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副業先とのコミュニケーション、うまくいっていますか? よくあるすれ違いと対処法

副業を始めて、案件も無事に決まった。
いよいよスタート!——と意気込んだのもつかの間、こんなことが起きた経験はありませんか。

「思っていたより頻繁に連絡が来る。どこまで対応すればいいんだろう」
「こちらの認識では業務は終わったつもりなのに、追加を求められてモヤモヤしている」
「質問したいことがあるけど、忙しそうで連絡しにくい」
「Slackで返信したら、翌日に電話がかかってきてびっくりした」

副業においてコミュニケーションのすれ違いは、実はとても起きやすいものです。特に、会社員として組織の中でのやりとりに慣れている方が、初めて外部の企業と業務委託の立場で関わるとき、「会社員との仕事の文化の違い」にとまどうことが少なくありません。

この記事では、副業経験者が陥りやすいコミュニケーションのすれ違いパターンを整理し、それぞれの対処法をお伝えします。

目次[非表示]

  1. まず知っておきたい、副業でのトラブルの現実
  2. よくあるすれ違いパターン① 「業務範囲」の認識が違った
  3. よくあるすれ違いパターン② 連絡の頻度・スピードへの期待値が合っていない
  4. よくあるすれ違いパターン③ 進捗報告のタイミングや粒度が合っていない
  5. よくあるすれ違いパターン④ 「言いにくい」が積み重なって関係が悪化する
  6. うまくコミュニケーションが取れているか不安な方へ
  7. 副業のコミュニケーションは「最初の一言」が大事

まず知っておきたい、副業でのトラブルの現実

副業・フリーランスとして外部の企業と仕事をする中で、何らかのトラブルを経験する人は、実はかなり多いです。

ある調査によると、フリーランスとして働く人のうちトラブルを経験したことがある人は全体で53.3%(独立系52.4%、副業系56.3%)。約半数以上がトラブルを経験しているというのは、決して他人事ではありません。

トラブルの内容として最も多かったのは「報酬と釣り合わない作業量だった」で全体の50.1%。次いで「一方的に発注をキャンセルされた」が28.7%でした(*1)。「報酬と釣り合わない作業量」というトラブルの多くは、最初に業務範囲やコミュニケーションの取り方を十分にすり合わせなかったことが原因になっているケースが目立ちます。

*1 典拠:株式会社マイナビ「フリーランスの意識・就業実態調査2024年版」(2024年10月) https://career-research.mynavi.jp/reserch/20241021_86947/

また、日本労働組合総連合会(連合)の「フリーランスの契約に関する調査2023」でも、フリーランスのトラブル経験率は46.1%で(*2)、「不当に低い報酬額の決定」「一方的な仕事の取消し」「報酬の支払い遅延」が上位に挙がっています。

*2 典拠:日本労働組合総連合会(連合)「フリーランスの契約に関する調査2023」(2023年1月) https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20230123.pdf

これらのデータが示すのは、コミュニケーションの問題が放置されると、「なんとなくモヤモヤする」だけでは済まず、報酬や仕事の継続にも影響するリスクがあるということです。だからこそ、よくあるすれ違いのパターンを知っておくことが大切なんです。

よくあるすれ違いパターン① 「業務範囲」の認識が違った

副業のコミュニケーション問題で最も多いのが、業務範囲に関する認識のズレです。

依頼された内容は「マーケティング支援」だったのに、施策立案だけのつもりが「実行もお願いします」「レポートも書いてください」と範囲が広がっていく。「その作業は含まれていないと思うのですが……」と言い出せないまま、気づいたら本業と変わらないくらい時間を使っていた——こういったケースはとても多いです。

なぜ起きるか: 

依頼側と受注側で「業務の当たり前」が異なるためです。社内で仕事をしてきた方が「この業務の一部としてやって当然」と思っていることと、副業として受注した側が「この範囲が仕事」と思っていることの間には、ズレが生じやすいのです。

対処法:

案件開始前または開始直後に、「私が担当する業務の範囲」を文章で整理して、担当者に確認を取りましょう。「〇〇と〇〇を担当するという認識ですが、合っていますか?」とひと言確認するだけで、認識のズレを早期に解消できます。

また、追加業務を依頼されたときは「今回の契約範囲に含まれているものとして対応できます」「これは追加作業になるので、別途相談させてください」と、最初のうちに言葉にする習慣をつけましょう。伝えにくいと感じるかもしれませんが、明確にした方が長い目で見てクライアントとの信頼関係も安定します。

よくあるすれ違いパターン② 連絡の頻度・スピードへの期待値が合っていない

副業でよく聞く悩みのひとつが、「連絡の頻度やレスポンスについての期待値が、クライアントと自分でずれていた」というものです。

副業で関わる企業、特にスタートアップは動きが早く、Slackで即レスが当たり前の文化を持っていることも多いです。一方、副業人材として稼働する側は、本業の仕事中はなかなか対応できません。「夜か週末にまとめて確認しようと思っていたら、先方がどんどん決めてしまっていた」「急ぎと書かれていないのに、翌朝になったらかなり催促されていた」という経験をする方も多くいます。

なぜ起きるか: 

お互いの「普通」の感覚が違うためです。「普通このくらいのスピードで返信するでしょ」という前提が、組織の文化によって大きく異なります

対処法:

