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「向いているのかわからない」を解消する、副業適性の見極め方

「副業、ちょっと気になるけど、自分に向いてるのかな…」
「始めてみたものの、なんだかしんどい。これって向いてないってこと?」

こんなモヤモヤ、ありませんか? 実は、副業に興味がある人の多くが、一度はこの「向いているのかわからない問題」にぶつかります。

総務省の「令和4年就業構造基本調査」(*1)では、今の仕事を続けながら他の仕事もしたいと考える「追加就業希望者」は493万人。実際に副業をしている人の305万人を、大きく上回っています。「やってみたいけど、一歩が踏み出せない」という人が、それだけたくさんいるということですね。

*1 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査 結果の要約」
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kyouyaku.pdf

でも、安心してください。副業の向き不向きは、性格や個人の特性で決まるというものではありません。

この記事では、「自分に合うかどうか」を見極める5つのチェックポイントと、迷ったときの試し方をまとめました。肩の力を抜いて、いっしょに確認していきましょう!


目次[非表示]

  1. ・「副業に向いている人」って、そもそもどんな人?
  2. ・ポイント① 「何のためにやるのか」はハッキリしている?
  3. ・ポイント② 使える時間と体力はどのくらい?
  4. ・ポイント③ 「得意なこと」「好きなこと」を言葉にできる?
  5. ・ポイント④ 「ひとりで進める力」と「聞く力」のバランスは?
  6. ・ポイント⑤ 本業との「ルール面」は大丈夫?
  7. ・10問でチェック!あなたの副業適性
  8. ・始めてから「ちょっとしんどい」と感じたら
  9. ・迷ったら「小さく試す」のがいちばん
  10. ・「向いてるかな?」は、ひとりで悩まなくていい

「副業に向いている人」って、そもそもどんな人?

「副業向きの人」というと、バリバリ稼ぐ行動派や、スキルの高い人を想像しがちです。でも、実際はそうとも限りません。

労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査(*2)によると、副業をする理由でもっとも多いのは「収入を増やしたいから」で54.5%。そして、「自分が活躍できる場を広げたいから」も18.7%と、2割近くの人が挙げています。つまり、副業をする目的は人それぞれ。「これが正解」という型はないんです。

*2 労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.245 副業者の就労に関する調査」
https://www.jil.go.jp/institute/research/2024/245.html

だから「副業に向いている人」の正体は、特別な才能がある人ではありません。自分の目的や生活に、副業がうまくハマる人です。そこで次の5つの視点で、自分の場合をチェックしてみましょう。


ポイント① 「何のためにやるのか」はハッキリしている?

まずは目的です。たとえば、こんなものがあります。

  • 収入を増やしたい
  • 本業では触れないスキルを伸ばしたい
  • 将来の転職や独立に備えて、実績をつくりたい
  • 社外の人とつながりたい

目的があいまいなまま始めると、「思ったより稼げない…」と感じた瞬間にやる気がしぼみがちです。逆に、目的がはっきりしていれば、判断もラクになります!

たとえば「まずは実績づくり」が目的なら、最初の単価が低くても「経験が積めたからOK」と思えますよね。たとえば「スキルを伸ばしたい」なら、単価よりも、新しいことに挑戦できる案件かどうかが選ぶ基準になります。目的は1つに絞らなくても大丈夫ですが、いちばん大事なものを1つ決めておくと、ブレにくくなります。


ポイント② 使える時間と体力はどのくらい?

次は、時間と体力です。副業は、本業の「あまり」の時間でやるものなので、ここを無視すると続きません。

前述の調査(*2)では、主な副業で働く頻度は「週の1~2日程度」がもっとも多く、31.4%でした。多くの人が、ほどよいペースで取り組んでいるのがわかります。

自分の場合を考えるときは、1週間のスケジュールを書き出してみてください。通勤時間、昼休み、土日の午前など、「ここなら使えそう」という時間を数えるだけでOKです。

コツは、「毎日がんばる」より「決まった枠で続ける」こと。たとえば「平日は夜に1時間を2回、日曜に3時間」のように、無理のない形を考えましょう。睡眠や休日を削る前提なら、いったんストップです。健康が、いちばんの元手ですからね。


ポイント③ 「得意なこと」「好きなこと」を言葉にできる?

「自分にはスキルなんてないし…」と思っていませんか? 実は、本人が「普通」だと思っていることが、ほかの会社にとっては貴重なスキルだったりします。

棚卸しのヒントは、次の3つの質問です。

  • 本業で、日常的にやっていることは?
  • 周りの人から、よく頼まれることは?
  • 時間を忘れて没頭できることは?

エンジニアならプログラミング言語、デザイナーならツールの使いこなし、マーケターなら運用経験や分析、バックオフィスなら経理や労務の知識など、思いつくままに書き出してみましょう。

もっと客観的に知りたいなら、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」(*3)が便利です。興味や価値観、能力面の特徴から適職を探せる自己診断ツールがあり、無料で使えます。結果はあくまでヒントですが、自分の考えを整理するきっかけになりますよ。

*3 厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)-個人での利用-」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/PersonalUse


ポイント④ 「ひとりで進める力」と「聞く力」のバランスは?

