん:他のサービスと比べて、とても丁寧な対応だと感じましたね。例えば、他のサービスだと、案件のキックオフまでサポートが不十分に感じることもあったりするんですが、シューマツワーカーの場合は、担当の営業さんがクライアントと私の間に立って、細かいところまで気を配ってくれるんです。間に入ってくれるおかげで、安心して仕事に集中できたと思います。
──それは心強いですね。あえての要望などあれば、ぜひお聞かせください。
来栖さん:そうですね…あえて言うなら…ですが、もっと色々な種類の案件があると嬉しいです。今はベンチャー企業の案件が多いので、大企業や中堅企業の案件も増えると、仕事の選択肢が広がって良いなと思います。
──最後に、これからフリーランスを目指している方にメッセージをお願いします。
来栖さん:まずは副業から始めてみるのがいいかもしれませんね。自分の得意なこと、好きなことを活かせる仕事を見つけて、小さく始めてみる。私も会社員時代にやっていたことを副業で始めて、少しずつ仕事の幅を広げていったんです。そうやって徐々に大きくしていく方が、ストレスもなく、無理もなく、成功率も高いんじゃないかな、って思います。最初からフリーランスや副業で完璧を目指そうとせず、まずは自分ができることから始めて、少しずつステップアップしていくのが良いのではないでしょうか。
フリーランスとして活躍する来栖さん。その仕事への向き合い方、そして会社員とフリーランス、それぞれのメリット・デメリットを冷静に分析する姿が印象的でした。特に、フリーランスならではの「コミット」への葛藤は、多くのフリーランスが共感するのではないでしょうか。この記事が、フリーランスとして、あるいは会社員として、より良い働き方を模索する方々のヒントになれば幸いです。