稼働開始時に「連絡の受け方と返信できる時間帯」を明示しておきましょう。たとえば「平日日中は本業があるため返信が夜になることをご了承ください」「緊急の場合は〇〇で連絡してもらえると助かります」「Slackは確認しますが、返信は夜まとめてさせてもらいます」のように、具体的に伝えるのがポイントです。

これは「対応が遅い」と思われることを防ぐためでもありますが、同時に「この人はどう動いているかわかる」という安心感をクライアントに持ってもらうためでもあります。副業人材との仕事に慣れていないクライアントほど、連絡がないことへの不安を感じやすいため、こまめな状況共有が関係構築に効果的です。

よくあるすれ違いパターン③ 進捗報告のタイミングや粒度が合っていない

「作業は順調に進んでいるのに、クライアントから"今どんな状況ですか?"と何度も確認が来る」「逆に、報告するタイミングがわからず、気づいたら納品直前まで沈黙してしまっていた」

進捗報告の頻度や粒度についても、すれ違いが起きやすいポイントです。

なぜ起きるか: 

会社員の感覚で「完成してから報告すればいい」と思っていると、副業先では「途中でも状況を知りたかった」と感じることがあります。特にリモートワーク中心の副業では、お互いの作業状況が見えにくいため、クライアントが不安を感じやすい環境になっています。

対処法:

稼働開始時に「どのくらいの頻度で進捗を共有するか」を決めておくのがベストです。「週に一度、毎週金曜日に進捗メモを送ります」「作業の中間地点でいったん確認を取ります」といったルールをあらかじめ共有しておくと、お互いの不安が減ります。

また、「完成品を報告するだけ」でなく、「今日はここまで進みました」「来週中に〇〇を完成させる予定です」という小まめな中間報告をする習慣があると、クライアントの信頼感が高まります。こういった「見える化」の工夫が、副業でのコミュニケーションをスムーズにする鍵のひとつです。

よくあるすれ違いパターン④ 「言いにくい」が積み重なって関係が悪化する

会社員として長年働いてきた方が副業で外部企業と仕事をすると、「言いにくい」という感覚が思った以上に大きく影響することがあります。

「追加業務を断れなかった」「無理なスケジュールを了承してしまった」「本業が忙しくなったことを伝えられず、納品が遅れてしまった」——こういったことが積み重なると、関係が悪化したり、副業自体を辞めたくなってしまったりすることもあります。

なぜ起きるか:

 「お世話になっているから」「失礼に思われたくない」という感覚が強いと、副業でも会社員的な「断れない」モードになりやすいのです。しかし、業務委託という関係は対等なビジネスパートナーとしての関係です。対等であることを忘れると、一方的に無理を引き受ける状況になりがちです。

対処法:

まず、「業務委託は対等な関係」という意識を持つことが大切です。そのうえで、何か困ったことが起きたときは「早めに、事実ベースで」伝えるのが基本。「本業の繁忙期と重なってしまい、今週の稼働が〇時間程度になりそうです。納品を〇日ずらしてもよいですか?」のように、状況と依頼をセットで伝えると、相手も対応しやすくなります。

「謝りながら伝える」のではなく、「状況を共有して、一緒に解決策を考える」スタンスを心がけると、長く良い関係を保てます。

うまくコミュニケーションが取れているか不安な方へ

ここまで読んで、「これ、自分のことだ……」と感じた方もいるかもしれません。

コミュニケーションのすれ違いは、悪意から起きるのではなく、ほとんどの場合「お互いの前提のズレ」から生まれます。だから、早めに気づいて少し言葉にするだけで、状況は大きく変わります。

それでも「一人ではどう対処すればいいか判断しにくい」「クライアントとの関係が気になっていて、誰かに相談したい」という場合は、専任の担当者がいるマッチングサービスの力を借りるのがおすすめです。

副業・業務委託マッチングサービス「シューマツワーカー」では、案件が始まってからも専任のコンシェルジュが一人ひとりにつき、稼働中の悩みや困りごとに気軽に相談できます。「クライアントから追加業務を頼まれて困っています」「連絡の頻度についてどう伝えればいいでしょうか」といった現場のリアルな悩みにも、一緒に考えてくれます。一人で抱え込まず、頼れる相手がいる環境で副業を続けることが、長く活躍するための近道です。

副業のコミュニケーションは「最初の一言」が大事

副業先とのすれ違いの多くは、「最初にひと言確認しておく」「小さな違和感を早めに言葉にする」だけで、かなりの部分を防ぐことができます。

よくあるすれ違いと対処法を振り返ると、こうなります。

  • 業務範囲のズレ→ 開始前に担当範囲を文章で確認し、追加業務は都度相談する

  • 連絡頻度・スピードのズレ→ 稼働開始時に自分が対応できる時間帯を明示する

  • 進捗報告のズレ→ 報告頻度を事前に決めておき、こまめな中間共有を意識する

  • 「言いにくい」の積み重ね→ 業務委託は対等な関係と意識し、早めに状況を事実ベースで共有する

副業先との関係は、一度こじれると修復が難しくなることもあります。でも、コミュニケーションの工夫次第で、長く気持ちよく働ける関係を作ることは十分に可能です。「なんか最近うまくいっていないかも」と感じたら、ぜひこの記事を参考に、まず小さな一歩を踏み出してみてください。

困ったときには、シューマツワーカーのコンシェルジュに相談するのも、ぜひ選択肢のひとつとして覚えておいてください。あなたの副業がもっとスムーズに、もっと楽しくなることを願っています。

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