副業での活躍が3年以上継続するエンジニアに、副業先から「長く頼られる」コツを聞く!|“副業”経験者インタビューVol.6

副業に挑戦する方は年々増え、副業を受け入れる企業も増加中です。とはいえ、いざ自分が挑戦しようと思うと、時間のこと、本業のこと、家庭のこと… 新たな挑戦に、不安を感じる方も多いはず。
本業もありながら「副業」に挑戦し、みごとに成果をあげているのはどんな方たちなのでしょうか?
このシリーズでは、シューマツワーカーを使って副業を始めた「副業ワーカーさん」に話を伺い、そのリアルな実態をさぐっていきます!
なにがきっかけで副業をスタートしたのか、どうやって不安を解消したのか、ここだから話せる失敗談などなど・・・お話いただきました! (肩書や所属先・案件の情報は、インタビュー実施時のものです)
エンジニアとして20年以上のキャリアを積み、大手企業で働く
ー これまでのキャリアや、本業でのお仕事について教えていただけますでしょうか?
Yさん 本業は大手IT企業でエンジニアとして働いています。様々なサービスを展開するなかで、共通して利用する社内プラットフォームと呼ばれる、共通で使うAPIのようなものを開発・運用しています。
ー エンジニアとしてのキャリアは、かなり長くていらっしゃるんですよね。
Yさん はい、新卒では、当時のガラケー(携帯電話)やカーナビ、ビデオレコーダー等に組み込むシステムを開発する会社に入社しました。短いリリーススパンに合わせて、開発スピードも非常に早かったのを覚えています。その後、BtoBで提供するWebシステムを開発する企業に転職し、受託開発を経験しました。その後、9年前から現職で働いていますが、自分としては、自社システムの開発をすることが合っていると感じています。
働き方としてはリモートワーク中心の時期もありましたが、現在はオフィスに回帰する流れがあり、週3回は出社、週2回はリモートワークという働き方です。
また、現職はAIを導入する流れも早くて、もはやAIを使わずにコードを書くことが無理・・・というほど、開発現場にはAIが浸透しています。
副業を再開するときには、まずシューマツワーカーの担当者に相談
ー 副業を始めたのはいつ頃ですか?
Yさん 現職の企業が「副業OK」の会社なので、入社してすぐの2017年ごろに一度、副業をスタートしたのですが、一年ほどで第二子の誕生に伴い副業をやめました。二人目の子が生まれた直後には家族のための時間が必要だろうと思ったんです。ですが、しばらくして家族4人の生活が落ち着き、もう一度、副業に挑戦しようと思いました。
ー 副業の探し方としては、いつもシューマツワーカーを使っていただいているのでしょうか?
Yさん はい、副業を探し始めてからすぐに、シューマツワーカーに登録しました。たくさんの案件の募集が出ていますよね。「副業だし、応募するだけしてみよう」という軽い気持ちで応募した案件に決まったのが、最初でした。
副業を再開しようと思ったときにも、まずシューマツワーカーの担当者に相談しました。「そろそろもう一度副業してみようと思うんですが・・・」と話したら、すぐに新しい副業先を紹介してもらいました。それが現在続いているIT系開発会社です。
副業先では、得意な言語でアジャイル開発ができるのが魅力!
ー 副業でされているお仕事内容を教えてください。
Yさん Webシステムの開発案件に、エンジニアとして入っています。副業先で使っている要素技術(PHP、Laravelなどの言語)が自分の得意領域だったので、スキルが活かせるのではないかと思い、すぐに応募を決めました。
私は以前のキャリアで「クライアントワーク」で苦労した経験もあるのですが、副業先ではその心配がいらないところにも、安心しました。副業先は受託開発でありながら、当時先進的であった「アジャイル開発」を採用している、という特徴のある開発会社だったんです。
ー 「アジャイル開発」というのは、どういうものでしょうか?
Yさん 「アジャイル開発」は、いわゆる従来型の「ウォーターフォール開発」と対をなす開発手法です。「ウォーターフォール開発」は、プロダクトの設計を決めきってからエンジニアが実装をスタートする開発方法です。
一方、アジャイル開発では、エンジニアが小さな単位で開発を進めながら、同時にどんどん機能の改善を進め、プロダクトをより良い方向に修正しながらプロダクトの完成を目指す、という柔軟な進行方法なんです。アジャイル開発は、エンジニアの知見やアイデアを活かすことのできる開発方法として、近年では普及してきています。
でもこの方法を採るのは、一般的には自社のプロダクト開発に、自社のエンジニアが携わるという場合がほとんどなんです。
それが、副業先は受託開発でありながら、「ウォーターフォール」型ではなく「アジャイル」で開発を進める、という珍しい形をとっていました。そしてそれが企業様の強みにもなっており、私もエンジニアとして魅力を感じている点です。
チームで議論しながら、開発の方向性とタスクを決めていく
ー 副業でアジャイル開発のチームに入る場合、どのように仕事を進めるんでしょうか?
