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初のプロダクトからグローバルをめざす「VOTE」開発で副業メンバーが活躍|株式会社blue様
初の自社プロダクトの開発について、エンジニアやデザイナーの働き方や報酬構造を是正するコミュニティとチーム作りの構想について、業務委託メンバーの多いチームでフルリモートワークでプロジェクト遂行していく秘訣についてなど、株式会社blue様に幅広くインタビュー。
2023.10.04
2020.03.01
副業をする目的は人それぞれ。お金、スキルアップ、人脈づくり…。当初想定していた目的とは別の『思わぬメリット』を得ることができたと話す、大手IT企業勤務の平沢こずえさんにお話しをお聞きしてみました。
■プロフィール
平沢こずえさん(社会人歴10年、副業歴約2年)
大手IT企業勤務/WEBデザイナー
――本日はよろしくお願いします!早速ですがこれまでのキャリアを教えて下さい。
新卒から同じ大手IT企業でWEBデザイナーをしています。現在11年目です。
最初はデザインからマークアップまでをメインに担当していましたが、社内体制変更のタイミングで、エンジニア領域にも少し関わっています。
今では、WEBサービス立ち上げ時のユーザー調査、デザイン、UI企画・設計、競合サイトの調査・比較、HTMLコーディング、JavaScriptを使ったプラグラミング等、サイト構築については一通り自分でできるようになりました。
――本業の職場を選んだポイントなどはありますか?
「安定」の一言に尽きます。
自分自身の元からの性格によるものですが、環境が安定していると安心できるため大手企業を選びました。
もっとも、この時代の安定とは何か?いくら給料をもらえば大丈夫か?など、明確な答えは持っていませんでしたが、大手企業ならではの堅実性が魅力的でしたね。
スタンスとしては消極的かもしれませんが、仕事で叶えたい夢は明確になく、「楽しさ」等の感情的な部分の優先順位も正直そんなに高くありません。ただ、自分が関わるプロダクトをリリースして実際にユーザーに使ってもらえたら「楽しい」「嬉しい」という気持ちはもちろんありますよ。
仕事をする目的の第一が「安定した環境と収入」だったので、その中で運が良ければ楽しいことができればいいなと。
――バリバリ副業やられていたので、安定した環境と収入が第一目的だったのは意外でした…!ぜひ副業を始めたきっかけを教えてください。
本業で時間を持て余した時期があったのがきっかけです。やるべき業務はあるけど、時間が有り余るという状態が計3カ月ほどありましたね。あまりよくない表現かもしれませんが、当時は驚くほど時間に余裕がありました。(笑)
自分の関与できる領域の手前工程で、サービス開発が詰まってしまったため仕方がなかったのですが、ふとこの時間に対して「人生の無駄遣いしているかもしれない」と焦りを感じました。現にその間に出世する同期もいましたし。
私は特に出世意欲はないのですが、「このままでは自分の成長が止まるのでは?」「会社に必要とされていないのでは?」と精神的に少し落ち込んだ時期でもありますね。その時に活路を見つけたのが副業でした。
――なるほど。「シューマツワーカー」と出会ったきっかけは何だったのでしょうか?