業務委託の副業では、基本的に上司がつきっきりで教えてくれるわけではありません。納期を意識して段取りを組み、わからないことは自分から聞く。この2つが、仕事を進めるうえでの土台になります。

次のような人は、副業と相性がいいかもしれません。

  • やることを細かく分けて、順番に進められる
  • 困ったときに、早めに「ここがわかりません」と言える
  • チャットやメールでの文章のやり取りが苦じゃない

「どれも自信がない…」という人も、焦らなくて大丈夫。進捗を週に1回だけ共有する、質問をメモしてまとめて聞くなど、ちょっとした工夫で慣れていけます。苦手は、仕組みでカバーできるものです。


ポイント⑤ 本業との「ルール面」は大丈夫?

最後は、ちょっと現実的なところ。会社のルールの確認です。

厚生労働省は、2018年に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(*4)をつくり、モデル就業規則も副業を原則認める内容に改定しました。国としては、副業を認める方向で進んでいるんですね。

ただ、実際の就業規則は会社ごとに違い、許可制や届出制のところもあります。まずは自分の会社のルールを確認しましょう。

また、会社に雇われる形で副業をする場合は、本業と副業の労働時間が通算して管理されます。詳しい決まりは、厚生労働省の「わかりやすい解説」で確認できます。

*4 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン わかりやすい解説」
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000996750.pdf

業務委託の場合でも、本業の情報を持ち込まない、本業と競合する仕事は避けるなど、気をつけたいポイントがあります。本業に支障が出ないことが大前提です。迷ったら、会社の人事や労務の担当者に聞いてみましょう。


10問でチェック!あなたの副業適性

ここまでのポイントを、チェックリストにしてみました。気軽にやってみてください。

  • □ 副業でやりたいこと(目的)を、ひとことで言える
  • □ 月にどのくらい稼ぎたいか、目安がある
  • □ 週に何時間なら無理なく使えるか、答えられる
  • □ 睡眠や休日を削らずに、時間をつくれそう
  • □ 自分の得意なことを、3つ挙げられる
  • □ わからないことを、人に聞くのは苦じゃない
  • □ 納期や約束を守ることを大事にしている
  • □ 会社の就業規則を確認した(または確認する予定)
  • □ 失敗しても「経験になった」と思えるほうだ
  • □ 新しいことを知るのが、ちょっと楽しい

7個以上:もう十分に準備ができています。まず小さく始めてみましょう。
4~6個:あと少し整えれば大丈夫。チェックがつかなかった項目が、次にやることです。
3個以下:「向いていない」わけではありません。準備するポイントが見えた、ということです!

これは診断ではなく、あくまで自分を知るための目安です。チェックがつかなかった項目も、副業を始める前や始めてからの工夫で、あとから補えるものがほとんどです。点数に一喜一憂せず、「ここを整えよう」のヒントとして使ってくださいね。


始めてから「ちょっとしんどい」と感じたら

始めたあとに「やっぱり向いてないかも」と感じる瞬間は、誰にでもあります。そんなときは、すぐに結論を出さず、しんどさの正体を分けて考えてみましょう。

  • 時間が足りない:週の稼働を減らす、取り組む曜日を変えるなど、スケジュールを見直す
  • 仕事内容が合わない:別の種類の案件に挑戦してみる
  • 進め方が不安:依頼元に状況を伝えて、相談の頻度やタイミングを決める
  • 心や体が疲れている:無理せず、いったん休む

原因が「副業そのもの」ではなく「やり方」にある場合は、調整で意外と解決します。ただし、体調やメンタルに不調が出ているときは、がんばりすぎないでください。本業も含めて、自分の健康を最優先に考えましょう。


迷ったら「小さく試す」のがいちばん

ここまで考えても、「やっぱり、やってみないとわからない」というのが本音ではないでしょうか。その通りです。向き不向きは、実際にやってみて初めてわかる部分が大きいんです。

おすすめは、1~3か月、週に数時間の小さな案件から始めること。いきなり大きな仕事を受けるより、気持ちもラクですし、やめたくなったときも動きやすいです。

試したあとは、次の3つを振り返ってみてください。

  • 楽しかった瞬間は?
  • しんどかった瞬間は?
  • もう一度やるなら、何を変える?

「思ったより合わなかった」という結果も、立派な収穫です。時間帯なのか、仕事内容なのか、進め方なのか。原因がわかれば、次の選び方がうまくなります。


「向いてるかな?」は、ひとりで悩まなくていい

とはいえ、「自分のスキルで案件が見つかるかな」「この働き方で合ってるのかな」という不安は、ひとりで考えるほど大きくなりがちです。

私たちが運営する副業・業務委託の人材マッチングサービス「シューマツワーカー」では、個人の方にも専任の担当者がつき、フォローアップや個別の相談を行っています。はじめての副業・業務委託の方にも、安心して一歩を踏み出していただけるサービスです。

「自分に合う仕事って、どんなもの?」「どのくらいの時間なら無理なく続けられる?」というところからでも、気軽に相談してみてくださいね。

「向いているか」を考えすぎるより、まずは小さな一歩を。その経験が、あなたに合った働き方を教えてくれるはずです。

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