Yさん 週に一度、副業先企業のチームと、定例のオンラインミーティングをして、やることを決めていきます。まず、
「今週はこんなことをクライアント様からいわれています」
という情報が共有され、その場で「ではこの機能をこう改善していくのがいいのではないか」「この開発を優先すべきではないか」といった議論をします。この議論の中で開発すべき事項が整理され、タスク化(チケット化)していくんです。つまり「どのような開発が必要か」という議論からエンジニアが関わるんです。
ー まるでチームで自社プロダクトを開発するみたいですね。
Yさん 「これをやってください」「このやり方でやってください」といった、いわゆる受託開発の現場であるような指示の仕方をされることはありません。とても柔軟なんです。
稼働時間の調整なども、柔軟に対応してもらっています。例えば「今週は本業の事情で / プライベートのこのような事情で、稼働時間が減りそうです」といった私からのリクエストも、柔軟に受け入れてもらえます。逆に企業様側からも、「お客様の確認待ちで、今週はあまりタスクがなさそうです」といったタイミングもありますし。そのように柔軟にやりとりしながら進められる環境は、とても働きやすいと感じています。
これが本業なら、「仕事がなくなったら困る!」という気持ちになるかもしれませんが、副業だとリスクも限られているので、ポジティブな気持ちで続けることができています。

副業先から信頼され、副業を長く続けていくコツは?
ー それは副業を継続するコツかもしれないですね。Yさんは3年以上いまの副業先で働いていらっしゃいますね。ほかにも一つの案件が長く続くコツはありますか?
Yさん コツになるのかはわかりませんが、副業先では「しっかりと提案すべきことは提案する」というスタンスで働き続けています。
本業では様々な事情を汲まなくてはならなくて、プロダクトやクライアント様にとってこれが良いはず、ということを主張し続けることは難しい局面もありますよね。でも副業先では、自分は一人のプロのエンジニアとして携わっていますから、自分の立場から見えることは、しっかりと伝えるようにしています。
最初はそのスタンスでいいのか迷うこともあったのですが、企業様にその姿勢を評価いただいたことで、それが自分の副業スタイルになりました。
ー なるほど、しっかりとプロとしての意見を伝えるのは重要なんですね。
Yさん 他の観点では、「自分の得意分野を副業で活かす」というのは大事だと思います。
私はプログラミング言語としてはPHPが長いのですが、本業ではもうPHPは使っていないんです。なので本業ではいつも、「自分が最も得意なプログラミングスキルは使えていない」という思いがありました。また、やはり本業は大手企業なので、国内トップクラスのエンジニアも多く、エンジニアとしての自信を失いかける瞬間もあるんです。
しかし副業では自分がいちばん得意なスキルを活用して開発できています。それによって、エンジニアとしての自信とやる気を取り戻すことができた気がしています。
また、本業も副業もアジャイルで開発を進めているので、副業で得た知識を本業で活かしたり、本業で蓄えた知見を副業に活かしたり・・・ということができます。2社でアジャイル開発を経験していることで、どんどん知見がたまり、相乗効果が生まれるのも嬉しいことです。
家庭生活とバランスをとる「副業に集中する」時間の作り方
ー 副業を始めるときに、ご家族と相談はされましたか?
Yさん 副業の詳しい内容について配偶者と話したりはしないのですが、年収をアップさせることができますから、応援してくれています。副業をすることで経済的なゆとりが生まれ、「お小遣いが増える」といった現実的なメリットもありますね。
ー お二人のお子さんがいらっしゃる中で、どのように時間を作っていらっしゃるのでしょうか?
Yさん 【月。水・金】と【火・木・土】というふうに曜日を二つに分けて、子どもたちの寝かしつけを分担しています。妻が月・水・金、私が火・木・土というふうに。自分が担当している火木土曜日には、子どもと一緒に時間を過ごし、一緒に早い時間に寝ることにしています。
逆に、寝かしつけの担当でない曜日は、21時以降は完全にひとりの時間。基本的にはこの時間を副業にあてることで、副業だけに集中できる時間をつくっています。
ー 副業を始めるときには、本業の企業へ申請は必要でしたか?
Yさん はい。本業の企業は副業を解禁しているので制限はありませんでしたが、申請は必要でした。
本業でできないこと・満たせないことも、副業ならできる!
ー 副業を始めたことで、新たに身につけられたり、知れたことはありますか?
Yさん 副業をやっていると、確定申告なども必要になってきます。実は、最初はとても戸惑いました。副業をスタートした時期はまだ副業が一般的ではなかったですし、税務署にどのようにチェックされるのだろうかと不安に思ったりもしていました。ですが今では、税金に関する知識などもつきましたし、勉強になることが多いです。
例えば、副業に必要なものを経費として計上するなどできることもわかり、副業で利用するPCを経費で購入したりしました。会社員としての経験だけでは、知らなかったことだと思います。
ー 副業は今後も続けたいですか?
Yさん 副業は続けていきたいです! 本業でできないこと、本業で叶えられないことを副業で叶えることもできますし、今後、新たな副業案件に挑戦してみたいという気持ちもあります。
ー 副業さがしにシューマツワーカーを使って、よかったことはありますか?
Yさん シューマツワーカーで副業を始めると、副業先の企業と直接の契約ではなく、シューマツワーカーが間に入ってくれるんですよね。稼働し始めてからもサポートしてもらえ、なにかあったときにも間に入ってもらえる存在として、シューマツワーカーがいるのは心強いです!
ー 最後に、これから副業を始めようと思っている方にメッセージをいただけるでしょうか。
Yさん エンジニアとして、私もそんなに大それたスキルを持っているわけではないと思っています。それでも副業に挑戦したことで、本業だけでは経験できない充実した活動ができています。今後はAIを活用して副業をやっていく、という形もあるかもしれません。
副業ならきっと、新しい環境で、自分のスキルや知見で貢献できるチャンスがたくさんあると思います! ぜひ挑戦してみてください!
ー ありがとうございました。