初めは自分でネットで副業を探し、クラウドソーシングサービスで探しました。
ただ、コンペ形式が多く、採用されることがすごく難しかったです。希望条件に合うものを受注することってこんなに難しいんだと感じましたね。時給1000円程度だったので、ポートフォリオを増やす目的なら問題ないかなという印象を持ちました。
そんな中、2年ほど前にたまたま同僚からシューマツワーカーを紹介してもらい、登録してみました。
コンシェルジュの方と面談をし、スキルや条件の確認をしながら一緒に案件を探してもらえて、その場で案件候補を出してくれたスピード感がとても印象的でした。
その後、企業さんとも面談をし、お互いの希望がマッチしたため、めでたく副業開始できました。
――実際に副業やってみての率直な感想を教えてください。
とても楽しいです!以前と比べ、生活が格段に充実するようになりました。
最初は「暇だからお金を稼ごう」「自分の実力を試してみよう」という気持ちが大きかったですが、副産物的に「自分の長所」と「その長所を活かせる環境の存在」を知ることができました。結果的に「心の安定」も手に入った気がします。
私の場合、ある程度のことは60−80点が取れる派の器用貧乏で、何かに秀でるというスペシャリティさはないのですが、スタートアップ企業での副業を通して、全体的にこのクオリティでやり遂げることができるというスキルは、大事なスキルの一つなんだなと気づけました。本業以外の場所に視野を広げたからこそ気づけたことですね。
大げさかもしれませんが、当時気持ちが落ちてた時を振り返ると「副業に命を救われた」という感覚があります。実際シューマツワーカーで副業始めるまでは自己肯定感が低かったのですが、自分を必要としてくれる場所があるとわかり、本業も含めて生活全体的に前向きになることができましたね。
――差し支えなければ、副業で稼いだお金の使い道や変化も聞いていいですか?
経済的な余裕ができたことで、やりたいことの選択肢と実行までのスピード感が増しました。
数十万円かかる視力矯正手術を思い立って1カ月も経たずに決めましたし、いつもだったら高価で手を出さないコスメを百貨店に行って購入するなど、今までは無意識に選択肢に乗せなかったメニューが増え、日々の行動が変わりました。副業やってなかったら絶対に興味持ててないことですね。(笑)
――副業を始める際に不安だったことを教えて下さい。
確定申告には少し不安がありました。経験がないため、想像できなかったからです。ただ、シューマツワーカー主催のイベントで確定申告の疑問を解消できるイベントがあったり、サポート用のslackワークスペース内にも税理士が回答してくれるチャンネルがあり、他の方の質問と回答のやりとりを見て参考にして解消していけました。
――実際デメリットや困ったことはありましたか?
デメリットというほどでないのですが、副業のスケジュールを改めて眺めてみると、なかなかハードな働き方で麻痺しているなと思います(笑)
例えば、平日は本業を8時間+1時間休憩で9時間、副業を2時間します。これって残業を月40時間やっているのと同じですよね。それでも自分では働く時間は気にならず、逆に副業をやっている時の方がアドレナリンが出て調子が良いということもあります。
稀にトラブルが発生することがあると噂も聞きますが、私の場合はクライアントさんにも恵まれているのか、何か違和感があればお話しができるので大きな問題にはなりません。
シューマツワーカーの場合で言うと、何かあれば担当コンシェルジュに相談できるのでありがたいですね。あとは、定期的に飲み会やイベントの開催があったり、副業ワーカー同士がフランクに仕事や遊びの話ができるようなコミュニティがあるのは存在として大きいですね。
飲み会でお話ししたワーカーさんに第三者の客観的な意見を頂いて、先程お話しした「落ち込んだ時期」にも、転職せず留まれたことも実際ありました。
ーー副業をする上で気をつけていることはありますか?
スケジュール調整等の自己管理が必要なのと、クライアントさんとのやり取りはリモートが多く直接顔を見て話さないからこそ、即レスすることや、可能な限り丁寧に伝えることなどをコミュニケーションで意識し、大切にしています。
これから副業を検討している方には、やると色々と分かってくると思うので、とりあえずやってみるのをおすすめしたいです!環境や働き方を変えることで、普段は発見できないような気付きを得られると思います。
――最後に、平沢さんにとって副業とは何ですか?
人生の価値を最大化する手段です。
限られた時間を自分がもっとも納得いくような形にするための方法だと思います。
私は「安定」を求めていましたが、「安定」を構成する要素の一つが「大手企業」という選択肢、また他の一つが「自分が求められること」や「コミュニティ」だということが分かり、自分が人生で求めているものをさらに明確にすることができる、良い機会になっています。
――ありがとうございました!